東京神田の人気のとんかつ店。地下鉄淡路町駅から徒歩1分、秋葉原駅からでも徒歩7分と近い。

ひょろっと背の高い雑居ビルの1階にあり、狭い間口には、複数の店舗の看板やメニューなどが競い合うように並んでた。

近くのとんかつ店『勝漫』に勤めていた人が、2007年8月に独立してオープンした≫人気blogランキング



靖国通りへ合流する道路沿いに建ち並ぶ大小のビルの中にある。2階の外壁と入口の2カ所に白地&黒文字の看板が出てるが、店はあまり目立たない。

狭い通路を2〜3m直進し、深緋色の暖簾をくぐり、引き戸を開けて店に入る。



入ると、通路兼待合い風の空間があり、その奥が客席になってる。コンパクトで、思ってたより狭い。

通路の壁際には椅子が置かれてて、12時少し前だったが、数組の先客が座ってた。

奥が広め(客席と比べれば)の厨房で、それに面したカウンター席(4席)があり、手前に、楕円のテーブル(7人用)が斜めに、左手の壁際にテーブル席(2人×1)がスペースぎりぎりに配置されてた。

白壁&ダークな色調の羽目板張りの店内は、モノクロや色彩豊かな棟方志功っぽい版画などが飾ってあって、粋で落ち着いた雰囲気。通路のスペースが広すぎるようで、ここにカウンター席を作れる気もする。

奥にいた40代位の接客係りの女性に声をかけられ、先客の後ろに並んで待った。



厨房では、歌舞伎役者風のキリッとした顔立ち(丸刈りで調理帽をかぶってる)の40代位の店主らしき男性と30代位の女性が働いてた。接客係りの女性と3人で切り盛りしてるよう。

客席には、1人や数人で来てるスーツ姿の男性が多かった。重役のような風格のある紳士もチラホラ混じってて、さすが都心の人気店の感じ。

厨房内は、カウンターのすぐ内側〜右手の壁際にかけて、調理台とコンロがL字型に設備され、客の座るタイミングに合わせて、店主が手際よく調理をしてた。

カウンターのすぐ内側の調理台では、冷蔵庫から取り出した肉や魚介類に小麦粉→玉子→パン粉(ソフトパン粉)を付けたり、揚げたとんかつを包丁で切るなどの作業を行ってた。

右手の壁際のコンロには、銅製の大小2つの揚げ鍋が並び、大鍋ではとんかつ、小鍋では海老、牡蠣など魚介類を揚げてた。この右横のコンロでは、かつ丼を作ってた。海老を揚げる際には、しっぽを広げて形を整えてから、油に投入してて、店主の丁寧な仕事ぶりが感じられた。

店主は、ほとんど立ち位置を変えず、真剣な表情で調理を行ってた。

待ち席にはメニューが置かれ、接客係りの女性が待ち席の客に注文を取ってた。

 

前に客たちは慣れた様子で、定食に単品の車えびフライなどを追加して注文してた。

男性客は食べ終えると、カウンター席の左端で会計して、壁のフックに掛けた外套を取って出て行った。

席が空くと、接客係りの女性と、厨房の女性の2人でテーブルの上を片付け、お茶と箸をすぐに準備、速やかに待ち客を席へと誘導していた。

順番がきて、接客係りの女性にどうぞといわれ席に座った。


調味料、梅干し&らっきょう

楕円の大きいテーブルの上には、調味料などが3セット準備されてた。調味料の種類の多さに、店主のこだわりが感じられた。

大きい器2つ:とんかつソース、おろしポン酢
小さい器2つ:ピンク色の岩塩、柚子胡椒
ガラス瓶:ドレッシング
2段重ね器:らっきょう、梅干し


漬物(左:特製ロース、右:ロース定食)

先に漬物が運ばれてきた。

特ロース定食の漬物は、4種盛り(きゅうり、にんじん、柴漬け、白菜)で、普通のロース定食より豪華だった。

少し待って、定食のとんかつが、ごはん、赤だしとほぼ同時に運ばれてきた。


ヒレ定食¥1600 +カキフライ¥250、串かつ¥450

ヒレ定食は、店名の入った、シンプルな白皿に、ヒレかつ、追加注文したカキフライ1ヶ、串かつ1本が相盛りになってて、千切りキャベツ、マスタード、タルタルソース、パセリ、レモンが添えてあった。



ヒレかつは、2.5cm前後の厚みのある肉で、とても柔らかな食感。肉目には分断するかのように走ってる断層には、玉子と小麦粉が入り混み、ふんわりと溝を補ってた。

カキフライは、大きめで、鮮度よく、牡蠣の濃厚な味が楽しめた。

串かつは、肉、長ねぎ、肉、ししとう、肉の順に串に刺して揚げてあった。串を取り去り縦切りして盛り付けられてて、串かつらしさがないが、食べやかった。


ロース定食 ¥1500

ロース定食は、整った形で厚みがあった。



肉の片側の脂身は、くさみなく、脂っぽくなく、あくまでジューシー。良質な豚肉ならではの味わい。


特ロース定食 ¥2000

特ロース定食は、厚みのある表面積の大きなとんかつで、縦横12ヶにカットしてあった。



片側だけでなく、肉の間にも適度に脂身が混じってて、ロース肉らしいコクとボリュームがしっかり感じられた。

衣と肉が食べてるうちにはがれてしまうことや、チェーン店のように金網の上に載ってるわけではないので、食べ進むととんかつの下の部分が熱気と蒸気によって、湿気ってしまうのはちょっと残念。金網は、ドレッシングがとんかつに付かない様にという配慮から,和幸が初めたらしい。使いづらいという人もいるが、私はさくさくのとんかつが好き。


ごはん&赤だし

ごはんは炊きたて、赤だしは、苦み少なく、柚子が効いてて、品のいいの風味。



ロースかつ丼 ¥1600

ロースかつ丼は、先に漬物と一緒に千切りキャベツが運ばれてきた。

揚げたてのかつが、長ねぎと玉子でとじてあって、肉厚の超熱々のちょっと贅沢なかつ丼!

揚げたてなので、衣のサクサク感が部分的に残り、玉子はごく軽く混ぜてあるので、玉子のコシがしっかり残ってた。長ねぎで作ってあるので、甘みのない、ちょっと大人のかつ丼。

個人的な好みからすれば、この値段でかつ丼を食べるのはもったいない気がするが、人気メニューのよう。



店が狭いので初めて来ると肩身が狭く感じるが、常連客は慣れてる様子で得意げに注文したり食べたりしてた。価格が低くはないので、もう少しゆったりした席で食べたい気がするが、東京神田なので仕方がないのかも知れない。

メニューに表示はなかったが、ごはん、キャベツはお替わり可のよう。

忙しさのためかしっかりめに揚げてあるが、肉にくさみなく、ごま油の風味がほんのり感じられて、軽いのにコクがあって、男性好みのとんかつ。肉は上質で、人気店のとんかつを食べてる自分にうっとりしてる人が多いのは納得できる。

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■とんかつ『やまいち』
 東京都千代田区神田須田町1-8-4  玉井ビル1F
 電話:03-3253-3335
 営業時間:
 月〜金…11:00〜14:20(LO)
     17:00〜20:00(LO)
 土  …11:00〜14:00
 定休日:日曜、祝日