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明治維新、関東大震災、大東亜戦争と、社会の激変によって、ほぼ消滅した手打ち蕎麦の再興に尽力したそば打ち名人、片倉康雄氏の店。

その弟子は全国に広がり、700店とも1000店以上ともいわれる一茶庵系のそば店の起原のような店。

足利駅の北1.2km程のところにある≫人気blogランキング

大正15年に、新宿駅東口近くで創業し、大森を経て、浦和に移転。戦後の混乱期には、他の仕事についたりしながら徐々にそば打ちに復帰し、昭和29年、栃木県足利市で一茶庵を再開した。

足利市内での2度の移転の後、平成12年5月に現在の場所に本店を構えた。

東京から離れた場所にある小さい店だというのに、たくさんのそば打ち職人が、ここ足利にひっきりなしに客が訪れてて、その様子は「足利詣で」と言われてたらしい。

現在は、長男の2代目と3代目が店を運営してる。

 

県道40号の足利市役所前交差点から、北に折れて200m程行ったところにある。

店頭に駐車場があり、奥まった感じで建ってる高級ある純和風の建物。外壁には家紋(丸に七五三ね笹?)がついてて、高級旅館のような格式ある店構え。総本山にふさわしい風格。

人気店とのことで、余裕を持って出発したら、開店前に到着した。店頭のシャッターは開いてたが、上50cm残った半開きの状態になってて、開店準備中といった光景。



店頭に掲げられてたメニューを見ながら、少し待つことにした。

この辺りは、足利市立けやき小学校の北に位置してて、車の往来も少なく静かな住宅街って感じ。

店の南隣には門構えが立派なモダンな民家があって、門扉前が、一茶庵用の10台分位の駐車場になってて、店主or家族の家かも。

早めに到着して、待ってる客が数組いた。

ちょっと待ってたら、駅方向からタクシーが1台やってきて、店頭の駐車場に止まると、女性を2人降ろして立ち去った。あれ?と思って見てたら、女性2人は、躊躇せず半開きのシャッターをくぐって、店の中に入っていった。

そうこうしてたら、開店時間になった。数分待って、ようやく店内から、白い調理着姿の店主らしき60代位の男性が現れて、そのまま、開き切ってないシャッターの内側から、にこやかにどうぞと招き入れてくれた。

シャッターをくぐり、左手にある入口から中に入った。

中に入ると、店内奥へとまっすぐ通路が伸びてて、ここを進んでいくと、正面突き当たりが厨房になってて、ここで右手に戻るように迂回すると、庭に面したテーブル席が設けられてた。

ここは、間仕切りによって通路と仕切られてて、通路の壁に飾られた片倉氏の写真が店内を見守っているかのよう。



 

いらっしゃいませと迎えてくれた接客係りの女性に案内されて、席に座った。

開店と同時に入店したのに、すでにテーブル席には座ってそばを食べてる女性2人の客がいて、驚いた。身内とか従業員かと思ってたら、タクシーを乗り付けてきた女性客だった。

庭を介して向こう側90°の位置にも客席があった。玄関右手も、個室があって(普段は使われていないみたい)で、灯籠&竹のある庭をコの字で囲むように、3つの客席が設けられてるよう。

 
 

メニューから、玉子とじそば¥850、五色そば¥1550、天せいろ¥1350、鴨せいろ¥1450、鴨なんばんそば¥1450、いなり寿司¥250などを注文した。

人気店らしく、あっという間に満席になった。

ちょっと待ってたら、料理が運ばれてきた。


 いなり寿司 ¥250

いなり寿司は、温かかった。人肌以上に温かかったため、食べる時に酢のツンとしたにおいが強く感じられた。


 玉子とじそば ¥850

玉子とじそばは、厚手の和風丼に、細そばが、ほうれん草、なると、白かまぼこを添えて彩りよくよそってあった。

そばつゆは、甘口タイプので、半熟状態の玉子が溶け込こむようになじんでて、まろやかな風味で食べられた。


 鴨なんばんそば ¥1450

鴨なんばんそばは、大きめの丼にたっぷり熱々の状態で運ばれてきた。甘口のそばつゆは、アクのせいか少し混濁してて、細そば、縦切りの長ねぎ、鴨肉4枚が入ってて、予め山椒がかかってた。

細そばは、そばつゆとの絡みよく、のどごしよく食べられた。そばつゆには、浮いてる油分は粒子が細かく、鴨そばらしい風味で、鴨肉は少しかためだった。


 鴨せいろ ¥1450

鴨せいろは、透明感ある薄茶色の細そばが丸ざるに盛られてて、小鉢に入った温かいつけ汁と共に運ばれてきた。

そばは、2mm弱の細打ち。表面に光沢があって、香りは薄く十割そばではないようだが、滑らかでのどごしがいい。

つけ汁は、アク風の浮遊物が浮いてる、やや濁ってる濃口タイプのもの。縦切りの長ねぎ鴨肉が入ってた。長ねぎは、つゆを含んでしんなりとしてて、鴨肉はかためだった。


 天せいろ ¥1350

天せいろは、丸ざるに盛られた細そばに、天ぷら5点盛り(海老2+野菜3)が付いてた。天ぷらは、色白の衣で油切れよく揚がってて、高級感があった(天つゆや塩などはついてなかった)。

そばつゆは、甘さ&塩分とがしっかりきいた濃い口タイプのものだった。


 五色そば ¥1550

五色そばは、茶、赤、緑、白の五段重ねの塗りの器で運ばれてきた。



5段の器の中には、3種の変わりそば(茶そば、けしきり、ゆずきり)と、田舎そば、通常のそばが入ってて、並べてみると色の違い、濃淡、太さの違いがあって、豪華な雰囲気。

各器は中央が球状に凹んでて、容量が少ないためか器を重ねたことによって、上が平らに押されて、つぶれたようになってた。

近くの席の人には、ざるに盛られた3色のそばが運ばれてきてたので、そっちの方ははふんわり蕎麦が盛られてた。

茶そばは、青っぽい葉っぱの香りの清々しい風味。けしきりは、色白のそばの中に、薄茶いろの粒粒が混じってて、ごまのようなの香ばしさがほんのりと感じられた。ゆずきりは、ほんのり黄色がかってて、最も細打ちされてて、柑橘系のさわやかな風味が感じられた。

そばつゆは、濃い口タイプので、やや勝ってる甘さが口の中に残る感じで、余韻があった。


 そば湯

五色そばを注文してる人が多くて、看板メニューのよう。駐車場には、県外ナンバーの車も多く、さすが有名店って感じ。現在、全国に手打ちそばが広まったのは、初代片倉氏のおかげ。プロを養成するそば打ち教室を開いてて、42万円と高額ながら、ここでそば打ちの技を覚えて開業するそば店も多いみたい。

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■『一茶庵本店』 お店のHP
 栃木県足利市柳原町861-11
 電話:0284-40-3188
 営業時間:11:30〜14:00、16:30〜19:00
 定休日:水曜日、第3木曜日