新潟市中央区学校町にあるラーメン店。昭和39年(1964)創業。

コテージ風の白い2階建て。25年くらい前に建て替えたそう。私が通ってた頃は、店頭に赤い暖簾の掛かってる昔風の店だった。

その昔、高校の帰りに友達と立ち寄ってた店で、ミソラーメンを初めて食べたのがこの店。懐かしさの余り、ン十年ぶりに立ち寄ってみた≫人気blogランキング



学校町というこの地域は、明治の初めにできた新潟学校、新潟師範学校等にちなんで名付けられた。現在は、新潟大学の医学部と歯学部、新潟商業高校、新潟高校、新潟中央高校がある。

女子高生だった時以来、ン十年ぶりに、Y字路からこの店がある細い道を歩いてみた。この通りには、『洋食ブルドック』もある。

その頃より鄙びてて、いくつか閉じてた店もあった。私の好きだったフェンネルシード(香辛料)のトッピングのパンを作ってたパン屋さんも無くなってたのは寂しかった。



玄関脇のガラスショーケース内に、料理見本が並んでた。外壁の店名と、窓やショーケースの縁取りが朱色で、昔ながらの中華店っぽい。駐車場はなさそう。

自動ドアの玄関扉を開けて入った。



店内は縦に細長い形。その奥が厨房になってて、手前は、左右の壁に沿って小上がり席(4人×2)とテーブル席(4人×6)が配置されてた。明るい店内は、機能的かつ庶民的で居心地がいい。私が通ってた頃は、古めかしく暗くて、もっと席数が少ない店だったような記憶がある。

いらっしゃいませ、と60歳位の白い三角巾&エプロンを着用した女性に迎えられて、空いてる席に座った。厨房では、店主らしき60代位の男性が1人で調理をしてて、夫婦2人で営んでるよう。

 

メニューは、10数種の麺類を中心に、丼ものや定食(日替わりのよう)もあった。全体的に低価格。

ラーメン¥450、ミソラーメン¥630、五目ラーメン¥735などを注文。

奥の厨房からフライパンで炒め物をしてる音が聞こえてきて、あっという間(10分弱位)で料理が運ばれてきた。


ラーメン ¥473

ラーメンは、醤油色の薄いスープの中に、少し細めの縮れ麺が入っていて、醤油ラーメンというより、塩ラーメンみたいで、人情横丁の『元祖支那そば 信吉屋』のラーメンに少し似てる。

スープは、濁り少なく、塩分が程よく聞いてて、すっきりとした風味。麺は、滑らかで、つるつると食べられる。焼豚は、大きめで豚肉らしい食感。

シンプルですっきりした味わいのラーメンで、毎日食べても飽きなそう。

・麺…少し縮れた細麺
・スープ…醤油色薄い、油分中、濁り少ない
・具…焼豚、メンマ、なると、長ねぎ


五目ラーメン ¥735

・麺…少し縮れた細麺
・スープ…醤油色薄い、油分中、濁り少ない
・具…焼豚、メンマ、玉子1/2、海老、イカ
   きくらげ、きぬさや、なると、長ねぎ

五目ラーメンは、麺が見えない位、多種類の具がトッピングされてて、ラーメンと同じすっきりとしたスープに、多くの具の風味が移り、複雑な味わいのリッチなラーメンになってた。具は8種で、中でも、きくらげときぬさやは、驚くほど多量に入ってた。


ミソラーメン ¥630

・麺…少し縮れた細麺
・スープ…
・具…炒めた具(挽肉、キャベツ、もやし、ピーマン)
   メンマ

昔よく食べてて記憶に残ってたミソラーメンより、具の種類が多いのでちょっとびっくりした。

麺の上には、炒めた挽肉&野菜がたっぷり乗ってて、炒めた後に、少しスープと馴染ませてあるので、炒め野菜らしい歯ごたえがあるのに、表面が若干柔らかくなってスープを含んでて、野菜だけ食べてもちゃんとミソラーメンの味がする。麺は、昔はもう少し太かった気もするが、どちらかというと柔らかめの、もっちりとした食感が、昔と同じ感じだったようにも思えた。

