つくば市の旧桜村の集落に昔からある食堂。現店主で7代目。食堂は経営してから3代目だそう。

寄棟造りの平屋建て。赤い屋根のある部分が店舗になってる。和洋中華と看板にあった。

建物東側の門を入ったところに、庭を兼ねたような駐車場があった≫人気blogランキング



南側の道路に面した所にも暖簾がかかってて、2カ所から出入りできる。歩いて来る近所の人は南側の玄関を使っているよう。

県道201号の筑波銀行中根支店のある交差点から、北西に50m程行ったところにある。

この店の北東わずか400mの所には、桃薫、とちおとめなどのいちごを栽培してる『むつみ農園』があり、5月までは、いちごを栽培してて、民家の敷地一画にあるビニールハウス内で、採りたていちごが買える。



駐車場に車を止めて、建物西側の紺地の暖簾をくぐって、すりガラスの引き戸を開けて店内へ。



中に入ると、正面奥へと通路が伸びてて、通路を隔てて、白いテーブル(6人×2、2人×1)が配置されてた。

いらっしゃいませ、60代位の接客係の女性に、とのんびりした雰囲気で迎えられた。

 

テーブル席の先で、通路は2手に分岐してた。右に曲がると、左手のガラス障子戸の奥がお座敷、右手の開けっ放しの木製ドアの向こうが広めの厨房になってて、60代位の店主らしき男性と、奥さんらしき元気な声でしゃべる女性が働いてて、夫婦+接客係の女性で切り盛りしてる店のよう。

通路の先には、足台と下足箱があって、ここで靴を脱いでお座敷に上がった。廊下を進んでいくと、突き当たりに洗面所とトイレがある。



お座敷は8帖の和室で、4人卓×2が配置されてた。昭和っぽい懐かしい雰囲気で、飲食店というより、古い田舎の民家のよう。閉じてある襖の向こう側に、普段は使っていないようだが、もう1部屋あった。

 

年季の入ったメニューは漢字表記で、本格チャイニーズっぽい。新治郡桜村、とあり、つくば市誕生の昭和62年(1987)より昔から使ってるよう。

電話の話し声からすると、近所に出前もしているようだった。

注文すると厨房から、トントンと包丁で食材を切る音→カンカンと中華鍋で炒めものをしている音が聞こえてきた後、料理が運ばれてきた。


ラーメン ¥450

・麺…少し縮れた細麺
・スープ…油分やや控えめ、澄んでる
・具…焼豚、メンマ、ナルト、のり、ねぎ

ラーメンは、接客係のおばさんが、お盆に載せて運んで来てくれた。無造作に運んで来たため、お盆の上にラーメンスープがこぼれてたが、別に気にしてる様子はなかった。

少し小ぶりの青磁色の丼に入ってて、作りたての熱々。

油分控えめで澄んでるスープは、シンプルな味。麺は、薄い黄色の透明感のある細麺。ちょっと柔らかめだが、シンプルなスープと合ってて、懐かしい素朴なラーメンになってる。焼き豚は、自家製。ナルトは2枚入ってて、得した気分。



かつ丼 ¥650

かつ丼は、蓋をした丼の上に、漬物の入った小皿を載せて運ばれてきた。

蓋を開けると、卵白の部分がくっきりとしてて、攪拌しすぎてない卵でとじてあった。トンカツは、少し肉質はかためながら、厚みのある豚肉が使ってあり、玉ねぎがたっぷりめに入ってた。ダシは少し甘口で、家庭的。



若鶏の唐揚げ ¥700 +ライス ¥150

この店は、定食メニューがないので、ライスを付けて、若鶏の唐揚ライスとして注文した。

若鶏の唐揚げは大きめサイズのが8ヶで、お皿にこんもり盛りつけてあって、これに、ライス(楕円のお皿にたっぷりめによそってある)、スープ、漬物が付いてた。

濃い色に揚がってるが、味付けはあっさりめで、食べやすく飽きずに食べられる。1人では食べきれない程ボリュームたっぷり。

唐揚げの数を数えるようと、平らに並べたらお皿1枚には乗り切らず、ごはんのお皿にまではみ出して、ようやく並べられた。2人分くらいはあった。常連客で頼んでいる人が多いのも納得。

