千葉県印旛郡栄町の創業40余年の鰻店。天然鰻とモクズガニが食べられるとのこと。

外壁の基礎部分が城壁風石積み模様で、切妻造りの風流な店構え。川沿いの斜面に建つ。

駐車場は、店頭には2台分だけだが、建物北側に20台分以上あった≫人気blogランキング



安食駅の2km程北の利根川のほとり(長門川との合流地点)で、国道356号のふじみ橋交差点から北東に200mの位置にある。

利根川の土手近くの広い三叉路に面し、スピードを上げた車が行き来してて、店の近くに行っても見逃しそうになった。

 

道路沿いの看板の表と裏に、「天然うなぎ入荷」、「利根川産もくずがに入荷中」とあった。

石段を4段程上って、すりガラス&格子木の玄関引戸を開けて店内へ。



店内は縦に細長く、正面奥へとまっすぐ通路があった。

 

入ってすぐ左手は、レジ&販売コーナーになってて、ガラスの冷蔵ショーケース内に佃煮などが並ぶ。通路を間に、その向かいにテーブル席があった。

レジ&販売コーナーの後ろ側が厨房だったが、調理の様子は見えないようになってた。

接客係の40〜50代位の女性数人にいらっしゃいませと迎えられて、奥の席へどうぞといわれた。右手に小上り席を見ながら、通路を奥へと進んで行く。

 

突き当たり奥には、広い座敷席になってた。

座敷直前の通路左手には棚があって、棚の上には、モクズガ二を2〜3匹づつ盛り合わせた皿が、ラップした状態で載ってた。小さめのは3つ、大きめのは2つ盛りになってた。それぞれの皿に値段が付いてた。小さいの3杯で¥1100、大きめの2杯で¥1800だった。



靴を脱いで収納し、座敷へと上がる。板戸を間に、座敷は2室並んでた。

左手は20帖程の座敷で、床柱や違い棚のある床の間には、磨いた石など昔流行した品が並んでた。



右手はやや小さめの16帖程のお座敷で、板戸が開け放してあるので、2間続きの大広間。

早めの時間帯のためか、座敷席にまだ客はまばらだったので、好きな席にどうぞと言われた。



外から水音が聞こえた。窓を開けると、水音は窓のほぼ真下から聞こえてくる。よく見ると、建物外壁に添って水道管がひかれ、その下には丸桶が積重なって置かれ、上部から水が注がれてて、「たてこみ」の作業が行われてた。

この建物、道路から見ると平屋だが、客席の下に階があって、実は2階建てのよう。



メニューから、鰻かぶと煮¥367、たにし田舎煮¥420、うな重(上)¥2258、うな重(特上)¥2835を+¥105で大盛ライスで注文した。

もくずがには、3ハイで¥1100のを注文。

天然鰻もあるとのことで、値段は¥6000〜7000(重さによる)とのことだったので、天然鰻のうな重も注文した。

ほとんど待たずに、もくずがに、鰻かぶと煮、たにし田舎煮が運ばれてきた。


利根川産 もくずがに ¥1100

もくずがには、入荷直後に茹でたようで、冷えてた。

モクズガニは、河川の上流域などに広く生息する淡水産のカニ。成長すると、甲幅は7〜8cm、体重180gほどになる。鋏脚に長くて柔かい毛が密生してて、この毛が藻屑(もくず)みたいに見えることから、この名で呼ばれている。上海蟹とは同属異種で、チュウゴクモクズガニとも呼ばれてる。日本各地で違った名で呼ばれてて、モクズガニは主に関東地方の呼び名。新潟では川ガニと呼んでいた。

旬は、9〜11月。成体が、秋〜冬にかけて、河口付近で産卵するため、川を下る。この時期に、漁が行われる。


カニばさみ

一緒にカニ用のはさみが運ばれてきた。長さの違う長短不揃いな刃のはさみで、見るのも使うのも初めて。

シルキー カニ専...

