コレド日本橋4階にある天ぷら店。平成16年、コレド日本橋の開業時に開店。
漆喰風壁と丁子（ちょうじ）色の暖簾のかかった、高級感ある店構え。
芝海老のかき揚げを崩して塩で食す「天ばら丼」の元祖の店らしい。昼に立ち寄った≫人気blogランキング
店頭にメニューが出てた。
魚新は、明治23年、東京赤坂で鮮魚店として創業。花柳界料亭への仕出屋を経て、昭和55年、天ぷら魚新となり、日本橋、西麻布、赤坂などで天ぷら・割烹料理店として営業していたが、令和2年、コロナ等の影響により倒産。現在は、とんかつ専門店「かつや」を中心に18ブランド、国内外合わせて745店舗を展開（2021年12月現在）する、アークランドサービスホールディングス株式会社（本社：東京千代田区）の子会社（株式会社ミールワークス）が天ぷら魚新2店舗を運営する。
暖簾をくぐり店の中へ。
店内は横に長い方形。奥がL字のカウンター席、通路を挟んで手前にテーブル席（4人×2）が配置されてた。他に個室があるみたい。
いらっしゃいませ、と体格のいい調理着姿の男性に迎えられて席へ。
カウンター内にいた男性が揚げ担当のよう。1人で食材の準備などを行ってた。接客係は体格のいい男性と女性2人の3人だった。
天ぷら定食￥1800、天丼￥1320を注文。
カウンター席には、天ぷら用の皿、お盆＆箸がセットされてた。
調味料は、岩塩、カレー塩、天つゆが準備されてた。
揚げ担当は、下準備済みの食材（海老、きす、野菜類）を衣にくぐらせると、カウンター席の角の部分にある油の中に次々投入してて、3〜4人分くらいまとめて揚げてた。天ぷら定食は、最近流行の揚げたてを数品ずつ、2〜3回に分けて提供するシステムではないよう。
5〜6分位経過すると、揚げ油から投入した食材を取り出し、上下に数回振って油切りをすると、次々に天ぷら用バットへと載せていく。
天ぷら定食の天ぷらは、カウンター内でお皿に盛り合わされ、天丼用とそばの天ぷらは、バットに載せたままカウンター右手奥にある厨房（客席から見えない）へと運ばれ、盛り付けされた後、客席へと運ばれてきてた。
天ぷら定食 ￥1800
天ぷら定食は、注文後すぐに天つゆ鉢＆薬味（レモン、大根おろし）が運ばれてきて、天ぷらが揚がったタイミングで、お皿に盛られた天ぷら、ごはん、赤だし、漬物が運ばれてきて、天ぷらは、カウンターの定位置に、ご飯とみそ汁はお盆の上に置かれた。
天ぷらは、海老2、きす、野菜2（茄子、玉ねぎ）、かき揚げの6点盛り。カラッとしすぎない、サクッとした衣で揚がってた。
海老は身が透明（←PH調整剤漬け）ではないちゃんとした海老が使ってあり、きすの質もまあまあ。茄子と玉ねぎは大きめ。かき揚げは、芝海老＆玉ねぎで、小さめサイズながら、海老の食感と風味に、玉ねぎの甘さが加わった豊かな味で、塩でも天つゆにも合う感じ。（ごはんにのせて、塩で食べたらミニ天ばら丼になる）。
ごはんはお替わりができ、赤だしはしじみで、漬物は壬生菜風のものだった。
天丼 ￥1320
天丼は、ごはんの上に、海老2、野菜3（なす、かぼちゃ、玉ねぎ）が載ってて、しじみの赤だし、漬物が付いてる。
天ぷらはサクッとした衣で揚がってた。海老は透明ではなく、野菜は3つとも大きめで食べ応えがあり、少し甘めのタレは醤油色薄めで衣とごはんに適度に絡んでて、品のいい天丼に仕上がってた。
客席が満席になったころ、奥厨房から店主らしき年配男性がカウンター内と現れ、揚げ担当の男性をサポートするように2人で揚げ作業をしてた。暑い季節の揚げ作業は大変なので、交代＆サポートできるよう2人態勢にしているのかも。
昼の天ぷら定食は、最近流行の揚げたてを数品ずつ、2〜3回に分けて提供するシステムではないが、海老の質がよく、料理の内容重視の店のよう。
おしゃれな雰囲気で、老舗の天ぷらを味わえて良かった。
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■『日本橋 天ぷら魚新』
東京都中央区日本橋1−4−1 コレド日本橋4F
電話：03-5205-7661
営業：11:00~15:00（コースLO 13:30､LO 14:30）
17:30~23:00（コースLO 21:30､LO 22:00）
土日祝は~20:00（コースLO 19:00、LO 19:30）
定休日：無休
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