新潟本町市場の『本町食品センター』の中にある、カウンター席(5〜6席)の屋台風の店。昼のみ営業(月~土は11:00~14:00、日曜は11:00~17:00)。

店自体の席数は少ないが、周囲の休憩所(簡素な椅子とテーブルが配置されてる)でも食べられる。

丼のほか定食類もあり、この付近で働く人だけでなく、一般の人も気楽に立ち寄れる食事処。新潟のおいしい物が、お得価格で食べられる≫人気blogランキング

新潟本町市場は、古くから新潟市の台所として親しまれ、新潟駅から北西約2km、メインストリート国道7号の本町交差点の南にある、アーケードのある本町6番町商店街が中核を成す。



アーケードを入って約30m行くと左側に『本町食品センター』があり、その前に、『丼や いしい』のメニューが掲示されてた。そこから中に入ると、縦に長い形をしてて、右手と左手からまっすぐ奥の方へと2本の通路が伸び、その両脇に、総菜、鮮魚、精肉などの店が並ぶ。



右手側の通路の入口から3番目(右手壁側)の店。ショッピングセンターの入口近くからは見えにくいが、緑色の提灯が目印になる。

 

カウンター席が空いてたので、そこに座った。店の右隣と、通路を挟んで斜め向かい側にある休憩所には、3組程のお客さんが座ってて、注文した料理ができるのを待ってるようだった。

メニューは、カウンター上部に貼ってあった。昼のみ営業なので、全部がランチメニュー。

鮭かま定食、あぶり親子丼が定番の人気メニューで、豚バラ生姜焼丼、タレかつ丼などがあって、ホワイトボードに記載されてるメニュー(鯖の唐揚げ、鯖の焼漬の2種で各¥750)が日替わりメニューのよう。このセンター内で買った刺身や総菜を定食にして食べることができる、市場セット(ごはん、みそ汁、小鉢、漬物のセット)¥500という、市場ならではのセットもあった。

 

カウンター席の目の前には、艶よく焼き上げてある鮭のカマ、煮物など、調理済みの料理が数品並んでて、空腹感がますますそそられる。

3人で、鮭かま定食、タレかつ丼、サバ焼漬定食、各¥750を注文した。

カウンター内のコンパクトな厨房では、40代位の細身の男性が1人で調理してて、客席側では30〜40代の女性が、注文を受けたり、お茶や料理を運ぶなどの接客をしてて、夫婦で切り盛りしてる店のよう。

ちょうど注文がたてこんでたようで、店主らしき男性は厨房で、少し焦りながらすごく忙しそうに働いてた。

タレカツ丼は、注文受けてから、冷蔵庫からブロックの豚肉を取り出して、包丁で薄切りし、それに、小麦粉、溶き卵、パン粉を付けて、油で揚げてた。

もっと待つかと思ったが、15分程で和風のお盆で料理が運ばれてきた。


 鮭かま定食 ¥750

鮭かま定食は、鮭カマ(塩引き鮭のカマの部分)に、小鉢(イカゲソのマヨネーズ添え、かぐら味噌の2品)、ごはん、みそ汁、漬物が付いてた(新潟では、塩鮭のことを塩引き(しおびき)という)。

鮭カマは、カウンター上に艶よく焼き上げてある鮭カマを温めてお皿に載せてあって、これに青しそ、レモン、たっぷりの大根おろしが添えてあった。鮭カマの身は温めてあるので、ふっくらとしてて、鮭らしい芳醇なうまみが感じられた。

この塩引き鮭の胸ビレについているカマの部分を、新潟では「一のヒレ」と呼び、昔から一家の主人だけが食べられる特別な部位だった。私の実家でも、もちろん食べていたのは、祖父や父だった。

エラの部分なので、厚みのある形で、複雑に骨が入り組んでて、他の切り身の部分より、火の通りが悪く、ちょっと調理しにくい。が、脂がのってて、鮭の濃厚な風味と肉質もプリッとしてて独特な部分で、魚好きにはたまらない部位。また、1匹の鮭から、2切れしか取れない、希少部位でもある。

小鉢は、かぐら味噌は、ピリっと辛みの効いた味噌で、ごはんとの相性抜群だった。



 タレかつ丼 ¥750

新潟名物タレかつ丼がここでも食べられる。ここのは『とんかつ政ちゃん』などで、特製かつ丼と呼ばれてる、(丼の底から)ごはん+タレかつ(2枚くらい)+ごはん+タレかつ(4枚)、と2段になってるタレかつ。これに小鉢(切り昆布の煮物)、マスタード、みそ汁が付いてた。他では千円くらいするので、ここでは低価格で食べられる。

5〜6mm程に薄くスライスした豚肉が、細めパン粉をつけて揚げてあるので、肉自体のボリュームが抑えられてて、ちょっと甘口の醤油味のタレが、ごはんとカツとに絡んでて、飽きることなくペロッと完食できて、満足できた。


 サバ焼漬定食 ¥750

サバ焼漬(やきづけ)は、生サバ半身を素焼きした後、調味液(醤油+酒+みりん)の中に漬け込んである料理。常温の温かくない状態でお皿に盛ら、たっぷりの大根おろしが添えて、これに、小鉢(夏野菜のピリ辛和え、大葉味噌)、ごはん、みそ汁、漬物が付いてた。

焼漬は、新潟では、家庭でもよく作る料理。生鮭の出回るシーズンには、塩を降らず素焼して、醤油&大根おろしでも食べるが、この焼きたての鮭を、調味液(醤油+酒+みりん)に入れて、冷蔵庫などに入れて保存しておく。

こうしておけば、日持ちもするし、冷えても生臭さなく、醤油風味のタレの味が魚の風味と馴染んで、醤油&大根おろしでたべるのとはまた違った味の、ごはんのおかずにぴったりの魚料理になる。

サバの焼き漬けは、初めて。ほんのり甘口の漬けダレによって、脂ののっているサバが、あっさりとしてて食べやすかった。

店主は忙しく働いていた時は、とっつきにくそうな印象だったが、調理が終わった後に話すと、気さくで愛想のいい人だった。

美味しい物が満載の新潟の市場にある定食屋。お昼時が外れていたが、かなり客がいて、新潟ならではの味が、お手頃価格で食べられる。地元の人だけでなく、ちょっと出張で来た人が、新潟の古い伝統の味を、気軽に食べるのに便利。新潟本町市場に行った時にちょっと寄るのにいい。おすすめ度は、7.2、としよう。

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■丼や『いし井』
 新潟県新潟市中央区本町通6-1138
  本町食品センター内

 電話:025-224-0920
 営業時間:
 月~土…11:00~14:00(LO)
 日 …11:00~17:00(LO)
 定休日:不定休