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価格:1,000円(税込、送料別)



カニを食べ慣れてる私は、飲食店ではさみが付いてても使わないで、手で食べる事が多い。しかし、このはさみは非常に効果的だったので、使うととっても便利だった。我が家では1品買うことにした。



甲羅を取ると、みそ、ウチコが入ってて、身もしっかり入ってた。こういう上質の蟹は、身の味も良い。

身を食べてみると、その鮮烈な味に感動! 小さい頃、親戚のおじさんが土産によく買って来てくれた味。さすが、産地で穫れたてをすぐ茹でただけのことはある。去年新潟本町市場で買ったのより味が濃かった。

モクズガニは、淡水蟹にしては大きめだが、ワタリガニなどの海の蟹より小さいので、慣れてないと食べにくいが、ハサミが使いやすかったため、しっかり味わえた。


鰻かぶと煮 ¥367

鰻のかぶと煮は、見た目はグロテスクだが、圧力釜などで煮てあるのか、頭の形がしっかりあるのに、骨の硬さは全くなく、まるごと食べられた。骨粗鬆症の薬は、うなぎのカルシトニンを合成して作られたもの。これを食べれば、骨が強くなりそう。


たにし田舎煮 ¥420

たにし料理があるのは珍しい。鶴舞家で食べて以来。

たにし田舎煮は、濃厚な味噌味で、珍味って感じ。しっかり煮てあるので、これなら大丈夫そう。

注文してから30分程で、うな重、肝吸い、漬物が運ばれてきた。


うな重(上)¥2258

うな重(上)は、ごはんの上に、中位のサイズの鰻が載ってた。

鰻は、表面香ばしく焼いてあって、少し甘口のタレが絡めてあった。店のHPには、しょうゆとみりんのみを使用した、あっさりしたタレと書いてあったので、東京風の甘さ控えめのタレかと思ったが、やや甘口の食べやすいタイプのものだった。

うなぎ表面には、焼き色と共に、タレが適度にしみこんでて、ごはんにかけてあるタレの量は控えめだったが、味的にはちょうどよかった。



うな重(特上)¥2835 +¥105で大盛ライス

うな重(特上)は、四角い2段重で運ばれてきた。

蓋を開けると、上の段:うなぎ、下の段:白いごはんが入ってる。ライスは大盛りで注文したので、縁のあたりまで、たっぷりめによそってあった。

うなぎのサイズは、(上)よりひとまわり大きいサイズで、食べ応えがあった。



天然鰻 ¥7000

天然鰻は、四角い大皿に、鰻蒲焼き1枚を載せて運ばれてきた。四角いお重に入ったごはんは添えてあった。1枚だけだが、その大きさ、形にびっくり! 皿が大きいので、写真では大きさは目立たないが、運ばれて来た時は、一体それは何?と思ってしまったほどの迫力。

幅広く、身は厚く2cm程もあって、波打つような立体的な形状で、まさに野生って感じ。



箸で切り分けようとしても、身には弾力があって、筋肉質の鰻で、通常のうなぎとは異なり、なかなか切り分けられないので。半ばかぶりつくようにしながら、食べる。

ワイルドな食感で、脂っぽさなく、あっさりとしていながらも味わい濃厚。身厚で、大きいので、見た目よりずっとボリュームがあって、2人前位は軽くあった。


左上:うな重(上)  右上:天然うなぎ
左下:うな重(特上) 右下:うな重(特上)

比べてみると、天然うなぎの大きさが分かる。


肝吸い&漬物

肝吸いは、焼いてある肝が入ってて、吸い物の中で浮いてた。食べると、臭みなく香ばしく、水分が抜けてて、あまり肝っぽくなかった。

漬物は、大根、きゅうり、柴漬けなどの盛り合わせになってた。

蒲焼きにタレが漬け込んだようにしみ込んでて、炭火焼きではないよう。

昼頃には、家族連れなど、グループ客で広い座敷はほぼ満席になった。小さい子供連れの女性は、大盛りライスで注文してる人も多かった。

小さい時に食べたもくずかが鮮烈な味わいで食べられたので感動した。天然鰻のワイルドな外観と食感にも驚いてしまった。流石は利根川のほとりで古くから川魚料理の店だけある。とりたてのもくずがにや天然うなぎを味わいたい人は、是非とも行っておくといい店。

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季節川魚料理・うなぎ処『さかた』
 千葉県印旛郡栄町安食3795-58
 電話:0476-95-0154
 営業時間:
   11:00〜21:00
   (LO20:00)
 定休日:月曜日
  連休の場合は翌日