老舗蕎麦店。今年3月、土浦市に移転した。

土浦駅の約2km西で、イオンモール土浦からも近い。県道123号沿いの上高津交差点の西220m程のところにある。

簡素な箱形の平屋建て。以前別の店だった建物で、手を入れて改装したよう≫人気blogランキング

店主は、『柏 竹やぶ』の創業間もなくの頃(店舗が駅前にあった時代)の阿部孝雄氏の3番弟子で、5年間修行し独立。1977年に土浦市桜町に店をオープン、その後、つくば市でしばらく営業し、研究学園駅近く→阿見町を経て、ここに移転した。

建物東側が、やたらに広い空き地で、存分に駐車できる。



2重の玄関扉を開けて店の中へ。

店内は、横に細長い長方形型。右手のガラス窓の向こう側が、コンパクトなそば打部屋になってた。

正面〜左手は、奥が細長い厨房とそれに面したカウンター(席は3〜4つ)になってて、通路を隔てて、手前の窓に沿ってテーブル(4人×4)が配置されてて、その左奥には、お座敷席があった。

いらしゃいませ、と接客係の女性に迎えられて、席に座った。

おろしたての真っ白い調理着をピシッと着て厨房にいた、約60歳の細身の男性が店主。奥さんらしき女性と、接客担当の女性2人と計4人で店を切り盛りしてた。

 
 


入口近くに掲示されてた、ランチ¥950を注文した。ランチは、せいろ&小丼のセットで、丼が天丼orかつ丼から選べた。


or
ランチ:せいろ+天丼orかつ丼 ¥950

先に、黒塗りのお盆で、せいろそば、そばつゆ&薬味が運ばれてきた。ちょっと遅れて、作りたて熱々の小丼も運ばれてきた。

そばは、2mm弱程に整った、色白の細打ちそばで、丸笊に量やや控えめに平らによそってあった。そばつゆは、甘さと塩分とのバランスのいい、きりっとした濃い口タイプのもので、サラダ、薬味(小ねぎ、わさび)、漬物、フルーツが添えてあった。

小丼は、天丼が、ごはんの上に、海老2ヶ+野菜が載ってて、かつ丼は、揚げたてで、厚みのちゃんとあるトンカツが、玉ねぎとともに、少し甘めのダシ&玉子でとじて、ごはんの上に載ってた。

厚焼き玉子や、そばがきなどが食べたかったので、再訪。


厚焼き玉子 ¥600

厚焼き玉子は、程よく撹拌した玉子が、ダシをしっかり優しく含んでて、まさしく『柏の竹やぶ』の味。



天婦羅盛り合わせ ¥1100

天婦羅盛り合わせは、車海老2ヶ、きす、なす、などが盛り合わせされてる。薄衣でサクッと油切れよく揚がってて、海老の質がよく、専門店に負けない、理想的な天ぷらで、県南トップの腕と技。


せいろ ¥680


そば湯

そば湯は、ほのかに白濁してるナチュラルタイプのものだった。



かけそば ¥680

かけそばは、ダシの風味よく、マイルドで上品なそばつゆの中に、熱とそばつゆを含んで、ふっくら膨張したそばが入ってる。せいろより、柔らかめで、その分繊細な味わい。



天ぷらそば ¥1200

天ぷらそばは、かけそばの中央に、厚みのある丸形の天ぷらを浮かべて、その上に天玉がトッピングされてる。

天ぷらは、中サイズの海老(さいまき海老)が、4〜5け入ってて、サックサック。


玉子とじそば ¥800

玉子とじそばは、玉子の分、やや薄味仕立てになってた。



かつ丼 ¥900


鍋焼きうどん ¥1100


そばがき ¥900

そばがきは、小さめクシ型のが、器の中にそば湯とともに入れてあった。ふっくらモチモチとしてて、小さめなので食べやすく、シェアしやすい。


土浦イオンに近いので、買い物ついでに立ち寄った。



日がくれると、鄙びた風情が、老舗そば店っぽい。

つくばの店は、凝った造りで高級感て感じだったが、鄙びた雰囲気も落ち着く。


左:瓶ビール ¥500
右:冷酒(高清水300ml)¥800


左:お通し(そば味噌)
右:お新香 ¥350

お通しは、そば味噌が運ばれてきた。

艶のいい甘口の味噌の中に、香ばしいそばの実が入ってて、食感と風味のアクセントになってる。


天だね ¥700

天だねは、厚みのある丸形の天ぷらで、中に、中サイズの海老が入ってた。



左:鶏の照焼き  ¥650
右:揚げ出し豆腐 ¥450

鶏の照り焼きは、鶏肉と長ネギが、甘からいタレを絡めて炒めてあって、揚げ出し豆腐は、あんかけになってて、豆腐にタレがしっかり絡む。



左:板わさ ¥550
右:鴨焼き ¥800

板わさは、白いかまぼこが厚切りになってた。たかがかまぼこ、と思う人は、おろかもの。かまぼこは、質によって、ピン〜キリまで、あって、もちろん価格も質に相応してる。

スーパーにある、1本¥200前後のものは、柔らい弾力が特徴で、添加物が多く使われてる中級以下の品で、魚の味がしない。

この店のは、身がしまってて、密度がしっかりあって、上級品。

鴨焼きは、厚めの鴨肉が、うっすら肉汁滲み出すくらいに焼いてあって、柔らかでジューシー。



せいろ(新そば)¥680

きりかわった、新そばをせいろで注文。

ほんのり緑かかった細打ちそばで、口の中にいれると、そばの膨よかで奥ゆかしい香りがしっかりとかんじられる。もっちり&軽いねばりが新蕎麦ならでは味。

有名蕎麦店で修行したからと言って、そばの名店になれるわけではない。そば打ちの技術と共に、そばつゆ、天ぷらの技術は、もちろん欠かせず、食材に対する素養や、選別がんも必須。それより必要なのは、おいしい物を作ろうとする心がまえ。それがなければ、体裁だけ整えて、中が空洞の、ありふれたチェーン店のもどきのものとなる。

初めて来店した時から、店主は、ほとんど変わらず、ストイックにそば打ちに励んでる。ランチもお得だが、この店の本質に触れたいなら、メニューが限定されてるランチタイム以外の時間帯に訪れたい。

『柏の竹やぶ』の未だ修行中の若い職人の作った厚焼き玉子より、熟練した技術で作られた地元のこの店の方が、おすすめ8.3!

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ つくば情報へ
にほんブログ村   ブログバナー4
       ↑
  応援クリック、お願いします♪

■『夫婦庵』
 茨城県土浦市上高津750-4

 電話:080-6783-0838
 営業:11:30~14:00
    17:30~21:00
 定休日:火曜日

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。