新潟市古町の郷土料理が得意の居酒屋。

縦桟のある曇りガラス窓をパネル風にはめ込んだ3階建ビルの1階〜2階が店舗になってる。1階には、木々をあしらい、白地の暖簾がかかってて、清楚で上品な佇まい。

「新潟シティホテル」と「ホテル金寿(きんす)」の間の、鍋茶屋通りを入ってすぐ(30m程)にある≫人気blogランキング



とても便利な場所にあるが、店名や外見が地味なので、鍋茶屋通りの派手な店の合間にあって、以前から知っていたが、入ってみようとは思わなかった。

昭和49年創業の『越後茶屋 古町本店』を改装、懐石料理をはじめワンランク上の料理が食べられる店として平成19年6月『越後茶屋 古町酒房』となってニューアルオープン。

クーポン券をみつけたので行ってみた

 

店頭のメニューを見つつ、暖簾をくぐり、左手に数歩進み、格子戸から店内へ。



入ると、正面奥へと通路が延びてて、この通路の右手が広めの厨房に面したカウンター席(8席)、左手がボックス風テーブル席(4人×3)になってた。この奥と2階にもお座敷席がある。

いらっしゃいませと、和服を着た若くてかわいらしい接客係の女性ににこやかに迎えられて、席へと案内された。この席だけ予約が入ってなかったよう。

店内は明るく、清楚で落ち着いた雰囲気で、居酒屋というより、寿司店とか高級和食店のような雰囲気。



厨房では、男性の板さん2人と、アシスタント風の女性1人がてきぱきと働いてた。

客席側では、少し年配の女将さんらしき女性と接客係の若い女性が2人が、はたらいてた。女将さんらしき女性は、クーポンをみせると、「いちばん高いの飲んでってください」と言ってくれた。

 

メニューは思ったより豊富。

  
  
 

栄枯盛衰の激しい古町のど真ん中で、30年以上営業してきた店らしく、わっぱめしなど新潟の郷土料理がそろってる。



敷紙と箸袋もお洒落。


お通し ¥400&生ビール ¥550

先にお通しと、丸みのある中ジョッキに入った生ビールが運ばれてきた。

お通しは、カラフルに盛られた海老&温野菜で、明太子マヨネーズがかかってた。海老はプリプリ、野菜は甘みがあって、シンプルながら食欲がそそられる前菜だった。


岩もずく ¥650

岩もずくは、黒みを帯びた色の艶のあるもずくで、シャリシャリとした食感で、素材の良さが感じられる。普通のもずくよりワイルドな感じ。


栃尾油揚げ ¥400

新潟名物のジャンボ油揚げ。表面に焦げ目を付けて焼いてから、5つにカットして、楕円形のお皿に載せ、鰹節をふりかけ、大根おろし、ねぎ2種、おろし生姜が添えてある。

焦げ目の部分がカリッと、中はふっくらとしてて、とても香ばしい。薬味&醤油がよく合い、お酒のつまみだけでなく、御飯のおかずとしてもよく食べる。

栃尾の油揚げは、新潟県長岡市栃尾地区(旧栃尾市)で、250年以上前から作られてきた大きな油揚げのこと。長さが20〜22cm、幅6〜8cm、厚さ3cmほどと、通常サイズの油揚げより数倍大きく、中がふっくらと揚がってて、弾力ある食感で淡泊なのに香ばしく、焼いても、煮てもおいしく食べられる。また、一枚一枚串に刺して、 しっかり油切りをしている為、 栃尾の油揚げ中央には大きめの穴があいているのも特徴。

栃尾地区のみならず、新潟名物として県内の居酒屋で提供されてる。

数十年前は、栃尾地区でしか入手できなかったが、最近では、県外のスーパーでも入手できるようになった。


麦焼酎 不知火 ¥600(クーポンでサービス)
米焼酎 こしひかり ¥500

焼酎は、何種類かお湯割りで注文した。同じ器で運ばれてきた。クーポン持っていったので、1杯は無料となった。


巻エゴ ¥500

えご(エゴ)は、日本海で採れた海藻のえご草から作った、海藻色(緑かかった茶色)の板こんにゃくのような形をした、こんにゃくのようなプルプルとした食感の食品。小さい頃、祖母がよく食べてた。最近まで知らなかったが、新潟の特産品のよう。

この店のは、薄くスライスしたエゴがくるくると巻いてあり、酢味噌がかかってる。薄くて長い分、つるつる感が一層楽しめる。口の中に磯の風味が広がる。つるつるしてるが、少しざらつきがあって、クセになりそうな食感。ちょっと変わった見た目だが、酢味噌の酸味が効いてて、さっぱりと清涼感がある。



茹で花烏賊 ¥550

花烏賊は、12月に入ってから出回り始めた小型のイカとのこと。

素焼きっぽい四角いお皿に盛られてた。胴の部分は、10cm程の大きさで、5つにカットされてて、内臓と脚の部分も入ってた。柔らかで、内臓が入ってるのに苦みなどなく、とても食べやすかった。酒の肴に合う逸品。


越の鶏香草焼 ¥900

越の鶏は、ローズマリーをたっぷりまぶして、ジューシーに焼いてあり、生野菜たっぷりと、粒マスタード、レモンが添えてあった。ローズマリーの香りが鶏肉に移ってて、風味豊か。


(左)酎ハイ生搾クレープフルーツ ¥600
(右) 〃 生搾レモン ¥600

酎ハイ、生搾クレープフルーツもクーポンでサービスになった。グレープフルーツの果肉がたっぷりと入ってて、マドラーで混ぜながら飲み干した。新潟市はグレープフルーツの消費量が全国1位なのは、こうやって日常的に飲んでるからかも。


子持ちハタハタ塩焼 ¥650

子持ちハタハタ塩焼きは、ハタハタの味が濃厚で、スーパーでよくみる冷凍品とは別物。


真フグ竜田揚 ¥850

真フグ竜田揚げは、しめ縄風の白いわっかがトッピングされ、立体的に盛り付けられてた。

真フグは佐渡産とのこと。下味をつけて、片栗粉をまぶして、油切れよく揚げてあり、真っ白な身はキメ細かく、とても上品な竜田揚げだった。

真フグは、トラフグより少し小型の体長は40センチ位のサイズのフグ。トラフグは流通量のほとんどが養殖物であるのに対し、マフグは全て天然物で、味ではトラフグより真フグが勝ると言ってる漁師も多いとか。たしかに上品で濃厚な味わい。

鍋茶屋通りの入り口近くにある、老舗だが目立たない居酒屋。高級感あるがお手頃価格で、店の人も気さくで親切で居心地が良い。今まで食べたことの無い特産物もあり、素材の味を活かす素朴な料理が多く、新潟の味の豊富さに改めて気がついた。。忘年会シーズンだったせいか、ほとんど予約でいっぱいだったようで、後から来た客は入れなかったのも仕方がないだろう。おすすめ度は、7.3、としよう。

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越後茶屋『古町酒房(ふるまちさぼう)』
 新潟県新潟市中央区古町通8番町1434
 電話:025-224-7584
 営業:17:00~23:30
    (LO22:45)
   金曜は~24:00
 定休:日、祝、12/31、1/1
 禁煙席なし