新潟市古町にある居酒屋。今年で丸5年になるそう。

押縁下見板張りのこぢんまりとした店構え。小さいながらも大正〜昭和を思わせる古民家風。

似通った店名の居酒屋チェーンができたためか、最近(今年?)店名を『和風創彩 寧々や』から『古町寧々』へと変更したよう≫人気blogランキング



116号の古町交差点から北にアーケード商店街を270m程行くとある。

この辺りは、2間程の間口の小さな店が軒を連ねてる新潟の昔からの繁華街。それぞれに特徴がありそうで、店選びに悩んでしまう。

 

店頭にメニュー(黒いボードに読みやすい白い文字で書いてある)が掲示されてた。地物の魚や山菜を使ってるメニューが並んでたので、入った。

片開きのガラス扉を入ると、左手に外観と同じ押縁下見板張りの壁が設けられてて、この壁に沿って小道風アプローチがまっすぐ正面へ4〜5m位伸びてる。

突き当たりまで進んで行くと、左手から出てきた男性にいらっしゃいませと迎えられた。ここで靴を脱いで上がると、店内左手へと案内された。



店は、奥行きのある縦長の空間で、奥側には、オープンキッチン風のコンパクトな厨房とそれに面したL字のカウンター席(8席)と通路を挟んで向かい側の板張りのフロアーに座卓席になってる。

カウンター席の奥側には調理用の厨房があって、カウンター内では、刺身などを、その他の料理は奥の厨房で作ってるよう。

 

格子木風の緩やかな間仕切りを間に、手前側は一角が箱庭風になった板の間になってて、3つの座卓席が配置されてた。

少し暗めの店内は、使い込んだ風合いの板材を使って、レトロで落ち着いた雰囲気。

カウンター内で刺身を盛り合わせていた30〜40代の男性が店主のよう。と髪をキリッとアップにした、細身で小柄な女将さんらしき女性が、客席側で接客を担当してた。奥の厨房では、20代と30代くらいの男性が2人働いてて、時折、カウンターの方や客席にも手伝いに出てきてて、4人で切り盛りしてた。

  
  

メニューは消費税抜きの価格表示になってた。

まずは、生ビール¥500と、本日のおすすめメニューから、枝豆¥580、もずく¥580、刺身などを注文した。



テーブル上には、お箸&小皿2枚(取り皿、醤油皿)がセットされてた。

すぐに、生ビールが運ばれてきて、少し遅れてお通しが運ばれてきた。


(左)お通し¥367(右)生ビール¥525

お通しは、イカそうめんで、流石に新潟らしくイカの鮮度がよく、身が締まってた。


弥彦の枝豆 ¥609

この時期採れる弥彦の枝豆は、茹でたて熱々に塩を振りかけた状態で運ばれてきた。旬らしい軽やかな甘さのある枝豆で、冷凍品とは別物。全国的には、枝豆は8月くらいしか採れないと思われてる。しかし新潟では、6月から10月まで途絶えることなく、いろんな種類の枝豆が採れる。実は新潟は、枝豆の宝庫でもある。


刺身(左)ウマズラ¥714(右)キスの昆布〆¥714

白身魚2種の刺身は盛り合わせになってた。

ウマズラには、肝が添えてあった。肝をまぶして食べると、トロのような濃厚な味になる。キスの昆布〆は、水分が抜け、昆布の風味が加り、深みのある味わいになってた。


佐渡、根もずく ¥609

根もずくは、見るのも食べるのも初めて。繊維が太く真っ黒で、磯の香りが濃く、歯ごたえがしっかりしてて、主のようなワイルドなもずくだった。極細切りのしょうがが混ぜてあって、もずくの高級品は、繊維の細い品だけでなく、太いのもあるとわかった。もずく好きの私も満足する逸品だった。


