ポテトチップスを日本で初めて量産化した湖池屋は、昭和37年(1962)の発売当初から国内産のじゃがいもを100%使用してる。

『プレミアム』シリーズは、発売当時の“素材そのまま うまみ凝縮製法”を現代技術で生産したもの。湖池屋のポテトチップスにかけた50年の情熱&技術の結晶と呼ぶべき商品。

70g150円位で、コンビニなどで販売されてて、通常(スタンダード)のポテトチップ(60g100円位)の1.3倍程の価格。プレミアム製品だけあって、外袋は“PREMIUM”の文字がゴールドに輝く、高級感のあるパッケージ≫人気blogランキング

ポテトチップスは、アメリカで発祥し、戦後日本にもたらされ、広く消費されている。

コイケヤのポテトチップスを食べるのは、数十年ぶり。食べきりサイズの小袋の製品を購入する機会が多かったせいか、我が家は、カルビーのポテトチップスを長年購入してた。

そういえば、思い出した。はるか昔、学生時代、買い出しに一緒にでかけた、食通で食べ物にうるさい友人が、私がカルビー製品を手に取ろうとした時、「ポテトチップスといったら、湖池屋なんだよっ!」と断言してた。

1853年、アメリカのニューヨーク州のサラトガスプリングスのホテルで、フレンチフライ(フライドポテト)が厚すぎるとの苦情を受けたシェフが、紙のように薄く切ったじゃがいもを揚げたのが、ポテトチップスの始まりとされている。当時はサラトガチップスと名づけられた。1925年、ニューヨーク州オールバニに大工場が建設されてから、ポテトチップスは一般に広まった。

1947年(昭和22年)、ハワイでポテトチップ製造に携わっていた浜田音四郎(「日本のポテトチップスの生みの親」と言われてる)が、『フラ印』のブランドで日本初のポテトチップスの製造販売を始めた。最初は、アメリカ軍向けの品だったが、次第におつまみとしてビアホール、バーなどに受け入れられるようになっていく。この頃のポテトチップスは小さな工場での手作りで、高級で珍しいものだった。

その後、湖池屋の創業者:小池和夫がそのおいしさに感動し、多くの人に広めたいと考え、原料、生産方法、味付け等を研究、試行錯誤の後、1962年、日本人の味覚に合わせたオリジナルのポテトチップス「コイケヤポテトチップス のり塩」を完成させる。この翌年、オートフライヤーと呼ばれる製造機械が開発されたこともあり、1967年、初めて量産化に成功し、ポテトチップスを日本で広く普及させるきっかけを作った。

湖池屋の歴史は、
1954年 東京都文京区におつまみ製造会社として創業
1958年 株式会社湖池屋を設立。ポップコーン発売
1962年 「コイケヤポテトチップス のり塩」発売
1964年 東京都板橋区成増に移転
1967年 ポテトチップスの量産化に成功
1984年 「カラムーチョ」発売
1987年 「スコーン」発売
1990年 「ポリンキー」発売
1994年 「ドンタコス」発売
2001年 フレンテ(株)の100%子会社となり、その傘下に入る

親会社の(株)フレンテは、
1977年 (株)メリカ・フーズとして設立
1995年 フレンテ(株)に社名変更。(株)フレンテホールディングスを経て、菓子製販部門を分離して持株会社化。2003年(株)フレンテに社名変更、翌2004年、ジャスダック市場に株式上場(スナック菓子業界では初)。

一方、ポテトチップスで競合する(株)カルビーは、1964年発売の「かっぱえびせん」がヒット、「サッポロポテト」(1972)、「サッポロポテトバーベQあじ」(1974)発売後の1975年(昭和50年)、「ポテトチップスうすしお味」でポテトチップスの販売を始めた。ポテトチップスの販売においては、コイケヤより13年遅れて始めたが、現在シェアは第1位である。

その他、ヤマザキナビスコ、プリングルズ(P&G)、ブルボンなどから、ポテトチップスが販売されてる。

ポテトチップスは、その製造過程から、スライス型、成型の2種がある。

■スライス型ポテトチップス
 薄くスライスしたじゃがいもを揚げて作る
 じゃがいもらしい食感&風味が味わえる
 保存方法などにより、じゃがいもの成分が変化し、
 製品の均一化が難しい
 コイケヤ、カルビー(一部成型)
 
