新潟市中央区の上古町商店街にあるフランス料理店。昭和62年(1987)創業。

端正なローマ字で店名が表記された黒い看板が、窓の上に直線的に掛かり、歩道沿いは、フォールディング(折れ戸)タイプの白い格子窓になってて、正統派を思わせる、きりっとした店構え。

煉瓦風タイル貼りの5階建マンションの1階にある≫人気blogランキング



白山神社の朱色の鳥居から始まる、上古町商店街を約150m進むとある。ここは新潟市で最も古い商店街で、懐かしくユニークな店が並び、近くに老舗洋食店キリンもある。

本町市場や人情横町を見てから、この商店街を歩き、白山神社に行くのが、新潟市の歩く観光コースのひとつである。

店頭にメニューが掲示してあるものの、人目を惹くような派手な演出がないので、ここがフランス料理店であることを気づかずに通りすぎてしまいそう。

店の前は一方通行で、約30m北東に2台分の駐車場があった。

 

小さめのフランス国旗の斜め下が、玄関になってる。脇に、この日のランチメニューの内容が表示されてた。

片開きの玄関扉を開けて店内へ。

入るとすぐ正面がレジと受付カウンターになってた。レジの後ろ側にドアと壁があり、客席から見えないが、この奥が厨房のよう(このドアから出来上がった料理を客席へと運んでた)。



いらっしゃいませ、と接客係の女性に丁寧に迎えられて、人数を尋ねられた後、左手にある客席へと案内された。

胸高位の半透明のの間仕切りボードで、奥と手前の2つに仕切ってある客席は、白を基調に、清楚で上品な雰囲気。

手前側の客席は、窓と間仕切りに沿って、テーブル(2人用、4人用)が2列に配置されてた。



奥の客席は、壁が緩やかに弧を描く、お洒落な造りになってて、楕円のテーブル+四角いテーブルが配置され、小グループ(4〜8人位)用の個室風の席になってた。

 
 

席に座って一息つくと、お店の責任者orフロントマネージェー風の、少し小柄のきりっとした女性が、ランチメニューを持ってきてくれた。そして、ランチの各料理名、それがどんな料理か、オードブルやスープは2種から選ぶなど、ゆっくりめの口調で控えめだがわかりやすく説明してくれた。

Aランチ:オードブル、メイン、パン、
     デザート、コーヒー  ¥1680
Bランチ:オードブル、スープ、グラニエ、メイン、
     パン、デザート、コーヒー  ¥2630
Cランチ:オードブル、スープ、グラニエ、メイン2品、
     パン、デザート、コーヒー  ¥3680

ちょっと考えて、各人違うチョイスで、Aランチ¥1680とBランチ¥2630を注文した。

(ランチA〜Cは品数が違うため、内容の異なるランチを注文すると、少ない品数の人は、次の料理が出てくるまで、少し長めに間が空いてしまう。それでよければ、同グループで別々のランチを注文することは可能とのこと)。

テーブルの上は、食器、グラス、カトラリーなどが、きちんとセッティングされてた。布ナプキンをとりあげると、位置皿中央には、店名が入ってて、縁の部分には、かわいらしい魚のイラストが描かれてた。

少し待ってると、料理が運ばれてきた。

◎オードブル(2種から選ぶ)

鴨のコンフィ 

サーモンのタルタル

鴨のコンフィは、低温のラードで火を通した後、表面を香ばしく焼いて仕上げてある料理とのこと。野菜のピクルス(人参、れんこん、大根など)の上に、数種のリーフを添えて、7cm×6cm位の鴨肉2ヶが、きれいに盛り付けられてた。鴨肉の上には、刻んだブラックオリーブがトッピングされてた。

鴨肉は、全体にうっすら油をまとってるような光沢があって、香ばしく焼けてた。肉に厚みがあって、メイン料理と間違ってしまいそうな、ボリュームだった。

サーモンのタルタルは、1cm角程のサーモンとアボカドを和え→平たい円形にしてお皿中央に載せ、野菜のピクルス、リーフ類を添え、プチトマト、アボカド、メッシュ状のポテトを飾って盛り付けてあった。

