土浦市の老舗の和菓子店。昭和2年創業。現店主は3代目。

黄金色の外壁の、南北に細長い3階建で、1階が店舗。入口のガラスの格子扉の前に、白い暖簾がかかり、室外機や窓に縦格子カバーがかかってた。建物は比較的新しいが、古典的な和菓子店の雰囲気。

栗蒸し羊羹があると聞いたので行った。建物東側に駐車場が2台分あった≫人気blogランキング



昭和57年7月発行の、学園都市マップ’82に載ってた。この地図の飲食店で、今もあるのは、与作みよし、くらいのよう。

土浦駅西口から、県道24号(八間通り)を約800m行くとある。

ラーメン『小櫻』(すでに閉店)の路地へと入る、曲がり角にある。開いてる玄関扉から店内へ。



先客を接客中の50代位の男性に、いらっしゃいませ、と迎えられてた。この人が店主のよう。

正面ショーケース内には、色&形の異なる小ぶりな和菓子が15種くらい陳列されてて、ショーケースの上にも、きんつば、ゼリーなどが並んでた。

ショーケースの中に、栗蒸し羊羹があった。その上に常陸乃栗、という別の商品も、栗蒸し羊羹だった。

 

9月になって涼しくなると、和菓子店に「栗蒸し羊羹」が並ぶ。

子供の頃から、頂き物や仏壇のお供えなど、家にはいつも食べきれないくらいたくさんの和菓子、洋菓子、果物があって、私は、それらを食べて育った。

年末は、石臼&杵で餅をつき、6月の蒲原祭りには、5月に摘んできた新草で笹団子を作り、彼岸の中日には、おはぎを、家で手作りしてた。

桜餅(2〜3月)新潟の桜餅は、道明寺、には、柏餅とちまき(4〜5月)、水ようかん(7〜8月)、そして秋には、栗蒸し羊羹を毎年食べていた。

練り羊羹もあったけれど、あまり栗が好きではない私も、秋限定の「栗蒸し羊羹」だけは大好きだった。

ということで、この季節になると、栗蒸し羊羹を食べるのが習慣になってる。京都『 亀末廣』の「竹裡(ちくり)」という名の栗蒸し羊羹を、おつかいものにしたりもしてる。

 

ショーケースを囲むように、左右に、日持ちしそうな菓子類が並んでた。

ショーケース内の和菓子を物色しつつ、店主の手が空くのを待ってたら、後ろをの方を向いておーいと声をかけて奥さんを呼んでくれた。




ということで、出ててきた奥さんに、対応してもらって、並んでた和菓子から5ヶを注文すると、パックに入れてくれた。

栗むし羊かんは、1竿(=本)単位で販売してる店が多いが、この店は、小さいサイズで販売されてるので、購入しやすい。

栗むし羊かんは、通常の羊羹とは違って、小麦粉などをいれて蒸して作ってある。栗の量、入れ方、載せ方が店によって違うので、味も値段も大きく異なる。



左:栗むし羊かん ¥140
右:常陸の栗   ¥180

栗むし羊かんは、こしあんで作られて軽くもっちりとしてて、栗は、上に並べるように載せてある。甘さ控えめで食べやすい。

常陸の栗は、同じ、栗むし羊かんだが、栗を多めに入れてある品。ラップで1ヶ1ヶ分包してある。購入した時は、蒸したてで温かった。食べようとラップを開けた時には、冷えていたが、通常の栗むし羊かんより、もっちり感が強く、餅っぽい。上だけでなく、栗が混ぜてあるので、もっちりとした羊羹の中に、ほっくりとした栗が混じってて、より一体感があった。



上:あん玉   ¥110
左:栗きんとん ¥180
右:栗     ¥130

あん玉は、この店の定番商品のよう。

その名の通り、あんこそのもの。おまんじゅうのあんこの部分だけ食べても、、、と思って買うのを躊躇してたが、先客が、地元の常連っぽい年配女性で、一番最初に、あん玉を注文してたので、つい買ってしまった。

これが、意外に食べやすい。
あんは、こしあんで、黒砂糖の風味が効いてて、甘さやや控えめなのに、コクがある。表面は、1mm位の寒天でコーティングされてて、滑らか。あんの甘さ、さらさらとした食感を、つるんとした寒天が包んでて、見た目よりあっさりしてる。

栗きんとんは、和紙で1コ1コ巾着包みされてた。開けてみると、うす黄色のかわいらしい形。ほくほくとしてて、口の中にいれると、ふんわり栗の香りが漂い、その後、さつまいもの風味&粘りも感じられる。栗&さつまいもの、粗めの粒子も混じってる。

栗は、その形に惹かれて購入。
半分に割ってみると、外側の、ほんのり粘り&弾力のあるこしあんの層の中に白あんが入ってた。栗の味はしなかったが、食感と形で楽しめた。

1人1ヶづつ食べると、飽きてしまうので、いくつか購入して、包丁or果物ナイフで、試食品のように4~8ヶくらいに切り分けて、みんなで食べると、いろんな味が楽しめる。

栗蒸し羊羹は、培地に近い成分なので、日持ちしない。冷蔵庫に入れると、堅くなってしまうので、とにかく早めに食べるのが吉。

土浦にも栗蒸し羊羹を作る店があって良かった。地元に根ざしたようで、常連客らしき人が買いに来てた。栗は、最近は中国産を使う所も多いが、ここは茨城産を使って店の中で作ってた。城下町には、伝統を伝える和菓子屋が多いが、流石、土浦城に近いだけのことはある。おすすめ度は、7.2。

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『田中清月堂』
 茨城県土浦市桜町4-1-2

 電話:029-821-1087
 営業:8:00〜19:00
 定休日:水曜日