東京都の超人気とんかつ店。昭和47年(1972)創業。現在は昼のみ営業。

灰&紺の外壁の3階建てアパートの1階にある2つ並ぶテナントの1つ)。間口1間半ほどの小さな店。玄関の上に木の看板があるが、庇の陰になってて見えにくい。

国分寺駅北口から、西武多摩湖線の線路沿いの道を進み、国分寺三小前交差点を通り過ぎて、さらに50m程行くとある≫人気blogランキング



線路際の道路に面して店がある。桜のシーズンで満開だった。ピンク色のビルのひとつ手前のビルだが、のれんがあっても店があるとは気づきにくい。



最初に行った時は開店前で、のれんが無くて、店に気づかずに通り過ぎてしまった。



開店前に着くべく、11時より10分前に到着。暖簾は出てなかったが、すでに待ち客が店頭の丸椅子に座ってた。

11時6分前に玄関のサッシ戸が開き、50代位の男性が出てきて、どうぞと待ってた客を招き入れながら、生成りの麻暖簾を出してた。

先に待ってた人から順に、店の中へ。



間口が小さく、奥行きのある店内は、縦に細長い形。左手の壁に沿った縦長の厨房と、それに面したL字のカウンター9席があった。



カウンター席の後ろが1人がぎりぎり通れる位の通路を進むと、店内奥に、3帖の小上がり4人席があった。

厨房にいた、白い三角巾を着用したいらっしゃいませ、ちょっと声の高い50代位の女性に丁重に迎えられて、お好きな席にどうぞと迎えられた。夫婦で切り盛りしてた。2人とも若く見えるが60代のよう。

 

メニューから、上ロース、上ヒレの定食を注文した。

  

カウンター席には、赤い半月盆、奥の3帖間のテーブルの上には、黒い半月盆がセットされてた。

趣味の絵文字や、季節感のある、生花や、タペストリーなどが飾られてて、趣味を感じさせる和やかな雰囲気。

やや年季が入っていながらも、しっかりメンテされてて、のんびきくつろげる。

 

お茶は、漆塗りに茶托に載せて運んで来る。濃いめで香りのいい緑茶で、料理と同時に、お替わりのお茶を出してくれる。細やかな気配りが心地良い。




上ロースかつ定食 ¥1600

先に、漬物が運ばれてきた。楕円の中皿に、こんもりと盛られてて、これで1人分。白菜、きゅうり、大根の甘酢、人参と、たっぷりの量。

上ロースは、14ヶにカットし、千切りキャベツを添えてあった。

手際よく、揚げたての超熱々のカツをまな板の上で、手際よくカットして、キャベツをこんもり載せたお皿に載せると、客へと渡していく。と同時に奥さんがお茶碗にごはんをよそって、同時に客へ。人数分のみそ汁を小鍋で温めて、お椀にたっぷり(少しこぼしながら)なみなみと注いでいく。

なめこおみそ汁は大丈夫ですかと尋ねられる。

店主は、寡黙に調理に専念してるが、いらっしゃいませ、ありがとうございました、会計の時は、はっきりと対応してくれる。奥さんは、明るくなごやかに声かけしてくれ、にこやかな対応。




上ヒレかつ定食 ¥1700

上ヒレは、10ヶにカットされてた。

豚肉は、暗赤色色で、ジューシーさは控えめだが、熟成感があって柔らかい。私としては、柔らか過ぎるより、肉の線維感があって、ジューシーな方が好みだが、好みが分かれるところ。

店主は注文受けると、奥の方にある冷蔵庫から肉や海老を取り出し、まな板の上で形を整え、塩、コショウを振った後、小麦粉→卵液→パン粉→卵液→パン粉と、卵液→パン粉を2度付けしてから(目黒とんきに似てる)、油に投入してた。

厨房は、玄関側のカウンター内側から、(短いカウンター)揚げ油、コンロ/調理台(小麦粉、卵駅、パン粉)、まな板、流し台、という配置になってて、調理台の後ろには、漬物樽が2つ重ねて置かれてた。




かつ丼(ロース)¥1500

カツが丼からはみ出てて、蓋を軽く載せた状態で運ばれてきた。

冷蔵庫から、玉ねぎを切り、冷蔵庫で調合して入れてあった出しを合わせて、カツ丼用の鍋に入れて、かつの準備をして、揚げたてのカツをまな板のの上でカットした後、鍋に投入、卵で綴じてつくってた。

半熟卵と、とんかつの衣が一体となり、カツ丼好きの人にはたまらない上出来のかつ丼。



串かつ定食 ¥1300

串カツ2本は、串を抜いて、各4つにカットされてた。

串カツを注文があると、筒状のブロックのヒレ肉から、厚めに2枚を切り出して、それを2筒津に切り、同じく真ん中でカットしてビニール袋に入れて冷蔵庫に入れてあった長ねぎを取り出して、3〜4cmの筒切りに6つ切り、長ねぎ、肉長ねぎ、肉長ねぎのに串打ちしてた。

海老は串打ちされた状態で、ロース肉は、カットし形を整えた状態で冷倉庫に入れてあった。

みそ汁は、なめこ汁で、大きめの豆腐1ヶ、長ねぎ、が入ってて、ごはんは、炊きたて。1杯のみおかわりできる。



店内すみずみまで、配慮が行き届いてて、こじんまりとした店ならでは。身の丈にあった、良心的な店。しっかりもてなしたいという思いが伝わってくる。

ストイックさが現れてる感じる。

食べ終えて、店を出た時には、4〜5人の待ち客が並んでて、早い時間に入店してよかった。

えらぶることなく、ひくつになることなく、もうけにはしることなく、夫婦2人の力量に合わせた席すうの店を切り盛りしてる、目指すべき飲食店の姿がここにある。

日常的に油を使っている店は、店内も、経営車もギトギトしてることも多いが、この店は、店内、経営車ともに、楚々としてて、高級和食店のような雰囲気。

東京の郊外にある目立たない店だが、トンカツの作りの丁寧さと洗練度などの上手さだけでなく、気遣いの心のこもり具合など、日本古来の『おもてなし』の心がこもってて、日本のとんかつ店として文句のつけようがない完成度に驚いてしまった。おすすめ度は、ウェブで食べ歩きの記事を15年経つが、とんかつ好きの私の、とんかつ部門史上最高点の、8.5!!!〜。

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■ とんかつ『桂』
 東京都小平市上水本町5-7-20

 電話:
 営業:11:00~13:00頃
 定休日:月、第3火