
取手市の老舗洋食店。店主は、東京銀座の三笠会館で23年働き、この店を開いて20年以上経つ。
白いタイル貼りビルの1階にある。
10m西の駐車場の3台分が、この店用になってた≫人気blogランキング

テレビでも紹介されたことがあるよう。
取手駅の約1.5km東にある。つくば方面からは、県道229号〜11号へと分岐する交差点(ヤオコーがある)で西に折れて、400m程行くとある。

店頭に、ランチメニューと日替わりランチの内容が表示されてた。
玄関ドアを開けて入った。

店内は、縦に長い方形。市松模様のフロアーに、壁には印象派風の画絵が飾られ、機能的でお洒落な雰囲気。

玄関ドア近くが4人用テーブル×2になってて、店内中央には、8〜10人用ほどの大テーブル席、その先に2人用テーブル×2が配置されてて、最奥がコンパクトな厨房になってる。
いらっしゃいませ、と60歳位の女性に、いらっしゃいませ、とキビキビとした対応で迎えられて、席へと案内された。奥の厨房では、恰幅のいい店主らしき男性が1人で調理を担当してて、夫婦2人で切り盛りしてるよう。


ランチメニューから、名物の餃子カツレツ¥860とポークヒレカツ¥860を注文した。
ちょっと待ってたら、料理が、ライス、スープと共に運ばれてきた。



餃子カツレツランチ ¥860
餃子カツレツは、ロースカツのように揚がってて、7つにカットされてた。
一切れを横に倒してみると、上下約5mmの厚さの豚肉の間に、刻んだ餃子の具を夾んであった。
餃子の具には肉はないが豚肉で夾まれているので、食べると餃子の風味なのに、普通の餃子以上に肉の存在が感じられ、そこにサクッと揚がった衣の風味が加わって、普通の餃子にはない、ボリュームと香ばしさが加わってる。
半分位までソースで食べた後、残り半分は醤油で食べてみた。ソースで食べれば、洋風に、醤油で食べれば和風の料理として味わえ、どちらも、ごはんにぴったり合う。
ここの餃子カツレツを食べたら、普通の餃子がもの足りなくなりそう。


ポークヒレカツランチ ¥860
ポークヒレカツランチは、長径10cm強のヒレカツ3枚に、サラダが添えてられ、ごはん、スープ付き。お手頃価格でしっかりしたヒレカツが食べられるなんて、驚き。

日替わりランチ:
ハンバーグステーキとイカフライ盛合せ ¥860
とある日の日替わりは、ハンバーグステーキとイカフライ盛合せで、いくらか小ぶりのハンバーグに、イカフライ2ヶ、サラダが添えられてて、これに、ごはん、スープが付いてた。




日替わりランチ:
若鶏唐揚げ野菜あんかけ ¥860
またある日の日替わりは、若鶏唐揚げ野菜あんかけで、唐揚げ5ヶの上に、玉ねぎ、赤パプリカ、ピーマン、竹の子入りの甘からい餡がかかってて、サラダが添えられてて、これに、ごはん、スープが付いてた。




カニクリームコロッケランチ ¥860
カニクリームコロッケは、厚みのある楕円系のカニクリームコロッケ2ヶに、生野菜が添えられて、ごはん、スープが付いてる。やや細めのパン粉でサクッと揚がってて、中には玉ねぎ、カニ身が入ってた。



ミックスフライランチ ¥860
ミックスフライランチは、海老など4種盛りでタルタルソースがトッピングされてて豪華だった。


ハンバーグステーキランチ ¥860
ハンバーグステーキランチは、ふっくら焼けてた。厚みのあるハンバーグを中央で割ってみると、肉汁が染み出てきた。肉の味がしっかり楽しめる、良くできた洋食屋のハンバーグ


牛肉の焼肉ランチ ¥860
牛肉の焼肉ランチは、お皿いっぱいに、薄切りの牛肉が敷き詰めてあって、肉の下には、これまたたぴりの野菜が納まってた。


コーヒー
ランチには、コーヒーが付いてる。暑い季節には、アイスコーヒーもある。

昼はランチメニューだけなので、夜のメニューを食べるべく行った。

店頭に、ステーキ、オムライス、ドリアなど、ランチにはなかったメニューが表示されてた。

昼より落ち着いてて、レストラン兼洋風居酒屋っぽい雰囲気。

生ビール(中)¥630
せっかくなので、まずは、生ビールを注文!しっかり冷えてた。





そして、グランドメニューや壁のメニューから、心いくまで注文した。


鯛と帆立貝のカルパッチョ ¥1350
鯛と帆立貝のカルパッチョは、レモン、プチトマトと一緒に和えてあって、周りにスライスレモン&プチトマトを添えて、カラフルに豪華に盛りつけてあった。レモン、マスタードが利いてて、洋風でさっぱりとした味に仕上がってた。この店の自信作のよう。