■成型ポテトチップス
 フレーク状に乾燥させたじゃがいもを原料に、
 調味料などを混ぜて、形を整えて揚げて作る
 じゃがいもらしさは、控えめだが、原料の確保
 製品の質&形状が統一しやすい
 ヤマザキナビスコ、プリングルズ(P&G)
 ブルボンなど

(株)フレンテのグループ企業である、(株)湖池屋は、ポテトチップスの製造に携わってきた、50年の結晶として、プレミアムシリーズの『コイケヤポテトチップス プレミアムコンソメ』『コイケヤポテトチップス プレミアムのり塩』を2011年3月から発売してる。

この際、カルビーやコイケヤのスタンダード品も買って食べ比べてみた。


プレミアムのり塩

[製法&味のこだわり]
高知県室戸沖の海洋深層水を凝縮した塩、徳島県「すじ青のり」と愛媛産「うすば青のり」の2種の青のりを使用。甘み&深み、まろやかでコクのある味わいを出してる

[食べた感想と比較]
■カルビーのりしお 青のりWブレンド:
 開封時、油の香り
 塩分やや強め、まんべんなく細かい青のりが付着
 薄く、サクッと軽い食感

■コイケヤのり塩:
 開封時、油の香りとともにじゃがいもの香り
 塩分、カルビーよリ若干控えめ
 薄く、パリっと軽い食感
 青のりの緑色カルビーより鮮やか、
 大小の青のり、均一ではなく、カルビーよりやや
 まばらに付着

■コイケヤプレミアムのり塩:
 厚みがあって、堅く、ザクッとした食感
 半分に折れたものなど、全体に立体的な形のが多い
 噛み応えがあって、噛めば噛む程、じゃがいもの味が
 青のりの香りとともに、口の中に広がる
 焦げてる部分も、香ばしい深みのある味
 子どものおやつというより、大人のおやつ&つまみ
 ワイルドで存在感のあるポテトチップス


プレミアムコンソメ

[製法&味のこだわり]
和牛&チキン、ローストオニオンを使用、深い味わいの本格的コンソメ味に仕上げてる。

[食べた感想と比較]
■カルビー コンソメパンチ:
 開封時、コンソメの軽やかな香り
 オレンジかかった薄茶色
 薄く、サクッと軽い食感

■コイケヤ リッチコンソメ:
 開封時、コンソメ香りあまりしない
 鮮やかなオレンジかかった色
 薄く、張りがあって、軽いのにパリッとした食感
 口含んだ時に、オニオン風味のやや強いコンソメの
 香りが口〜鼻に抜ける
 やや甘口のコンソメ味

■コイケヤプレミアムコンソメ:
 厚みがあって、堅く、ザクッとした食感
 半分に折れたものなど、全体に立体的な形のが多い
 開封時、華やかなコンソメの香り
 鮮やかなオレンジかかった色、通常のより深い色合い
 やや甘口かつ濃いめのコンソメ味、余韻長い
 焦げてる部分は、苦みばしった味

比較して思うには、コイケヤプレミアムは、のり塩、コンソメとも、じゃがいもの素朴な味を生かしながら、インパクトのある食感・味の製品になっているが、カルビーとコイケヤは、スタンダード品に関しては、値段も味も大きくは違わない。
コイケヤが元祖なのに、カルビーにシェア1位を奪われたのは不思議な感じがする。
この原因は思うに、カルビーには、ポテト君というじゃがいものキャラクターが付いてて(パッケージにプリントされてる)、親しみやすさがあってリピートしやすいなどの、もっぱら販売戦略であろう。

このコイケヤプレミアムは、リニューアルしたようだが、ポテトチップスの原型のよう。堅めの存在感のある食感で、ポテトフライの形状を残し、油のベタつき少なく、濃いめの味わい。子供のおやつとしてよりも、ビールのおつまみにはこちらの方が向きそう。

コイケヤのポテトチップスには、チョコレートケーキのトップスとコラボした「チョコ&リンチカット」という新商品が2011年4月から発売されてる。
ロイズチョコレートでもポテトチップチョコレートいう似た製品があるが、チョコとポテトチップスの組み合わせはミスマッチなようで、これが意外に合う。

何気なく日常的にたくさん食べてるポテトチップスも、いろんな種類をしっかり味わって食べるのも楽しい。

       【フレンテから商品を受け取りました。】

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■菓子製造・販売『株式会社 湖池屋』
 東京都板橋区成増5-9-7
 電話:03-3979-2115(グループ代表)