銀座の寿司店『すきやばし次郎』が日本橋高島屋本館に出した支店。
白壁に紺地の暖簾が掛かり、華美のない和風の店構え。8階レストラン街ではなく、７階の和服や和装品店の脇にある。
昭和47年から、当初から店を任されていた河端進が暖簾分けとして営業≫人気blogランキング
店頭にメニューが出てた。
開店前に着き、店頭の椅子に座ってたら、接客担当の女性に丁寧に人数を尋ねられた。
開店時間より少し前に、接客担当の女性が店内へ誘導してくれた。
暖簾をくぐると、正面〜右手へL字の通路があった。
その先が、右手が厨房に面したカウンター席、通路を隔てた左手にテーブル席（4人×3）のすっきり機能的な客席になってた。
いらっしゃいませ、と笑顔で迎えられてテーブル席へ。
テーブルには、すでに、人数分のお茶、おしぼり、箸、醤油皿が準備されてた。
メニューから、ちらし￥3850、盛り合わせ￥4950を注文。
あまり広くない寿司カウンター内では、4人の寿司職人が働き、高級寿司店の雰囲気。接客担当の女性も3人くらいいて、やさしく丁寧に接客してた。
接客担当の女性が注文品をカウンター内に伝えると同時に、カウンター内の寿司職人が注文品を作りはじめてた。
あっという間に寿司は出来上がり、テーブルへと運ばれてきた。
ちらし ￥3850
ちらしは、常連の年配の女性客に人気のよう。
丸い器に、鮮やかな赤色の車海老を真ん中に、マグロ赤身、マグロ中トロ、かまぼこ、玉子焼き、穴子、酢レンコン、椎茸、白身魚、アジ、イカ、赤貝、栗、海老のおぼろ（でんぶに見える）、栗がきれいに盛られてる。
具材の下には、かんぴょう、もみ海苔を散らした酢めしが入ってる。
魚介はどれもいっさい臭みがなく、特に赤貝（身とヒモの部分に分かれてる）甘みがあって、質&鮮度の良さを感じる。穴子は身が繊細で口の中で溶けるような食感。
玉子焼きは自家製のよう。やさしい甘みがあって、しっとり柔らかでに焼き上げてある。海老おぼろは一般的なでんぶんとは別物で、繊維感なくふっくら＆しっとりしてて上品な味わい。かまぼこは添加物の少ない上等品。栗は甘くて箸休め的存在。
酢めしの量がやや控えめだが、内容が盛りだくさんでしっかり満足できた。
盛り合わせ ￥4950
盛り合わせは、にぎり7貫（ウニ、車海老、アジ、穴子、中トロ、鯛、マグロ赤身）、玉子焼き、鉄火巻き6ヶ。
にぎりは口の中でほどけるように握ってあり、質&鮮度のいいネタとのバランスがいい。鉄火は具が大きめで、しっかりマグロが味わえた。
相当いろいろ寿司も食べ歩いたが、ここのは今まで一番の上質で、江戸時代からの本場の伝統を感じた。魚介は、質、鮮度だけでなく、管理も大事のよう。
銀座の本店に行くと数万円もかかるようだが、ここでは比較的お手頃価格で食べられる。買い物ついでに一度、本格的寿司を食べてみるのがおすすめ。
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■『すきやばし次郎 日本橋店』
東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋タカシマヤ7F
電話：03-3211-4111
営業：11:00~19:00
定休日：不定休（高島屋に準ずる）
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