新潟市古町にある創業約80年になる鰻割烹。

江戸時代〜昭和30年代まで、堀が縦横に張り巡らされていた新潟古町は、「水の都」の異名を持ち、その頃は天然うなぎが豊富に穫れたという。

店頭に掲示されてた、晩酌セットが以前から気になってたので立ち寄った≫人気blogランキング

新潟市内には、瓢亭を始め、一〆力弥など、昔からの鰻店が多い。老舗料亭『鍋茶屋』では、うなぎの味噌漬という名物料理が今も引き継がれてる。

天然鰻は利根川が有名だが、新潟の方が水が良いので美味しい天然うなぎが獲れれそう。新潟の天然うなぎがメニューにあったら、人気がでそう。

また、やつめうなぎは新潟で獲れる。東京巣鴨の『八ツ目や にしむら』の八つ目鰻は、新潟産や北海道産とのこと。阿賀野川の河口では12月7日から漁が解禁となり、本町市場で冬には売られている。



晩酌セットは、夕方5時半〜6時半までの限定品で、お通し、小生ビール(or酒)、うなぎ蒲焼き、刺身のセットが¥2100。各品の値段を計算するとお得なメニュー。

その他、玄関前のメニューには、幕の内弁当も表示されてた。



入ると、すぐ正面がレジコーナーで、その奥には、階段があって2階席もあるよう。



1階部分は、レジの左手に、テーブル席(4人×2)小上がり(4人卓×1)だけのコンパクトな客席になってた。和風照明に照らされた店内は、黒いテーブル&椅子が配され、狭いながら割烹らしく落ち着いた雰囲気。

レジ脇の暖簾の奥には引き戸があって、そこが厨房のよう。

50代位の女性にいらっしゃいませと迎えられて、席に座った。

  
  

メニューから、晩酌セット¥2100、生ビール中¥630、佐渡カキフライ¥800などを注文した。

先に、生ビールとお通しが運ばれてきた。


生ビール(中)¥630と晩酌セットの小生ビール

キリン生ビールはよく冷えてた。新潟のビールは、茨城や東京のビールより、味の切れがいい。これってやっぱり、水がいいから?

中ジョッキの隣の小さいグラスが、晩酌セットの小生ビール。あまり飲まない人には、これでもよさそう。


お通し ¥300(たぶん)

お通しは、里芋&しめじの木の芽和え、鶏肉&水菜のゴマ風味の2種盛りだった。


晩酌セット¥2100の刺身&蒲焼き

晩酌セットの刺身は、ブリ、帆立、真鯛、南蛮海老の4点盛りで、どれも鮮度がよかった。

蒲焼きは、後から運ばれてきた。焼きたてが、朱塗りの器に盛付けられて、高級感があった。

尾に近い部分ながら、鰻はふっくらと焼けてて、程良い甘さのタレが適度に絡んでて、ちょっとご飯が欲しくなった。


佐渡カキフライ ¥800

佐渡の牡蠣は、サイズはやや小さめだが、味の良さと身が引き締まってることで知られてる。

カキフライは、少し小ぶりのが5ヶ、軽めの揚げ色でサクッと揚げてあって、脇にキャベツとタルタルソースが添えてあった。

苦みなく、ふっくらジューシーで、カキの風味が濃厚だった。


酔峯(グラス)¥630

酔峯は、大吟醸や吟醸酒の清酒粕から製造された、まろやかな風味の焼酎だった。


うなぎ肝焼 ¥600

うなぎ肝焼は、串を抜いた状態で、形が揃った肝5ヶが並んだ状態で運ばれてきた。

こんなに形が整った肝焼きは初めて! プリンと立体的な食感で、苦みやくさみなく、とても食べやすかった。


厚揚げパリパリ焼 ¥500

厚揚げは、表面が香ばしく焼いてあって、たっぷりの大根おろし&ねぎが添えてあった。


 シーザーサラダ ¥700

シーザーサラダは、楕円の白皿に、レタス、キュウリ、トマトを敷き、その上に揚げた千切りポテト、アボカド、温泉玉子を載せ、たっぷりめにホワイトドレッシングが掛かってた。

温泉玉子のトロリとした半熟状の黄身がソースのように絡み、
揚げた千切りポテトが、サクサクとした軽い食感がアクセントの、クセになりそうなサラダだった。



ひつまぶし(並)¥1900

半月盆に、おひつ、土瓶、薬味(白ごま、わさび、三つ葉、小ねぎ、刻み海苔)、漬物、鰻のタレを載せて運ばれてきた。

1人前にしては大きめのおひつの中に、ご飯がふっくらよそってあって、その上に鰻の蒲焼きが載せてあった。おひつが大きいので、茶碗に取り分けやすく、また、ご飯もつぶれることなく艶々と炊きたての光沢を保ってた。

土瓶には、薄味仕立てのかつおだしが入ってた。インスタント品ではない、割烹らしく風味のいい出汁だった。

最初はうな重として、ごはんと鰻の味をシンプルに楽しみ、次は、薬味を加えて、さらに3杯目は薬味と出汁を加えて、うなぎ茶漬けとして味わった。どの食べ方でも、ふっくら、もっちりと炊けてるごはんが、うなぎの味を引き立てた。炊きたて新米、出汁とで、鰻の味を堪能できた。

ひつまぶしといえば、名古屋の『あつた蓬莱軒』が全国的に有名だが、新潟のここのはかなり異なる。

あつた蓬莱軒のは、小さな容器にご飯をぎゅうぎゅう詰め込んで、蒸してない鰻を乗せ、だしが薄い出汁が付いてて、詰め込まれた大座敷で食べる。

これに対し、この新潟の店のは、大きなおひつにふんわりとご飯をよそい、柔らかな鰻を乗せ、しっかりだしをとった出汁で、ゆったりした席で食べる。

ご飯自体も新潟の方が美味しいので、ひつまぶし発祥の地にある『あつた蓬莱軒』のより、新潟のひつまぶしが、はるかに勝る!!


うなぎの形の箸置きが、ちょっとかわいかった。

後から入店してきた年配のご夫婦は、「うなぎ店のよしあしは、漬物を食べればわかる」といいながら、ワインを注文。赤ワインを飲みながら、ご主人は蒲焼きを、奥さんはうな重を食べてた。

また、その隣の席の2人連れは、幕の内弁当を注文し、待ってる間に熱燗をくみかわしてた。

格式が高そうで、やや入りにくい印象の店だが、実は家庭的で居心地がいい。料理は順に作りたてで運ばれてくるので、客が立込んでるときは、鰻蒲焼きなどは、料理が出てくるまで時間がかかってた。

新潟はうなぎも美味しく、ひつまぶしは新潟だ!ということを開眼させられた。おすすめ度は、7.4。

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■うなぎ割烹『三弥(さんや)』
 新潟県新潟市中央区西堀前通8-1512
 電話:025-222-6255  営業時間:
 11:30〜14:00
 (LO13:30)
 17:30〜22:00
 (LO21:00)
 祝日は〜21:00まで
 定休日:日曜日