新潟市中央区にある、昭和3年(1928)創業の老舗洋食店。

アイボリー色の箱形っぽい2階建て。表通りに面したタイル張りの壁の一画の、勝手口風の簡素な片開きドアが玄関になってる。

この付近は、新潟市役所、地方裁判所、音楽文化会館、新潟大学医学部などの施設が多いだけでなく、白山神社、白山公園、新潟県政記念会館、など観光や散策にも向いている≫人気blogランキング



白山神社の朱色の鳥居の道を挟んですぐ向かいの、上古町商店街の入り口にある。

白山神社は、千年以上の歴史を有する、新潟の総鎮守。新潟の町は、その門前町として栄え、古町の一番町はここから始まる。そこから北東方向に伸びる上古町(かみふるまち)商店街は新潟で最も由緒のある商店街である。

ここから500m西には、ビーア軒という別の老舗洋食店がある。



入ると、右手奥がカーブを描くカウンター席になってて、左手〜右手前にL字にテーブル席が配置されてる。壁にタイルや石材などが使われた店内は、いろんなパネルや絵画が飾られ、クラシカルな色形のテーブルが置かれてて、一見雑多ながらハイカラな雰囲気。



いらっしゃいませ、とカウンターのところにいた店主らしき40代位の男性に迎えられて、席に座った。カウンター席の奥の方(客席からはあまり見えない)に、調理用の厨房があって、年配(60代位?)の女性が働いてて、店主とお母さん(先代の奥さん?)で切り盛りしてる店のよう。

店主が調理とその合間に接客をしてて、お母さんは厨房で調理のサポートをしてるようだった。

 


メニューから、ハンバーグを注文しようとしたら、今日はありませんとのこと。少し考えて、看板メニューのオムライス¥1200、特製ハヤシライス¥1200などを、サラダ&コーヒーセット+¥300、ライス&コーヒーセット+¥400などで注文した。

メニューを見ながら、何を注文しようか考えてた時、店主が、カウンター近くでちょっとじりじりした様子で待ってて、調理の合間に接客をしてるので、気さくだがせっかちな人なのかも。

少し待つと、作りたての料理が順番に運ばれてきた。



特製ハヤシライス ¥1200
  +Aセット(サラダ、コーヒー)¥300

特製ハヤシライスは、ごはんと、ハヤシが別盛りで運ばれてきた。ハヤシは、ソースポット(魔法のランプのような形をした器)に入ってて、昔ながらの洋食店の感じ。

ごはんにかけながら食べ始めた。滑らかなデミグラスソースの中に、マッシュルームと柔らかな牛肉が多めにはいってて、まろやかでコクがある。新潟らしい炊きたてごはんとの相性抜群。


オムライス ¥1200

オムライスは、丸みを帯びた形をしてて、ボリュームたっぷり。

しっとりと作りたてのケチャップライスを、薄めの玉子が覆ってて、デミグラスソースがたっぷりかかってた。

一見何の変哲もないオムライスに見えるが、ケチャップライス、玉子、ソースとが一帯になってて、昭和初期のはいからで懐かしい味。



石焼きステーキ(サラダ付)¥1500
  +Cセット(ライス、コーヒー)¥400

石焼きステーキは、厚みのある牛肉がミディアム位に焼いてあって、玉ねぎなど香味野菜入りのソースがたっぷりかかってた。

牛肉は、サシが少ない肉質で、赤身はやや堅めの肉質で、牛が草食であることがわかるような味わい。かみ応えがあるので、見た目以上にお腹がいっぱいになった。



ビーフシチュー(温野菜付)¥1900
  +Cセット(ライス、コーヒー)¥400

ビーフシチューは、黒いお皿に温野菜を添えて、量たっぷりめによそってあった。

滑らかなルーの中に、ほぐれるように柔らかな牛肉が多めに入ってて、食べ応えがあった。


セットのコーヒー

デミグラスソースは創業当時の味を守り続けてるとのこと。年配女性(70代)の2人連れや、ビジネスマンなどが訪れてて、観光客が多い店かと思ってたら、昔なじみの客も多いよう。

店主は、会計トレイを2段重ねで持ってて、会計時、お札で支払ったら、おつりが準備してあった下の段とお札を載せた上の段とを入れ替えて、すぐにおつりを出してくれた。その早業に驚いたら、ちょっと店主が目を輝かせてて、この早業は店主のおちゃめな技のよう。

他所では知られていないが新潟は洋食の長い伝統を持つ。市役所などに来たついでや、遠くから新潟に来た時にプチ観光として白山神社などを散策した休憩に、老舗洋食店で、懐かしい洋食を楽しむのによさそう。おすすめ度は、7.1。

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■レストラン『キリン』
 新潟県新潟市中央区1番堀通町513
 電話:025-222-5335
 営業時間:
  月…11:30~13:30
  火~日…11:30~13:30
       17:00~20:00
 定休日:無休