笠間市の石挽き自家製粉の手打ちそば店。

松の木、縦格子をあしらった、純和風のたたずまい。のれんの文字も読みやすく、庶民的な雰囲気。

友部駅から南に県道281号を300m程南に行った平町交差点近くにある≫人気blogランキング



JA茨城の南隣にあり、道路沿いに看板と常陸秋そばの幟が出てるが、店頭の駐車場の奥に建ってるので、あまり目立たない。

平日の昼1時を過ぎてたが、店頭の駐車場はいっぱい。建物裏手にも駐車場があると案内が出てた。少し時間をつぶしてたら、どんどん客が出てきた。



紺地の古風な暖簾をくぐり、引き戸を開けて入った。

入ると、右手奥が厨房、その手前がテーブル席4人×6があり、左手の窓際が小上り席が2つあった。

厨房と客席との境目のカウンター(席なし)上部に小屋根のある店内は、厚みのある無垢材の長テーブル、4人テーブルが配置されてて(透明のビニールクロスが掛かってる)、古風な雰囲気。

エプロン&茶の三角布を着用した接客係の女性にいらっしゃいませと迎えられて、空いてる席に座った。

厨房で忙しそうに働いてた、眼鏡をかけた30〜40代位の男性が店主のよう。接客係の女性は2〜3人いて、くるくる元気に働いてた。



厨房左手のレジの奥から、男性客がぞろぞろ出て来て、ごちそうさまと声をかけながら、店を出ていった。

レジ横の暖簾をくぐった先のトイレにいったら、店の奥に広いお座敷席があって、このお座敷でも食事をしてた男性客がいた。



厨房前の黒板から本日のおすすめの、鴨大名¥950、天ざる¥950を注文。そばがきも注文したら、そばがきは(小)もありますと言われたので、メニューには載っていなかったそばがき(小)を注文した。

+¥100で十割そば(限定10食)にしてもらおうとしたら、接客係の女性に、今日はもう終わっちゃったんですと申し訳なさそうに言われた。そばコロッケ(1個)¥310も売り切れてた。

ちょっと待ってたら、料理が運ばれてきた。


 そばがき(小)¥530

そばがきは、(小)とはいいながら、あまり小さくなく、1人前位の大きさだった。

平鉢の中に、練りたての、ちょっと歪(いびつ)な形のそばがきが載ってて、薬味(ねぎ、かつお節、わさび)、そばつゆ、醤油、小皿が添えてあった。

そばがきは、黒い粒子(細かい粒子)が混じってる薄灰茶色で、ふっくら&もっちりとしてて、箸でも簡単に切り分けられた。口に含むと、軽く粘りがあって、そばの風味がほんわか広がる。

空気が細やかに混じってて、はんぺんのようにふんわりとした食感で、粗挽きではないのに、細やかなざらつきが舌に触れ、玄蕎麦(外側の黒っぽい殻をかぶったままのそば)を丸ごと挽いた、挽きぐるみの粉で作ってあるよう。

そばつゆ、醤油の両方が添えてあるのも嬉しかった。バランスのとれたまろやかな中口タイプのそばつゆで食べれば、そばがきの繊細さが味わえた。添えてある醤油で食べれば、そばがきが素朴にが味わえた。


 本日のおすすめ:鴨大名 ¥950

鴨大名は、トレイの上に、そば(四角い器に盛られてる)、鴨&ネギの入った小鉢、そばつゆ、薬味、おかず1品(大根・人参・菜の炒め煮)が載ってた。

厨房から運ばれて来る際、店主が接客係の女性に「食べ方説明して」と小声で言ってるのがちょっと聞こえた。

運んで来て、テーブルに載せた直後、鴨&ネギの入った小鉢にそばつゆを注いで、これにそばを付けて食べて下さいと説明された。こういう鴨蕎麦は初めて。

そばは、3mm程の太さに揃った、かなり黒っぽい色の挽きぐるみそばで、黒い粒子が混じってる。何もつけずに食べると、もっちりとした食感で、そばの風味がふんわりと感じられる。

鴨&ネギは、鴨肉5ヶ(2〜3cmのまるっこい形)が長ネギ(斜め切り)と共に油で炒めてあって、胡椒がぴりっと効いてた。炒めたてではなく、温もりがほんのりある位の温度。

これにそばつゆを注ぎ、そばを付けて食べると、まろやかなそばつゆ、鴨の油分や風味、しんなりと炒めてあるネギの甘みとが、口いっぱいに広がる。立体的な形の鴨肉は、噛応えがあって、量以上に存在感があって、男性客には人気がありそう。


 本日のおすすめ:天ざる ¥950

本日のおすすめ:天ざるには、ざるそば、天ぷら5点盛り(海老、ピーマン、なす、かぼちゃ、れんこん)、小鉢(大根・人参・菜の炒め煮)、漬物、そばつゆ、薬味に、この日のサービスライスをつけてもらった。漬け物はサービスライスに付いてたのかも。

黒っぽい色の挽きぐるみそばは、切り海苔がたっぷりとかかってた。甘みと塩分とが馴染んだ、まろやかなそばつゆとの相性がよかった。

天ぷらは、色白の衣をまとって、油切れよく揚がってた。海老は身が透明でなく、海老らしい風味。れんこんは、その形から、椎茸だと思ってかじったら、シャキシャキとした歯ごたえの、好物のれんこんだったので得した気分になった。

ごはんは、何だかほっとできる味。付いてた一品の、大根・人参・菜の炒め煮は、手作りで懐かしい味がした。充実した内容の天ざるで、これで950円ならとてもお得。



そば湯は、半透明のナチュラルなものだった。

地元の人で賑わってるが、店の人たちの人の良さがしっかり感じられて、初めて行ったのに心が安らぐ店。常陸秋蕎麦の、この店独特の田舎蕎麦をしっかり堪能できた。茨城も風評被害があるが、蕎麦は去年収穫したもので害はない。ちょっと客が減った今こそ、食べ歩くのに絶好の時。地元の人だけでなく、遠くから行っても茨城らしい蕎麦を楽しめる店。おすすめ度は、7.3。

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■そば処『なが井』
 茨城県笠間市八雲1-3-6

 電話:0296-77-0160
 営業時間:11:00~20:00
 定休日:日曜日