左:コンビネーションサラダ ¥530
右:きのこサラダ ¥650
コンビネーションサラダは、ガラスの器に、レタス、キャベツ、きゅうり、トマト、オニオンなどが、立体的にも盛られてて、自家製のドレッシングがかかってた。器に、ぎっしり詰め込めこむように、盛られてて、見た目よりずっとボリュームがあった。
きのこサラダは、生野菜の上に、きのこがたっぷりのってて、醤油風味のソース(ドレッシング)がかかってて、これもボリュームたっぷりだった。



左:若鶏の唐揚げ ¥780
右:イカゲソ唐揚げ ¥680
若鶏の唐揚げは、揚げたての超熱々のが運ばれてきた。お皿の上に、重なるように、7ヶが盛られてた。サクッとした衣の下の鶏肉は柔らかく、とてもジューシーだった。
イカゲソは、少し濃い色に揚げてあって、下味が付いてて、ビールにぴったりの品。


左:青リンゴサワー ¥400
右:ワイン(ハーフボトル)¥1050
青リンゴサワーやワイン(ハーフボトル)も注文。


ビーフシチュー温野菜添え ¥1350
ビーフシチューは、5〜6cm程の牛肉4ヶが柔らかく煮えてて、フライドポテト、人参、インゲンが添えてあった。しっかり煮込んであって暗褐色のソースは深みのある味わい。肉の量が多くて、男性に人気がありそうなお得なビーフシチューだった。


和風ビーフステーキ ¥2100
和風ビーフステーキは、表面積の大きい、厚み1cm程のステーキで、表面に赤みかかった肉汁が染み出る位に焼いてあって、大根おろしをトッピングし、醤油風味のソースがかかってた。




サーロインリブロースステーキ ¥2100
サーロインリブロースステーキは、表面積の大きい、厚み1cm程のステーキで、こんがり編み目状の焦げ目を付けて焼いてあった。
3種の薬味(マスタード、ニラ&ねぎ、おろし醤油)が添えてあって、いろんな味で楽しめた。


オムライス ¥860
オムライスは、端の尖ったフットボール型をしてた。薄焼きの玉子の下には、香ばしいケチャップライスが入ってて、昔懐かしいオムライスだった。




左:チキンピラフドリア ¥860
右:きのこと帆立貝のピラフドリア ¥860
ドリアは、暑い季節には、注文できなかったため、涼しい時期に再訪して食べた。
ドリアは、焼きたての超熱々のが運ばれてきた。
チキンピラフドリアは、耐熱皿縁からホワイトソース&鶏肉が、少し盛り上がるように隆起してて、表面には、焼き色が付いてた。滑らかでコクのあるホワイトソースの上には、こんがり焼けて香ばしい鶏肉が多めに載ってて、ソースの下には、炒めたてのケチャップライスが入ってた。
きのこと帆立貝のピラフドリアは、ホワイトソースの中央に、玉子を落とし、それを囲むように、帆立の貝柱を載せて、表面にきのこを散らして、こんがり焼きあげてあった。ソースの下には、炒めたてのケチャップライスが入ってて、中央の玉子の半熟になった黄身が流れ出して、ホワイトソースやケチャップライスに絡んで、複雑な味で楽しめた。
ここのドリアはとても気に入った。茨城県南でいろいろ食べたが、ここのほど出来の良いのは思い当たらない。




ハンバーグステーキディナー ¥1600
ハンバーグステーキディナーは、デミグラスソースのかかったハンバーグに、コーンポタージュス、サラダ、ライス、コーヒーが付いてて、お腹いっぱいになった。
昼も夜も、信じられないくらい良心的価格ででボリュームたっぷり。接客がテキパキとしてて、最初はちょっと驚いたけれど、このテンポで夫婦2人で切り盛りしてるからこそ、この価格で営業できてるのだろう。
古きよき時代の、洋食の伝統と技を受け継いでて、一切手抜きなしなので、安心して食べられる。こんなところにこんなに上質な洋食屋があったとは意外や意外。おすすめ度は、7.6。

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■『トレボン』
茨城県取手市東6-37-4

営業:11:30~14:00
17:00~22:00
定休日:月曜
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