隣席のおじさん客は、同行の若い男性に2ヶおすそ分けして食べてて、この店の人気品のよう。トッピングの白髪ねぎは、スープに入れて、レモンは、箸2本を対角線に差し、捻りながら絞ってた。


焼飯 ¥500

焼飯は、ごはんと一緒に、豚肉、長ねぎ、錦糸玉子、ナルトが香ばしく炒めてあって、グリンピースがトッピングされててた。福神漬けが添えてあって、少し酸味のあるスープが付いてた。普通の店よりボリュームはたっぷりめ。



オムライス ¥600

オムライスは、ケチャップ多めでしっとりとしたチキンライスに軽く被さるように、薄焼きっぽい玉子が載ってて、ケチャップが掛かってた。チキンライスは、鶏肉ではなく、豚肉、玉ねぎ、ナルト入りで、玉子は、裏面の卵白の部分が半熟で、見た目より、卵が固くなかった。ボリュームもたっぷりめで、昔懐かしい味。


餃子 ¥300

餃子は、大きめサイズのが5ヶ。もっちりとした食感の厚手の皮の中に、肉多めの具が入ってて、大量生産品ではなく手造りの味。


もやし炒め ¥500

もやし炒めは、豚肉、もやし、ピーマン、人参、キクラゲ、タケノコが、生姜&ニンニクをたっぷり効かせて、炒めてあった。



五目そば ¥600

五目そばは、麺&野菜類(白菜、ほうれん草、たけのこ、きくらげ、人参)の上に、焼豚、ゆで玉子1/2、伊達巻き、ナルト2ヶ、かまぼこがトッピングされてた。

野菜類は、しんなりしてるが、油分も含んでてコクがあり、炒めてからスープと合わせたようで、トッピングを豪華にしたタンメンって感じ。


野菜麺(タンメン)¥550

タンメンは、細麺の上に、炒めた野菜類(豚肉、もやし、にんじん、白菜、キクラゲなど)が載ってた。野菜類はスープと馴染んで、スープ表面に粒子の細かい油が浮いてて、シンプルな味付けなのに、コクがあって、麺はちょっと柔らかめだが、懐かしい味のタンメンだった。


五目チャーハン ¥600

五目チャーハンは、ごはんと一緒に、豚肉、長ねぎ、椎茸、かまぼこ、タケノコが炒めてあって、錦糸玉子、グリンピースがトッピングされてて、福神漬け、スープが付いてた。焼飯より、具だくさんで、ちょっと和風なチャーハンになってた。


八宝菜 ¥750

八宝菜は、豚肉、玉ねぎ、長ねぎ、人参、マッシュルーム、キクラゲ、椎茸が、トロミのある醤油味の餡で絡めてあって、小海老、ウズラの卵、錦糸玉子がトッピングされてた。

白菜が入ってなくて、一般の八宝菜とちょっと違っていたが、豚肉が多めに入っていて、生姜&ニンニクが効いててた。


かたやきそば ¥550

かたやきそばは、中太の冷たい揚げ麺の上に、トロミのある餡で絡めた具(豚肉、白菜、もやし、人参、キクラゲ、ほうれん草)がたっぷり載ってた。塩味風の味付けが素朴で食べやすかった。

つくば市で、最も古い店かも知れない。店内に掲示してあった調理免許証の1つが昭和36年(1961)発行で、その人は2代目で、現店主は3代目とのこと。ということは食堂を始めたのは70〜80年くらい前だろう。レトロな雰囲気で、昔懐かしい味の料理がボリュームいっぱい食べられ、テレビはいつもNHKがかかってて、50年前にタイムスリップしたかのよう。常連らしき、おじさん客がのんびりとごはんを食べてた。近くに行ったら寄ってみて損はないだろう。

応援クリック、お願いします♪ → ブログバナー4

■『飯島屋』
 茨城県つくば市栄321

 電話:029-857-2019
 営業:11:00~13:30
 定休日:日曜、祝日