京都市中京区にある。京風おでんを看板メニューとする居酒屋。平成8年にオープン、開店7年目に入ったよう。

二条城の南側2本目の道路沿い(堀川御池交差点の100m西)にある。

二条城前駅のすぐ近くで、駐車場はないよう≫人気blogランキング



茶系のタイル貼り3階建ての1階にある。イタリア料理店と並び、軒下には赤提灯が灯つ。

  

店頭に、この日のおすすめメニューが掲示されてた。白地の暖簾をくぐり、玄関ドアを開けて中へ。



店内は間口が小さく奥行きがある、京都特有の細長い形。正面左手に、厨房とそれに面して緩やかな曲線のカウンター席がある。

温かみのある照明が灯ってる店内は、レトロで隠れ家的な雰囲気。



いらっしゃいませと、接客係の男性に迎えられて、靴をぬいで、板張りの店内へと上がると、カウンター席の後ろを通って、その奥にある6帖程の座敷席へと案内された。黒い衝立を間に4人用テーブルが2つあった。

カウンター内の厨房では、20〜30代位の男性が2人が働いててて、+接客係1人と、男性3人くらいで切り盛りしてるよう。



まず、生ビール(中)¥500と、京だしおでんから、好きな具を選んで注文した。

京だしおでんは、具が16種あって、メニューには100円〜と記載されるだけで、どの具がいくらなのかの値段はなかった。接客係の男性に値段を聞いたら、右寄りに表示されてる具が100円で、左の方に表示されてる変わり種が100円以上とのことで、値段は明確にはわからなかった。





おでんの値段表示のあいまいさに、ちょっと面食らいつつ、グランドメニューから、京都らしい料理をいくつか選んで注文した。


突き出し¥300&生ビール(中)¥500

すぐに、ビールが突き出しと一緒に運ばれてきた。関東:お通し、関西:突き出しと呼ぶらしく、私には耳慣れない。

ビールは、1口2口飲むと、炭酸が抑えと感じた? これって、カップラーメンみたいに地域性で、炭酸の濃度を変えてるせい? 突き出しは、イカ&わけぎの酢味噌和えだった。


ブリお造り ¥700

ブリの刺身は、1人前で注文。伊根(丹後半島の北東部)で穫れたブリ。量は控えめだが、脂ののった薄腹の部分で、とても鮮度がよかった。

冬の伊根町で水揚げされる天然ブリは、日本山海名産図会に「伊根のブリは上品」と記されてて、富山県氷見市、長崎県の五島列島と共に日本三大ブリ漁場とされている。場所が近いせいか、食べたことのある氷見の寒ブリに似てた。



京だしおでん 1ケ¥100〜
左上:大根、厚揚げ、卵、京竹の子 各¥100?
右上:鴨とみつば ¥500?
左下:だし巻き、蛸串、コンニャク 各¥100?
   ロールキャベツ ¥300?
右下:まぐろと九条ねぎ ¥500? 
  (おでん種の値段はおおよその値段)

京だしおでんは、色の薄いまろやかな出汁で煮てあって、とても食べやすく、追加して数回注文した。変わり種の中には別に作るものがあって、一緒に注文しても、後から別の鍋で運ばれてきた。16種のうち、結局10種を食べた。


京都猩足瓮汽薀澄 錚牽娃

和サラダは、鴨ロース肉を中央に、水菜、豆腐&湯葉、大和芋のとろろ、生麩が添えてあって、仕上げに刻みのりがトッピングされてた。豆腐&湯葉の上に、海苔の佃煮っぽいものがソース&ドレッシング風にかかってて、個性的な和風サラダだった。


焼酎1合セット(米焼酎1合、ウーロン茶、氷)

