昼のみ営業の手打蕎麦店。店主は、地元の常陸秋そばを毎日必要な分だけ製粉し、母親から受け継いだ技でそばを打つ。

切妻2階建ての民家裏手にある、古民家風の平屋。

自宅の軒先が、約5〜6台分の駐車場になってた≫人気blogランキング


日立駅の約15km西北西にある。

県道33号の吹上米穀店の斜め向かいに、6〜7本の幟や看板があり、赤い矢印も出てた。ここから東に入る。



長閑な景色の中を道なりに進むと、民家がまばらに建ってる。

 

さらに進むと、ミラー脇に「いらっしゃいませ」の幟が見え、ここで左に折れると、小さな集落がある。



なだらかな上り坂が、熊野神社の鳥居へと伸び、その坂の途中に店があった。



自宅の一部を改造した店舗で、素朴で温かな雰囲気。

紺地の暖簾をくぐり、玄関引戸を開けて入った。



中店内は少し横に長い方形。奥に小上がり席があり、通路を隔てて、手前にテーブル席があって、左手奥が厨房になってた。

天井は高く、縦横に柱や梁が通ってて、床&壁が板張りで、古民家&山小屋のような素朴な雰囲気。

いらっしゃいませ、と店主夫妻らしき60代位の男性と女性に和やかに迎えられて、席にすわった。夫婦2人で切り盛りしてるよう。



玄関横には、地元で獲れた新米が販売されてた。

  


メニューは少ないが、そばが3種類(四六、二八、十割)あって、蕎麦を味わえる。

二八そば野菜天付¥1300、十割そば海老天付¥2000、そばがき¥1400、けんちんそば¥950を注文した。

 

そばがき ¥1400

そばがきは、練ったまんまの形で、中鉢に入ってて、これに、たれ(=そばつゆ)、甘だれ、漬物、わさびがついてた。

甘だれは、甘じょっぱいみたらし風のものかと思ってなめてみたら、黒蜜っぽいコクのある蜜だった。そばがきに、甘いたれが付いてるのは初めて。

そばがきは、箸で簡単に取り分けられた。食べてみると、まんべんなく空気を取り入れながらら練ってあるようで、ふんわり柔らかく、餅よりやさしい粘り&もっちり感で、そばの香りが口の中に広がる。

そばつゆをつければ主食に、甘だれおつければ、蕎麦団子っぽいおやつの味で楽しめた。食感が軽いので、あっという間に食べきってしまった。

 

二八そば、野菜天付 ¥1300

二八そばは、四角いせいろに盛られてて、これに天ぷら5点盛り(海老、なす、さつまいも、しめじ、春菊)、そばつゆ(猪口&徳利)、薬味(わさび、ねぎ)、漬け物が付いてた。

そばは、薄茶色をしてて、手打ちらしく3〜4mm位と少し太さにばらつきがあった。表面が少しざらざらとしてて、密度があってもっちりとしてる。そばつゆは、出汁の風味軽めで、甘さ&塩分の程いい、中口タイプのもの。出汁が軽めの分、そばの風味が素直に味わえる。

天ぷらは、油を含んで、サクッと揚がってた。

 

けんちんそば ¥950

けんちんそばは、作りたての熱々で、黒っぽい丼に入ってて、これに春菊の天ぷら、漬物が付いてた。

けんちんそばは、たっぷりの野菜&具(大根、人参、里芋、こんにゃく、油揚げ、しめじ、ごぼう、しいたけ、白菜など)の下に、そばが入ってた。

このけんちん、大根は飴色で角がとれる位柔らかく、里芋は白さ&歯ごたえが有るくらいの柔らかさ、で、大根と里芋が時間差をつけて煮てあるよう。そばは、熱とつゆのうまみを含んで、短め&柔らかめながら、常陸秋そばらしい粘り&風味がある。

それぞれの具材からの旨み&風味が合わさって、そこに蕎麦が加わって、素朴で滋味深い味に仕上がってる。食べてると、大地のめぐみが、心と体にじんわり浸透していくような、いままで食べた中で、最上級のけんちんだった。

 

十割そば、海老天付 ¥2000

十割そばは、丸皿に載せた竹簀(すのこ)の上に盛られてて、これに、天ぷら5点盛り(海老2ヶ、なす、しめじ、春菊)、そばつゆ、薬味(わさび、ねぎ)、漬物が付いてた。

十割そばは、二八より、濃いめの茶色で、太さも若干太め。しっかり打ってある、堅めのそばだが、堅さの中に粘りがあって、しなやかさのある堅めのそばになってる。そばの風味と甘さがしっかり感じられる。


そば湯

そば湯は、うっすら白濁してて、葛湯みたいに軽くぽったりとしてた。

そばがき、けんちんそばは、やさしく、深みがあって、故郷の味って感じ。次回は、二八けんちん、十割けんちんを、食べてみたい。鄙びた場所にあるが、本格的な蕎麦の味を楽しめる。おすすめ度7.2。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ つくば情報へ
にほんブログ村   ブログバナー4
       ↑
  応援クリック、お願いします♪

『そば処 かねさん』
 茨城県常陸太田市中染町2674
 電話:0294-85-0467
 営業:11:30~14:00
 定休日:木曜
 店内禁煙