東京浅草の明治35年(1902)創業の和菓子店『舟和』の看板商品は、芋ようかん。

「芋ようかん」は、創業者の小林和助が、和菓子職人の石川定吉と共に、芋を研究し、蒸し方、砂糖の量など研鑽して、当時高価で庶民が食べられなかった煉ようかんの代わりに、身近なさつま芋を使って完成した。

筑波西武1階に『舟和』の店舗があるので、買いに行った≫人気blogランキング



あんこ玉との詰め合わせと、芋ようかんだけの品(10本、8本、5本、3本入り)があって、バラ売り(1本¥120)もしてた。芋ようかん5本入りを購入すると、雷門の絵柄のビニールの手提げ袋に入れて渡してくれた。小さいのに、重みがあって、重量感がある。

子どもの頃、家では祖母が、蒸し器で「ふかし芋」をよく作っていたが、私は硬い部分や柔らかい部分があったりするし、食べると胸につかえるようで、あまり好きじゃなかった。

東京に出てきて、初めて『舟和』の芋ようかんを食べた時は衝撃だった。さつま芋がこんなにおいしいものになるとは驚きで、しばらくハマって買い続けた。



青海波&船のレトロな柄の包装紙に包まれてる。



包み紙を取ると、中には、縦8.5×横13×高さ3.5cmの紙箱が現れた。

紙箱の上には、芋ようかんの発祥と作り方、食べ方などが表示されてた。

原材料の甘藷を一本一本手で皮をむき、着色料・保存料・香料を一切使わず、砂糖と少量の食塩を加えて造っているとのこと。


芋ようかん(5本)¥648

蓋を開けると、中に、芋ようかんが5本隙間なく密着して入ってた。

芋ようかんは、若干くすんだ黄色をしてて、1本が、約縦2.4×横8×高さ3cmで、約70g。

互いに密着して紙箱に収まってた。形を崩さないよう、箱の脇を開いて(のりしろの部分を剥がして)、端の方のを引き離すようにそっと持ち上がると、密着してた部分に滑り込むように空気が入って、軽く剥がれた。



芋ようかんは、芋らしく表面が粉粉&ざらざらとしてて、崩れやすそうに見えるが、意外に硬めで、エッジの部分も崩れることなく、しっかり形を保ってる。

裏ごしほどではないが、芋の形をほぼ残すことなくマッシュした後、再び拍子型に形成されて作られてる。



手で持って、口に入れ、咀嚼して、飲む込む、そのすべての過程において、硬さ、密度、粘り、水分量、食感、味、香り、などがさつまいの美味しさが凝縮した感じ。

加工して姿形を変えているのに、さつまいもの良い味だけを再現してるとは、まさにすご技。

焼き芋や、干し芋を食べる機会の方が多く、ここ10年くらいは、この芋ようかんを食べていなかったが、玉川堂ので芋ようかんを久しぶりに食べて思い出した。

飽きることなく、さつま芋そのものの味を、現物のさつま芋以上のおいしさで、味わうことができる。歴史に裏打ちされた浅草伝統の凄味を感じる逸品。

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『舟和』本店
 東京都台東区浅草1-22-10
 電話:03-3842-2781
 営業:
 平日10:00~19:00
 土曜9:30~20:00
 日祝9:30~19:00
 定休日:無休