焼酎1合セットは、好きな焼酎(麦、芋、米、黒糖、泡盛)180ml+氷、水orお湯orウーロン茶が付いてるお得なセット。

米焼酎&ウーロン茶で注文した。自分の好みとペースで割って飲めるのは、思ってたよりずっと良かった。


北海道の鹿の刺身 ¥700

鹿の刺身は、珍しいので注文してみた。冷凍保存してあったようで、ルイベ風に半解凍の状態で運ばれてきた。玉ねぎ、みょうが、貝割れを間に、ももとロースが盛り合わせになってて、おろし生姜がたっぷりめに添えてあった。暗赤色の色あいに、ちょっとひるみつつ口に運んだが、くさみなく、意外に食べやすかった。


とうふと生麩揚げだし ¥600

とうふと生麩の揚げだしは、豆腐+3色の生麩(あわ、ごま、よもぎ各2ヶづつ)を薄衣で揚げて、出汁を加え、水菜、かつお節、茶漬け用あられがトッピングされてた。甘からず、しょっぱからずの、まろやかな出汁が、衣と馴染んで、豆腐と麩をマイルドに包んでる。

煮物や汁物の中に入ってる、乾燥してある麩は、小さい頃から馴染みがあるが、生麩というのは珍しい(旅行先で食べたような気もするが)。餅とちょと似てるが、餅より弾力があって、粘らないので食べやすい。

生麩は、肉食を禁じられていた禅僧の貴重なタンパク源であり、鎌倉時代末期に精進料理の一食材として、禅僧によって京都に伝えられたという。京都駅でも、お土産用の生麩があちこちで販売されてた。

また、トッピングされてるあられは、緑、ピンクのが混じってて、市販のお茶漬けに入ってるものよりカラフル。これも、「ぶぶあられ」という京都の名産品のよう。

長い歴史がある分、名産品も多い。京都の奥深さを思い知らされた。


酎ハイ 生グレープフルーツ入り ¥500
    生パインパイン入り ¥500
    カルピス ¥400

さらに、酎ハイを何種類か注文。

生グレープフルーツ入り、生パイン入りの酎ハイは、果実入りのジュースで割ってあるのではなく、グラスの中に、グレープフルーツもパインも固形ままの果肉が入っているカラフルな酎ハイだったので驚いた。酎ハイを飲みながら、フルーツを食べてるみたいで、ちょっと変な気分だった。


はたはた炭焼 ¥500

はたはたの炭焼きは、子持ちではないが、香ばしく焼いてあって、一夜干しのよう。冷凍品ではなく、身がふっくらとしてて風味豊かだった。


焼酎1合セット(泡盛、お湯)¥1000

さらに、焼酎1合セットを、今度は泡盛&お湯で注文。泡盛は「おものぐすく」という銘柄とのこと。


ポテトサラダ ¥500

ポテトサラダは、マヨネーズが多めなのか、ちょっと緩め(水分多めで柔らかい)のポテトサラダで、トマトと千切りキャベツがたっぷりめに添えてあった。


炭焼豚巻きアスパラ ¥500

豚巻きアスパラは、茎の部分の固い部分を削ぎ落としたアスパラに、豚バラ肉を巻き付けて、香ばしく炙ってあった。焦げ目がカリッとした豚肉の中に、ジューシーなアスパラが入ってて、豚肉よりアスパラが主役の料理だった。

隣の席に座った、グループ客は、関西弁で会話をしてて、地元の人たちのよう。ゆっくり飲んで、ゆっくり食べてて、飲み食いが速い関東の私たちとは全く違ってて、気質の違いを感じた。この違和感によって、京都では、自分が田舎もののように感じて、田舎者に見られたくないから、聞きたいことも聞けず、いいたいことも言えないのかも。でも私たちのようにがつがつ速く食べて飲んだ方が店にとって利益が大きいのは間違いないと思う。

鶏の唐揚げ¥600をお土産用に包んでもらって、店名通り千鳥足で、ホテルに帰った。茨城や新潟とはずいぶん違ってたが、古い都に来たという雰囲気にどっぷり浸れてよかった。

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■居酒屋『チドリアシ』
 京都府京都市中京区堀川御池西入ル大文字町233-6

 電話:075-841-8881
 営業:18:00~24:00
 定休日: 不定休