東京都三鷹市にある人気蕎麦店。平成14年11月にオープンしたよう。

三鷹駅の700m程南の白っぽい外壁の3階建ビル(に見えるが、実は4〜5階建て)1階にある。3軒程並んだテナントの1つ。

店頭に笹をあしらい、天然木一枚板の看板と錆鼠(さびねず)色の暖簾が片側をたくし上げた状態で掛かってて、渋い店構え≫人気blogランキング



三鷹駅南口から、まっすぐ南へと延びてる商店街を600m進み、西の路地へ入って20mの位置にある。

北側斜線制限で斜めにカットされたビルが建ち並び、季節柄か、店頭が日陰で、表の商店街から路地に入ってすぐにあるにもかかわらず、表通りからは見えにくい。隣のイタリアンレストランの3色旗は認識できる。

 

玄関脇にメニューが掲示されてた。お手頃価格のランチメニューもあった。暖簾をくぐり、扉をあけて、店内へ。



店内は、間口2間程で、縦に細長い形。左右の壁の中程に縦格子板戸を衝立風に設置し、客席を手前と奥の2つに緩やかに仕切ってある。

正面奥へと伸びてる通路を間に、手前の客席は、左手:2人用テーブル、右手:長テーブル(6〜8人用)、奥の客席は、左手:カウンター風長テーブル(5席)、右手:4人用テーブルが配置されてる。



石貼り風フロアーに、時代箪笥や色&形の異なる無垢材テーブルを配置してある店内には、玄関や窓の枡目格子を通して淡く光が差し込んでて、素朴さ漂う和風モダンな雰囲気。

いらっしゃいませ、と接客係の女性に迎えられて、空いてる席へ案内された。

 


ランチメニューの2品と、グランドメニューの一品料理から、鴨焼き¥1200など数品を注文した。

少し待って、一品料理から順に運ばれてきた。


きゅうり鴨味噌 ¥400

きゅうりの鴨味噌は、切り立てのみずみずしいきゅうりに、鴨味噌がたっぷり添えてあった。甘からい味付けの鴨味噌には、細かく刻んだ鴨肉が入ってるが、それほど肉っぽくないので、意外にあっさり食べられた。


揚げ出し豆腐 ¥600

揚げ出し豆腐は、中鉢で運ばれてきた。

薄衣を付けて揚げてある豆腐(大きめ)2ヶの上に、椎茸、海老、茄子、三つ葉などの天ぷらと、大根おろしを載せて、周りに鰹の風味豊かなダシがはってあった。

海老天は、生の才巻海老(車海老の小さめサイズのもの)のようで、プリプリとした食感&弾力で、海老の風味も濃厚。椎茸は、笠の部分がきれいな花形に飾り切りされてて、調理の丁寧さが伝わってきた。


かきの天ぷら ¥750

かきの天ぷらは、牡蠣の天ぷら4ヶに、三つ葉と椎茸の天ぷらが添えてあった。

大ぶりの牡蠣は鮮度がよく、色白の衣でサクッと油切れよく揚がってた。中の身はふっくらとしてて、とてもジューシー。牡蠣はあまり見かけないほど大きく、味も濃厚で食べ応えがあった。



鴨焼き ¥1200

鴨焼きは、長皿に、厚め(1cm弱)に切られた鴨肉6ヶ+椎茸、ピーマン、白髪ねぎ、レモンを添えてきれいに盛る付けてあった。

鴨肉は表面香ばしく、中は赤色が残る位の焼き加減になってて、焼きすぎず、鴨肉らしい弾力ある食感で、肉汁をしっかり抱えてた。その肉汁の量から、解凍の鴨肉ではないよう。良く鴨肉は食べるが、こんなに質のいい鴨肉はほとんどなかった。

シンプルな塩味になってるので、鴨の味がストレートに感じられた。



ランチ:天むすセット ¥850

天むすセットは、天むす2ヶ&玉子焼き+かけそば(orもり)に、薬味が添えてあった。天むすも、かけそばも作りたてのが運ばれてきた。

天むすは、温かいごはんの中央に、揚げたての海老天を入れて、握ってあって、艶のある海苔が巻いてあった。固すぎず柔らか過ぎず、サイズも丁度いいので、とても食べやすかった。良質の海老が使ってあるので、上質な天むすになってる。玉子焼きは冷えてて、甘みのあるやさしい味の玉子焼きと自家製の漬物が添えてあった。

かけそばは、澄んだダシの中に二八そばが入ってて、風味豊かで上品な味わい。そばは、熱とつゆをまとって、少しふっくらとしてるが、切れることなく食べられた。



ランチ:鴨豆腐丼セット ¥900

鴨豆腐丼セットは、鴨豆腐丼+もりそば(orかけ)に、薬味、そばつゆが添えてあった。

黒い丼に、少し控えめによそったごはんの上に、鴨肉、豆腐、半熟玉子、長ねぎ、紅しょうがが載せてあった。鴨肉は味が浸みてて、箸でほぐせる程柔らかく、半熟玉子はトロリとした卵黄がソース風にごはんに絡む。豆腐の淡泊さが箸休め的な存在になってて、ボリュームがあるのに重すぎない丼いなってた。

もりそばは、2mm程の薄茶色の二八そば。冷水でしめてあって、そばの風味軽やかで、ツルツルとした食感でのどごしがいい。そばつゆは、鰹の風味の効いて、すっきりとした辛口のもので、そばの風味を引き立ててる。



粗挽きそば ¥750

粗挽きそばは、薄い灰茶色をした2mm強程の太さのそばで、濃淡の粒々が混じっててる。食べてみると、ざらつきがあって、そばの素朴な香りと野性味が感じられる。

 

蕎麦、海老、鴨肉ばかりでなく、日本酒も、アルコール添加されていない、純米無濾過、純米吟醸、純米大吟醸中心の品揃えになってて、店主の確かな選別眼が感じられる。

昼時だったが、カウンター席には、スーツ姿の男性が1人で座っていて、かきポン酢など一品料理をつまみながら、慣れた様子で、ガラスの器で日本酒を飲んでいて、常連さんのよう。正午ちょうど頃に、会計を済ませて店を出ようとしたら、玄関付近には数組の待ち客がいて、人気のほどが知られた。

どの料理も、上質な素材を使って、丁寧に調理してあり、それを考慮に入れれば、驚くほど庶民的な価格設定。茨城県の蕎麦店は多く食べ歩いて、蕎麦自体の味はここより濃厚な店はいくつかあったが、この店のような大都会の東京ならではの洗練された味の店はなかった。おすすめ度は、7.4。

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■蕎麦『きびや』
 東京都三鷹市下連雀4-16-48

 電話:422-42-3520
 営業:11:00~14:30
    17:30~21:00
  (土日祝は~20:30)
 定休日:月、火、水