土浦市の陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地の東側にある手打ち蕎麦店。
玄関に薄オレンジ色の暖簾が掛かってた。
店頭にメニューはなかったが、玄関脇の小窓に営業時間が表示されてた≫人気blogランキング
切妻屋根の南北に長い民家風平屋。
南側民家脇に駐車スペースがあった。
暖簾をくぐり、引戸を開けて中に入ると、段差のある玄関スペースになってた。ここで靴を脱いで上がる店のよう。
開店時間直後だったが、すでに靴がいっぱい並んでた。
わかりにくいが、右手廊下の先が客席。玄関の正面壁の向こう側が厨房で、左手にはそば打ち部屋があった。
玄関にはだれもいなかったし、出てこなかったので、靴を脱いで店内に上がり、右手廊下の奥へ。
廊下の先の暖簾をくぐると、板張りのリビングダイニング風空間になってて、テーブルが縦横に配置されてた。
その奥が和室になってて座卓が配置されてた。
テーブル席はすでに満席。接客係の女性に、どうぞと迎えられて、和室の1つだけ空いてる席へ。
厨房では、髪を後頭部で結わえた50代位の男性が働いてて、店主のよう。接客担当の奥さんらしき女性と2人で店をきりもりしてた。女性はとにかく忙しそうでテキパキ働いてた。
席に座るとメニューを渡され、わりとすぐにお茶も運ばれてきた。
メニューは手作り感のある小さな冊子型で、メニューはシンプル。
天ざる￥１９８０、とかけそば￥８８０を注文。
天ざる ￥1980
開店直後の１巡目の最後の客だったためか、料理が出てくるまで４０〜５０分かかった。
先に、天ぷら、そばつゆ、薬味が運ばれた後に、茹でたてのそばが運ばれてきた。（そばつゆは、天ぷらにも使ってくださいとのこと）
蕎麦は、緑かかった色をしたエッジのある細打ちそばで、口に含むとそばの香りがしっかり感じられ、そば特有のぬめりがあり、のど越しがいい。つゆは、甘みのない濃い口タイプで、そばの風味をひきたててる。
天ぷらは、海老（透明じゃないちゃんとした海老）、白身魚（きす？）、小柱かきあげ、たまねぎ、モロッコいんげんの盛り合わせで、色白の衣でサクッと揚がってた。
かけそば ￥880
かけそばは、緑色の丼で運ばれてきた。
醤油色薄めの澄んだつゆの中に入ってる太めのそばは、つゆの熱に負けず、もっちりした食感。つゆは、だしの風味豊かで、甘さはないが、塩分が適度でマイルド。そばの風味がナチュラルに味わえた。
そば湯
そば湯は熱々で、木肌のきれいな湯桶にたっぷり入ってた。
やや白濁してて、ポタージュまではいかないが、ぽったりとしてた。
後から入店してきた人たちは、客席との境の暖簾から顔を覗かせて、接客担当の女性に、空き席や待ち時間などを尋ねた後、玄関スペースで待ってた。
長閑な地域でしっかり蕎麦の味が楽しめた。２人で切り盛りしてて、接客が手薄気味なので、時間がある時にいきたい。
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■『きなり』
茨城県土浦市烏山4-1990-8
電話：029-841-5102
営業：11:45~17:00
定休日：水曜
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