石岡市(旧八郷町)にある昼のみ営業の手打ち蕎麦店。平成22年11月オープンした。

寄棟造りの平屋建ての民家。玄関に白い暖簾がかかってて、自宅の一画が店舗になってる。

駐車場が5台分くらいあった≫人気blogランキング



緩やかな斜面の上に、紅葉し始めた裏山を背に2つの建物が並び、風雅な佇まい。右手の切妻屋根の建物は、小屋根が広くとってあって作業小屋のよう。左手にある建物が、自宅兼店舗のよう。

 

要所要所に店のそばの幟が立つので、迷わず辿り着けた。この旧八郷町地区には蕎麦店が点在してる。このブログでも過去に6店記事にした。(昇庵泰旬庵そば風しげふじまいえ山居

店に近づくと、常陸秋そばの藤色の幟が見えてくる。

幟の先に看板が立ってて、ここを左に入ると駐車場がある。

  

玄関引戸を開けて店内へ。

入るとそこは普通の民家の玄関。正面奥の窓からは、裏山の紅葉が見えた。

土間には靴がなかったので、駐車場に車が止まってたのに、先客はだれもいないのかとちょっと不思議に思ってたら、いらっしゃいませと右手奥の厨房から出てきた50代位の女性に、靴はここに入れて下さいと、客用と書かれた靴箱の扉を開けてくれた。

ここで靴を脱いで店内に上がり、靴を収納してから、こちらにどうぞと左手の部屋へと案内された。



格天井&フローリングの6帖程の洋室+床の間のある8帖の和室を開け放して1室として使ってて、座卓が配置されてた。

自宅の応接間だったようで、凝った造りにこだわりを感じる。日当たりよく、窓からは、色づいた庭の木々や石灯籠が見えてて、長閑な雰囲気。飲食店にいるというより、実家に帰ったようで、とてもくつろげる。洋室の飾棚には、手作りのトートバッグが陳列&販売されてた。



玄関右手奥の厨房では、60代位の男性がカラフルなバンダナを頭に巻いて働いてて、この人が店主のよう。接客を担当してるのが奥さんのよう。厨房では、もう1人女性が働いてて、3人で切り盛りしてるよう。

席に座ると、そば茶が運ばれてきた。



メニューは割とシンプル。そばがき¥730、野菜天せいろ¥1050、けんちんそば¥840を注文した。

ちょっと待ってたら、黒いお盆で料理が運ばれてきた。


そばがき ¥730

そばがきは、中鉢に張ったお湯の中に入ってた。葉脈も刻まれた葉っぱ型のそばがき2ヶで、青シソが添えてあった。別皿に、薬味(鰹節、わさび、ねぎ)、だし醤油が付いてた。

そばがきは、黒〜白の粒子の混じった薄茶色。細かめに挽いたそば粉が用いてあるようで、ざらつき少なく、もっちりとした食感。だし醤油は、甘くなく、そばがきを素朴に味わえる。青シソと一緒に湯に浸かってたので、そばがきに青シソの香りがほんのり移ってた。



野菜天せいろ ¥1050

野菜天せいろは、この店の人気メニューのようで、注文してる人が多かった。

そばは、3mm弱位の太さの茶色のそばで、滑らかで、ちょっと堅めの食感で、そばの香りがほんのりと感じられる。そばつゆは、鰹の香が強めで、甘さの程よい中口タイプのもので、薬味はねぎ、わさび、柚子が付いてた。

天ぷらは、春菊、なす、舞茸、ピーマン、いんげん、レンコンなどが色白の衣で揚げてあり、塩+色づいたもみじの葉っぱが添えてあった。

酸味が爽やかな自家製の漬物(桜漬け?)が付いてて、彩りよく、そばが風流に楽しめた。



けんちんそば ¥840

けんちんそばは、大根、白菜、こんにゃく、里芋、油揚げ、にんじん、などが入ってて、塩分が馴染んでまろやかな味。そばは、熱&だしを含んで、少し柔らかくなってて、やさしい味わい。これに、柚子、自家製漬物が添えてあった。

野菜がたっぷり入ってて、ボリュームがあった。



そば湯&そば茶ゼリー

食後には、ナチュラルなそば湯と、そば茶ゼリーが運ばれてきた。そば茶ゼリーは、ガラスの器に入ってて、透明感があってきれい。プルプル柔らかで、甘さ控えめで、きなこがトッピングされてた。



店を出て約100m走って広い道に出たら、稲刈りが終わった田んぼの向こうに、筑波山が見えた。この方角からだと双峰が重なってる。この付近はつくば市からは山をひとつ越えただけだが、別天地のよう。

のどかな旧八郷町地区でゆったりと手打ち蕎麦が食べられる。店も周囲も天気が良くて行楽日和だったためもあってか、常連らしき客で混んでた。

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手打ちそば処『麓(ふもと)』
 茨城県石岡市根小屋829-1

 電話:0299-43-0598
 営業:11:30~14:00
 定休日:木曜、第4水曜
     第2日曜