ヴェネツィアにある、イタリアで現存する最古のカフェ。1720年12月29日創業。ローマの『Antico Caffe Greco(アンティーコ・カフェ・グレコ)』(創業1760年)より古い。

「カフェ・ラッテ(caffe latte)」発祥の店で、カサノヴァ、ゲーテなども常連客だった。映画「旅情」の中で、キャサリーン・ヘップバーンがお茶を飲むシーンに使われた店としても有名。

ナポレオンが、「ヨーロッパで最も美しい広場」と称した、サン・マルコ大聖堂、鐘楼などが面するヴェネツィアのサンマルコ広場にある≫人気blogランキング



創業当初は、『Alla Venezia Trionfante(アッラ・ヴェネツィア・トリオンファンテ、勝利のヴェネツィア)』という店名だったが、その後、創業者(Floriano Fracesconi)の名をとった現在の店名になった。

2室で開業した店は、1858年、4室に拡張され、現在のロココ調の優美な雰囲気になった。当時のカフェは、賭け事、密会など知識人達の社交場であった。

ヴェネツィアは、17世紀にヨーロッパで最初にコーヒーが伝わった国で、大航海時代になってスペインやポルトガル勢が強くなるまで、ヨーロッパにおける東方交易の拠点だった。



サンマルコ広場には、1700年代創業のカフェが3つあり、4〜10月には、オーケストラの生演奏が楽しめる 。

サンマルコ広場の南側にあるのがこの店。

北側にあるのが、下記の2店。
・『Caffe' Quadri(カフェ・クアドリ)』
1775年創業
「岩窟王」を書いたアレクサンドル・デュマ、プルーストなどが訪れた
・『Carlo Lavena(カルロ・ラヴェーナ)』
1750年創業
ワーグナーが「トリスタンとイゾルデ」や「パルジファル」を作曲し、リストも訪れた

店によって、演奏曲目も違ってるらしいので、聞き比べるのもよさそう。



広場南側の回廊に沿って、4つの入口がある。店頭には、テーブル&椅子が配置されてて、テラス風の席になってた。「カフェ」の入口から店内へ。



中に入ると、左手にレジカウンターがあって、周りには、チョコやマカロンなどの商品が置かれてた。レジ内にいた50代位の女性に、笑顔で迎えられて、かなり通じる日本語で話しかけられた。

回廊に面した部屋が、カフェ(椅子席)で、奥は、バー(立ち飲み)になってるとのこと。席によって料金が異なるので、あちこち店内を見てから席を決めたらいいと、言われたので、店内を見学しつつ席をきめることにした。

 

建物自体は、古めいてるが、カフェコーナーは、壁&天井に金箔の装飾&絵画が施されてて、絢爛豪華な雰囲気。

通路を奥へと進んでいくと、雰囲気の異なるいくつかの部屋があった。



奥の部屋は少し暗めだったので、窓に面したカフェコーナーに座ることにした。



広場にある屋外席にも店内にも、白いジャケットをきりっと着用した男性(=カメリオーレ)が控えてて、うやうやしい態度で対応してくれる。タイミングをはかってオーダーを取りにきてくれた。

早めの時間帯だったせいか、カフェコーナーの席は空いてて、窓を介して外から生演奏の音楽が聞こえてくる。ちなみに、フローリアンでは『瀬戸の花嫁』も演奏されてた。





ちょっと考えて、サンドイッチ、ジュラートなどを注文した。生演奏中は、商品価格+生演奏代がチャージ料(1人6ユーロ)が必要。

少し待ってたら、白いジャケットを着用した男性スタッフが、仰々しい態度で、楕円型の大きなトレイに載せた料理を運んできてくれた。





Club Sandwich Florian 17ユーロ
(クラブサンド フローリアン)

クラブサンドイッチは、3枚の薄い食パンの間に、具が挟んであった。トーストしてあるパンには、とろけたチーズが、しっかり密着してて、その他の具材をしっかりまとめてた。具は多めに入ってるのに厚みが控えめで、日本のクラブハウスサンドとは違い、食べてる途中にバラバラになることなく、上品に食べられた。


Frozen Florian(フローズン フローリアン)14ユーロ

フローズンフローリアンは、シェーク状のカフェラテで、氷の粒子が細かく、口当たり滑らかで、とても贅沢な味わい。


Coppa mix(ミックスジェラート)14ユーロ

ミックスジェラートは、シルバーの器に、チョコ、ストロベリー、バニラ?の3種のジュラートがもり合わされてた。チョコは、コクがあって滑らか、特にストロベリーは、苺の風味が濃厚で、秀逸だった。


Caffe Espresso miscela Florian 6.5ユーロ
(エスプレッソ)

エスプレッソは、小さめのカップの底の部分に控えめに入ってた。ゆっくりカップを傾け、ほんのちょとだけ飲んでみると、口いっぱいに濃厚なコーヒーの香りと、強い苦みが広がる。普段飲み慣れない味だが、コーヒーの芳醇さが感じられた。

占めて、67.5ユーロ。カフェでの軽食としては、やや高額だが、雅やかな長い歴史のあるカフェで、生演奏の音楽を聴きながら優雅なひとときが過ごせるので、はるばる日本からあこがれのベネツイアに来たのだから、是非とも立ち寄りたいカフェ。

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『Caffe Florian 』
 Piazza San Marco, Venezia
 電話:041-5205641
 営業:10:00~24:00
   11~3月は~23:00
 定休:11~3月の水曜
    1月の10日間