日本酒:鶴齢 純米吟醸(1合)¥756

ビールに続いて、日本酒や焼酎、料理もいろいろと注文してみた。


天然岩がき ¥714

天然岩がきは、中ぶりサイズのもので、大きすぎず食べやすいボリューム(大きすぎると、岩がきだけでお腹いっぱいになっちゃう)。身がふっくら立体的で、つるんと口あたりよく、濃厚な味わい。今は通常の牡蠣の季節ではないので、牡蠣好きは嬉しい品。


佐渡、天然本まぐろ ¥1029

佐渡沖では、6〜7月に日本海を回遊する黒まぐろ(本まぐろ)が穫れる。このことは、以前羅言に立ち寄った時、カウンター席に座っていた男性客が板さんとしゃべっていたのを耳にして、初めて知った。ずっと食べてみたいと思っていた。

今回、すかさず注文した。

ガラスの器に、笹の葉、大根、大葉などを添えて、濃淡3色のマグロが涼しげに盛りつけてあった。奥側のいちばん赤っぽい色のが赤身、手前のいちばん白っぽい色のが大トロに近い部分の身で、その間のが中トロ。

年末に食べた、大間のマグロは、脂がのっていたが、大間の黒マグロになる前に、佐渡島周辺を通過する小型のマグロなので、脂が控えめで、繊細な身は、あっさり上品で、とても食べやすい。3種類の味が堪能できて満足した。


(左)生搾りグレープフルーツ焼酎 ¥577
(右)生搾りレモン焼酎 ¥577

生搾り焼酎2種は、水割りor炭酸割りから、炭酸割りで注文。搾りたての柑橘類のさわやか酸味が口〜鼻へとここちよく抜けた。


有機野菜のカゴ盛り ¥714
 上から レッドオーク、わさび菜、食用ほおずき
     深雪かぶ、グラパラリーフ、フルーツトマト
     カリフラワー、トマピー、ズッキーニ など

珍しい野菜が9〜10種が彩りよくカゴに盛られてた。

食用ほおずきは、和紙細工のようなさや(さやは食べられない)に包まれてて、かわいらしい姿形。

マンゴーやココナッツに似た甘い香り&味が特徴で、南国フルーツを食べてるような気分。グラパラリーフは、アロエっぽい厚みのある葉っぱの野菜で、しゃきっとした食感で、レモンのようなさわやかな酸味が感じられた。

トマピーは、トマトのような形をした赤いパプリカで、ピーマンのえぐみなく、軽やかな酸味&甘さでとても食べやすかった。

ズッキーニ、カリフラワーなども、普段食べてるものとは違い、えぐみなく、ほんのりやさしい甘さ&みずみずしくて、こんな野菜ばかりだったら、野菜嫌いの人などこの世からいなくなりそう。


日本酒:鶴齢 純米大吟醸(100ml)¥1050
芋焼酎:与作 ¥556

鶴齢 純米大吟醸は、フルーティーで、透明感のある味わい。与作はお湯割りで、すっきりさわやかな焼酎だった。


アスパラのもち豚巻き ¥819

アスパラのもち豚巻きは、アスパラ2本に丁寧に豚肉を巻いて、甘からいタレを絡めて炒め、あった。香ばしく炒めてある豚肉の下に、しゃきっとしたアスパラがしっかりと存在してて、主役になりそうな一品だった。


キスの天ぷら(2尾)¥819

キスの天ぷらは、よくある塩分多めの冷凍品ではなく、真っ白い身が、薄衣をまとって揚げてあった。この時期のキスらしく身がふっくら厚みがあって、子供のころ夏になると兄が釣ってきて、嫌になるほど大量に食卓に上っていたキスが今では高級魚であることが実感できた。

量はやや控えめながら、割高感はなく、上質な物をすこしづつ食べたい人にぴったり。
吟味した食材が用いてあって、安心して食べられた。いろんな客層のグループ客で、割と早い時間に店内は満席になってたのも当然であろう。おすすめ度は、7.3.

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■『古町 寧々(ふるまちねね)』
 新潟県新潟市中央区古町通8番町1492

 電話:025-225-4554
 営業:17:00~24:00
    (LO23:00)
 定休日:月曜日