池袋にある小さな和菓子店。2004年、自宅の玄関先にオープンした。

池袋東口から、南東350mにある。アイボリー色の2階建て。民家風玄関の隣が、古風なしつらえの幅1間弱の店舗になってた。

どらやきの人気店だが、栗蒸し羊羹があると聞いたので行った≫人気blogランキング



池袋から行くと、店はややわかりにくい。どらやき、すずめや、という看板があるのを見つけたが、店は見当たらなかった。この角を右に5m行くと店があった。

すずめやの店主は、日本橋『うさぎや』で修行した人らしい

日本橋『うさぎや』は、現在のように、カステラ生地2枚で餡を挟むどらやきを大正時代に、考案したとも言われてる、上野の和菓子屋「うさぎや」の系列店(うさぎやの3男がはじめた店)。ちなみに、阿佐ヶ谷「うさぎや」は、うさぎやの長女が始めた店。



中に入ると、黒漆風の卓の上に、朱皿に載せられた和菓子6品が並んでて、商品はこれだけのよう。

その向こう側に女性店員がいた。何にしましょうか、と聞かれ、一瞬とまどった。少し考えて、注文品を告げると、なれた雰囲気で手早く、引き出しから栗蒸し羊羹を取り出して、紺地の紙袋に商品を入れて、それをレジ袋に入れて渡してくれた。

ごく小さい店だが、客は合間なく来てた。


栗むしようかん(1ヶ)¥200

栗むしようかんは、信玄餅のように、白い和紙で包まれてた。白い和紙の中には、透明セロファンで、くるんと巻かれた状態の栗むしようかんが入ってる。「すずめ」のシールを剥がすと、巻いてあるセロファンがクルンととれる。



栗むしようかんは、縦2.5cm×横5cm×高さ2.5cmと、小さめサイズで、羊羹の生地の中に、大小の栗が混じってるタイプの栗蒸し羊羹。

羊羹の容量の半分が栗かと思うくらい、栗はたっぷりめ。羊羹の生地は、固めで、包丁で切る時も、たわむことなく、跳ね返すような弾力があった。



半分に切ってから、食べてみた。

固めの生地は、甘さかなり控えめで、もちもちとした食感。固くなりかけた餅のように、粘りは少なく、手で割ろうとすると、ちぎれるかのように割れる。その中に、ホクホクとした食感の栗がうまるようにして入ってた。栗は、羊羹の生地よりさらに、甘さ控えめで、栗そのものの甘さだけって感じ。よけいな甘さがないので、栗本来の味がストレートに感じられる。

大量生産品とはちがって、添加物を全く使わず、さらに、最小限の砂糖だけで作ってある、ナチュラルで素朴な味わいのくる蒸し羊羹で、大地に根ざした味がする。

よけいな糖分を使ってないので、手で直に持って食べても、手がべたつかない。

和菓子も洋菓子も、甘さ控えで作る方が、客の満足度を考えれば、その加減はとても難しい。

この店は、甘さに頼ることなく、素材本来の味をひきだしてて、滋味深い味になっってる。


どらやき(1ヶ)¥160

店の看板商品である、どらやきも買った。

どらやきは、直径9cm×厚み3.5cmの中央がふっくらとした立体的な形のどらやきだった。

カステラの生地は、密度がありながらふっくらと焼けてて、適度にしっとりしてる餡をやさしく包んでた。



口に入れるなり、玉子、砂糖、小麦粉の、甘くて香ばしい香りが、口いっぱいに広がる。ふんわり&しっとりとしてて、まさに作り立ての味。

こんなどらやきがあったかと思うほどよく出来た味。食品添加物を使ってないので賞味期限は次の日だが、スーパーなどで売られてる賞味期限が長いどらやきとは、全く別物。つくば付近でどらやきをいろいろ買ったことがあるが、このどら焼きは抜群の出来。いままで食べてたどらやきはいったいなんだったんだろう、と思っちゃった。

その日作った品をその日に売り切るという、菓子店本来の姿で営業してる店だからこそ、維持できる、作り立てが味わえる。

この店の商品を食べたら、世の中にある、どらやきがどれだけ本来の味から離れているのが分かる。手軽だからといって、コンビニスイーツに手を出すのはやめて、池袋の近くまでいったら、ぜひたちよって、1個でいいから、買って食べてみるのがいいと思う。おすすめ度は、8.0。

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『すずめや』
 東京都豊島区南池袋2-18-5

 電話:03-5391-0196
 営業:10:00~売切まで
 定休日:日曜、祝日