サーモンに、アボカドがソース風に絡んでて、コクがあるのにさっぱりとした仕上がりになってた。こっちのオードブルもボリュームがあった。

◎パン(バケット)←写真撮り忘れた。
パンは、5cm位の厚さに切ったバケットで、温めてあって、パリパリ香ばしかった。バターは付かないので、料理と一緒にどうぞとのこと。食べ終えると、接客係の女性が、おかわりはいかがですか?とすすめてくれた。

◎スープ(2種から選ぶ)Bランチのみ

(左)ブイヤーベーススープ
(右)焼茄子の冷たいスープ

ブイヤーベーススープは、蟹味噌の風味が濃厚な温かいスープで、焼茄子のスープは、まろやかなヴィシソワーズの中に、焼茄子と枝豆が入ってる、夏らしいスープだった。

◎グラニテ(口直しのシャーベット)Bランチのみ


口直しのシャーベットは、小さなガラスの器で出てきた。ミント&グレープフルーツの爽やかなシャーベットで、口の中がさっぱりとした。洗練されたフレンチの雰囲気。

◎メイン(肉2種、魚1種から1つ選ぶ)

魚:いしもちのポワレ、アメリケーヌソース

いちもちのポワレは、甘み&コクのあるアメリケーヌソースが掛かってて、温野菜が添えてあった。ふっくら柔らかな身に、甘み&コクのあるソースが絡んでて、白身魚なのに奥行きのある味わいになってた。


肉:仔羊もも肉のグリエ、ペルシャード仕立て

仔羊もも肉は、俵型っぽく厚みがあって、全体に赤みがあるくらいに焼いてあった。焼きすぎてないので、弾力があって、ジューシーで、ラム肉がしっかり味わえた。ラタトゥイユ、滑らかで素朴なマッシュポテト、温野菜(オクラ、カブ、青梗菜、ブロッコリー、ミニコーンなど)が添えてあった。ソースがどことなく和風で、とても食べやすかった。


肉:牛肉の煮込み、ミロトン風

柔らかく煮込んだ牛肉の上に、粒マスタード風味のソースを絡めた人参&玉ねぎがたっぷりトッピング、温野菜が添えてあった。粒マスタードの酸味の効いたソースが、牛肉のくさみを消してて、さっぱりとしてるが、牛肉の味も濃厚な料理に仕上がってた。

◎デザート

プリン風ケーキ

デザートは、刻んだスポンジケーキを型に入れ、レーズンを散らして、カスタードソースを流し込んで焼き上げてあるよう。カスタードがスポンジに、不均一に染みこんでて、ある部分はプリンっぽく、ある部分はスポンジっぽく、2つのデザートを食べてるようで、得した気分になった。トッピングされてるカラメルソースの、本格的な苦みが、甘さを引き締めてる。アーモンド風味のアイスクリームも大人の味。

◎ドリンク



ドリンクは、コーヒーorアップルティーから選べた。

オードブルも、スープも、メインも、それぞれが選んだ別の料理が、接客係の女性2人によって、同時に運ばれてきて、その正確さにびっくりするしながら、安心して食べられた。

とりすました雰囲気がなく、やさしく丁寧に説明してくれるので、フランス料理が敷居が高いような気がする人でも大丈夫そう。満席だったが、のんびりゆったり食事ができた。

フランスの高級食材に、地元新潟の新鮮な食材を使った、新潟ならではのフランス料理が食べられる。地元の野菜、魚介の味が生きてて、和食のような雰囲気で食べられる本格的フランス料理。地元の人で賑わってたが、新潟観光の途中に寄るのにも良さそう。次は、是非、四季折々の素材を生かしたスペシャルコースを食べてみたい。おすすめ度は、7.8。

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■フランス料理 『Auberge Furumachi(オーベルジュ古町)』
 新潟県新潟市中央区古町通2番町669-2
 電話:025-228-5242
 営業:11:00~14:00
    17:00~21:00
 定休日:火曜日
(祝日の場合は翌日休み)
 店内禁煙