少し辛みが効いてるが、技巧をこらしたような作為的な味ではなく、ラーメンに味噌を溶かし入れたような、昔懐かしい味の味噌ラーメンだった。

食べ歩きを始めた2000年頃から、この店で初めて食べたミソラーメンの素朴な味が忘れられず、ミソラーメンを注文したことも多いが、この店のような味噌ラーメンは出会ったことがなかった。

私の記憶によれば、自宅の味噌汁(大豆&米麹)に近いような、素朴な味わいのミソラーメンで、上に熱々の炒めた豚挽肉&もやしがたっぷりとのってた。その下に、ちょっと固まったようにまとまって麺が入っていて、もやしの間から、麺をほぐすように引っ張り出して食べ進むようなミソラーメンだった。市販の味噌ラーメンを食べたが、全然味が違うため、苦肉の策で、市販の塩ラーメンに自宅の味噌を溶か入れ、炒めた野菜(豚肉&もやし)を載せたが、同じ味にはならなかった。


ぎょうざ ¥473

餃子は、5ヶ入り。普通サイズくらいの餃子で、色よく焼けてた。しっとりめの皮の中の具は、密度があって肉っぽい。最近は、肉<野菜の餃子に出合うことが多いが、野菜は水分を多く含んでるせいか、野菜の比率の多い餃子は、焼いてる内に嵩が減るようで、具が目減りしたように縮んでしまっていることも多い。この店の餃子は、肉の食感がしっかり感じられて、下味がしっかりついてるので、食べやすくしかも食べ応えがある。


野菜いため ¥473

野菜炒めは、八角形型のお皿にこんもりと盛られてて、ボリュームたっぷり。豚肉、キャベツ、もやし、人参、玉ねぎ、竹の子、ピーマンなどが、シャキッとしっとり、香ばしく炒めてある。食べきれるかなと心配してたが、馴染み易いのであっという間に平らげちゃった。


麻婆豆腐 ¥473

麻婆豆腐は、挽肉、木綿豆腐がぽったりとしたアンに包まれてて、ピリッと辛みが効いてて(中辛より少し辛い感じ)、ごはんにも、麺にもどっちにもぴったりの、クセになりそうな味。この店の人気メニューのようで、麻婆豆腐定食や麻婆麺を注文してる男性客が何人もいた。



五目焼飯 ¥735 

五目焼飯は、焼豚、豚肉、なると、玉子などが、ごはんと一緒に、艶よく炒めてあった。焼豚&豚肉がたっぷりと入ってて、パラパラとしてて香ばしいのに、油っぽくなく、とても食べやすい。グリーンピース、紅ショウガ、ザーサイが添えてあってカラフルに仕上がってて、スープが付いてた。懐かしい上に、具だくさんで満足できるチャーハンだった。

三角布&エプロン姿の女性は、常連っぽい男性客に、今日の定食は何か、野菜スープと五目スープはどこが違うかなど、尋ねられると、息子や身内に話をするお母さんのように、長閑にやさしく答えてた。

開店直後から、グループや、1人で男性客が次々と来店してくる。調理時間は短く、10分前後で注文品が運ばれてくる。ささっと食べて出て行く客も多いが、昼時間は切れ目なく客が来てた。

中華やラーメン店は、化学調味料に毒された店ばかりかと思ってたが、具材の持ち味を生かした、懐かしいシンプルな味付けと、新潟らしい実直でやさしい接客が、うれしい。新潟に来る度、ぜひ立ち寄りたい。私の食べ歩き人生の原点ともいえる店。おすすめ度は、7.5。

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■『ことぶき屋分店』
 新潟県新潟市中央区学校町通2-580

 電話:025-223-0668
 営業:11:00頃~22:00
 定休日:日曜、祝日