千葉県柏市にある紀州備長炭焼き鰻店。創業20年以上になるよう。

窓に縦格子のある、南北に細長い、岩井茶色の木造モルタル2階建て。

建物脇に、約4台分の駐車場があった≫人気blogランキング



柏駅の南東約3.5kmの県道8号沿いにある。北から行くと、店はあまり目立たない。

店主は、グルメ漫画『美味しんぼ』に載った、東京神田の老舗鰻店『寿々喜(すずき)』(明治42年創業)で25年修行した後、店を開いた。『美味しんぼ』第3巻表紙のうな重は、ここの店主が修業時代に『寿々喜』で調理したもの。ちなみに、『寿々喜』は、鰻価格高騰の影響により、2013年5月末に閉店した。



玄関は、茂った木々に覆われてて、車の行き来が多い道路沿いにあるが、隠れ家的雰囲気。

白地の暖簾をくぐり、玄関引戸を開けて店の中へ。



店内は、奥行き小さく、横に細長い形。中に入ると、そこは1帖ほどの玄関スペースになってて、右手には厨房、左手には和室の客席になってる。

いらしゃいませ、と女将さんらしい60代位の女性に迎えられて、靴を脱いで、靴棚に収納してから、左手の客席へ。



客席は、15帖程の和室で、黒の衝立3基を間に、座卓が2列に配置されてた。一見華美さはないが、実は和風素材を用いて古風で凝った造り。昭和っぽい風情で落ち着く。



テーブル上にメニューが置かれてた。うな重は、特、松、半身丼と、3段階あって、違いを尋ねたら、量の違いで、特が1尾分、松が3/4尾、半身丼が1/2尾とのこと。

ちょっと考えて、うな重(特)¥2900、白焼き¥2700、うざく¥1500、うなぎ半身丼セット¥1900、う雑炊¥1700を注文。肝焼きも注文したが、この日は残念ながら、品切れだった…。



厨房では、店主らしき60代位の男性と、息子さんらしき丸顔の男性が働いてて、接客は女将さん(店主の奥さん)が担当してて、家族経営的な雰囲気。女将さんは、ちょっと膝を痛めているようで、厨房と段差のある客席との行ったり来たりは、ちょっと難儀そうだった。

ちょっと待ってたら、うざくから順に料理が運ばれてきた。


うざく ¥1500

うざくは、甘みのある三杯酢の中に、鰻ときゅうりが入ってて、穂紫蘇が添えてあった。

鰻は、焼いたばかりでふっくらしてて、きゅうりは、しんなりしてなくてシャキシャキしてた。



白焼き ¥2700

白焼きは、蓋付きの器で運ばれてきた。蓋を開けると、1尾分が重なるように入ってて、生醤油&わさびが添えてあった。

焼き色が適度に付いてて、香ばしく、身はふっくら&やわらか。生醤油&わさびを付けて食べると、鰻の味がシンプルに味わえる。焼き魚とうなぎの味が両方満喫できた。

器は、対角線上に大小の穴が空いてて、中にお湯が入ってて、冷めにくいようになってた。



うなぎ半身丼セット ¥1900

うなぎ半身丼セットは、昼のみのサービスセットで、かために炊いてあるごはんの上に、鰻の半身が載ってた。これに、茶碗蒸し、吸い物、漬物が付いてた。

タレは、甘め控えめの、酸味っぽさのあるシャープな濃い味のタレで、控えめに、ごはん、うなぎに絡んでて、つゆだく風の水っぽさなく、甘さでごまかすことなく、鰻の味をしっかり引き立ててた。

茶碗蒸しは、鰻が入ってて、卵がちょっと多い固めに蒸し上がってた。



うな重(特)¥2900

うな重は、ごはんの上に、しっかり1尾分の鰻がのってて、ボリュームたっぷり。肝吸いは、しいたけ、かまぼこ入りで、上品な薄味仕立てになってた。



う雑炊 ¥1700

う雑炊は、小ぶりな土鍋で運ばれてきた。鰻は、半身分程が入ってて、大きめのささがきごぼう、と共に、卵でとじてあって、たっぷり三つ葉が散らしてあった。ごぼうの風味が効いてて、柳川風に味わえた。



外見も内装も地味だが、紀州備長炭焼きを使い、東京で修行しただけあって洗練された本格的な鰻料理店。最近流行のイメージ戦略などの宣伝は無いが、その分お得価格で、うなぎはふっくら、やわらかで、タレは、甘さ控えめで、うなぎの味を純粋に楽しみたい通好みの店。おすすめ度、7.5。

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■蒲焼『喜多川』
 千葉県柏市大島田256-2

 電話:04-7192-2935
 営業:11:00~13:45
    16:30~20:30
 定休日:水曜日
  祭日の場合は営業