茨城県桜川市真壁町酒寄は、温州みかん北限の地として知られ、9軒の観光みかん園がある。10月〜12月下旬まで、みかん狩りができる。

茨城は果物の産地で、いろいろ果物狩りに行ったが、みかん狩りができるとは、つい最近まで知らなかった。

酒寄みかん組合(0296-55-4333)に電話したら、9軒中1軒(光農園、0296-55-4334)だけ、まだみかん狩りができると言われ、青空の広がる天気のいいクリスマス前の連休に出かけた≫人気blogランキング



鴨亭の先50mの交差点にみかん狩りの幟が立ち並び、そこを西に折れて、道なりに行くとつくし湖があり、その湖畔につくし亭がある。ちょっと売店に立ち寄って、湖を眺めつつ、柚子、山芋などが安かったのでたくさん買い込んだ。それから、要所要所に立つ幟を目印に1km程行くと、『歓迎、みかん狩り』のゲートがあった。

このゲートから先へと伸びてる道沿いに、9軒のみかん園が並ぶ。

幅の狭い、くねくね道で、路肩には段差もあり、対向車がくると、ちょっと苦労した。地元の人のらしい車は、車同士がすれ違いやすい道幅の広い場所をわかってるようで、運転が慣れてた。

ゲートから、500m進むと、紹介された光農園の看板が見えた。道を挟んで、向かい側にも駐車場があった。

山の斜面では、放射冷却で冷やされた空気は重くなり下へ流れ、その上から暖かい空気が降下してきて、温度の高い領域ができる。これを、斜面温暖帯といい、晴天で風のない日の夜間によく出現する。

筑波山の中腹200〜350mには、麓より気温が3〜4°C高い帯状の斜面温暖帯がある。特に西側で温度が高く、筑波山西麓に位置する酒寄地区では、古くから日本原産の福来みかんが栽培されてきた。そして近年は、温州みかんも栽培されるようになっている。



駐車場の入口付近に、トタン屋根の簡素な建物があって、ここがみかん狩りの受付場所。店の前にいた50代くらいのおじさんに、みかん刈りがしたい、と話しかけたら、「あのおばあちゃんがお店の人で、私も客です。」と言われた。

毛糸の帽子を被った80歳代の小柄な女性が、ここの看板娘。みかん狩りをしたいと人数を伝え、料金を支払うと、プラスチック製の丸籠と、赤い剪定バサミを1人1セット渡された。

このおばあちゃん、受付、会計、みかんの計量など、1人で行ってて、なかなか忙しそう。客はのんびり、おばあちゃんの手の空くのを待ってて、何だか和やかな雰囲気。



おとな¥300、こども¥200で、みかん食べ放題。+1キロ300円で持ち帰れる。

ぎんなん、福来みかんなども売ってた。

道路の両脇に、みかん園が広がってて、好きな場所でみかん狩りができる。おいしいみかんの見分け方をおばあちゃんに聞いたら、「色が濃くて、あんまり大きくないのがいい」とのこと。

 

みかん園は、山の斜面にあり、段差があって、段々畑のようになってる。西〜南には、関東平野が広がってる。

みかんの木は、2〜4m程とそう高くなく、こどもでも手の届く低い場所にも、みかんがしっかり実ってた。



よくみると、関東平野の向こう側に、山頂に雪をまとった富士山型の山が見えた。真西という方向から考えて浅間山のよう。



食べ放題なので、食い気にまかせて食べまくった。入場料300円の元が取れたかも。高めの場所に、大きめのみかんが、日光を浴びて光ってたので取って食べたら、おばあちゃんのアドバイス通り、小さめの方がジューシーだった。

愛媛産のみかんほどの甘さはないが、採りたてだけあって新鮮さがしっかり感じられ、買って食べるのとはひと味ちがう。



せっかくこの時期にきたのだからと、おそなえ用のみかん(鏡餅のてっぺんに飾る、葉っぱ付きのみかん)もゲットしていくことに。

もぎとったみかんを、かごに入れて、駐車場まで戻り、おばあちゃんに言うと、重さを測ってくれて、(足りない分はみかんを足してくれた)お金を支払って、レジ袋に入れて持ち帰った。

箱入りみかんを贈答用に送りたいと、言ってる人もいて、ここから送ればまさに産直みかん。



福来(ふくれ)みかんも栽培してるが、すでに今年の収穫は終わってたよう。コンテナの中に、収穫された福来みかんがいっぱい入ってた。

 

福来みかんは、直径3cm程の小さなみかん。色は、柚子に近い黄色。柑橘類の中で唯一の日本原産のミカン科「橘」の1種で、常陸風土記にも橘の記載があるほど、古くから自生していたという。香りが強く、皮をむくと、さわやかな香りが漂う。

小さいながら、ちゃんとみかんの房の形をしてて、とてもかわいい。糖度が控えめだが、さわかな酸味がジューシーで、昔懐かしみかんの味がする。つくばの名産品として、福来みかん入りの七味唐辛子はカラフルで、香りよく人気の品。その名から、縁起もよさそう。



連休だったせいか家族連れで賑わってた。3歳くらいの小さな女の子が、みかんが半分くらい入った丸籠を頑張って1人で持ってて、危なげな足取りだったがとっても嬉しそうだった。

たった300円で、みかん園を見て楽しめるだけでなく、新鮮なみかんが食べ放題とは、とてもお得。筑波山に来たついでに寄るのにも良く、つくし湖と合わせれば、経済的で美味しい意外な観光スポット。

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■『酒寄観光みかん組合』
 組合長 酒寄一郎
 茨城県桜川市真壁町酒寄1946
 電話:0296-55-4333

 営業:10月中旬~12月下旬
    9:00~17:00
 料金:大人300円
    こども200円

 酒寄好市みかん園
 みなみ みかん園
 桜井みかん農園