新潟市の老舗洋食レストラン。大正12年(1923)の創業。

箱形+楕円柱をくっつけたような3階建てビルで、外壁にピンク色のPIAの文字が入ってる。

イタリア軒で13年間勤めた間松太郎が、イタリア人コックのミオラからピーアと呼ばれていたことからつけた店名≫人気blogランキング

 

白山神社や白山駅、新潟市役所に近く、その中間の位置の商店街の中にある。近くに老舗洋食店キリンがあるが、それよりも古いので新潟市で現存する最も古い洋食店かも。

ややわかりにくいが店の前に数台の駐車場があった。

左手の少し奥まったところが玄関で、ランチメニューが掲示されてた。

ガラス扉を開けて中に入ると、その先に木製扉があった。



奥行きのある長方形型の店内は、窓の少ないことによる閉塞感を和らげるように、中央が一段高い折り上げ天井になってた。ベージュ&茶の色彩でまとめられてて、間接照明で柔らかに照らされてて、落ち着いた雰囲気。

奥右手の一画が、ドリンク用っぽい小さな厨房とそれに面したカウンター席があって、手前にテーブルが4人用、2人用、4人用と3列に配置されててた。

カウンター左手の小窓の奥に厨房があるよう。

ちょっとフォーマルな服装で紙袋を抱えながら、先に玄関から入っていった先客の姿を目撃していたが、店内にはその姿はなく、別室での宴会客のよう。

奥から、接客係りの女性が出てくると、席に案内してくれた(テーブルのいくつかには、予約席のプレートが載ってて、常連さんの多い店のよう)。



 
 
 

ランチメニューから、ピーアランチ¥800、オムライスセット¥900と、4月の特別ランチ¥1800、グランドメニューから、タンシチュー&グラタンセット¥1900を注文した(ピーアランチとオムライスセットは、月〜土のランチメニュー)

ちょっと待ってたら、各料理に付いてるスープとサラダから、運ばれてきた。

■ピーアランチ(洋食)¥800






ピーアランチは、白皿に海老マカロニグラタン、牛肉の旬菜巻ソテーおろしポン酢、温野菜が盛り合わせになってて、ミニサラダ、ライス、みそ汁が付いてた。

海老マカロニグラタンは、うっすらアイボリーがかったホワイトソースの中に、有頭海老とマカロニが入ってて、しっかりコクがあった。

牛肉の旬菜巻は、竹の子とグリーンアスパラを、薄切りの牛肉で巻いてあって、小ねぎ入りの大根おろし、ジェル状に固めたポン酢がトッピングされてた。ポン酢が流れないので、口の中で肉とよく絡んで食べやすかった。

温野菜、にんじん、きぬさや、なすは、茹で野菜、焼き野菜みたいに、ほとんど味付けが施されてなかったので、こってりしたグラタンの箸休め的料理として味わえた。

■ランチ:オムライスセット ¥900




オムライスセットには、サラダ、ポタージュスープが付いてた。

サラダは、レタス、きゅうり、パプリカ、ラデッシュ、などが立体的にカラフルに盛り付けられてて、イタリアン風のドレッシングがかかってた。ポタージュスープは、ぽったりなめらかだった。

ランチのオムライスは、香ばしく炒めてあるチキンライスを玉子で包んであって、ケチャップがかかってた。玉子は内側がうっすら半熟が残るくらい。

最近のオムライスは、半熟玉子&デミグラスソースが流行だが、こういう昔風のオムライスの方が馴染みがあって私好みの感じ。

■4月の特別ランチ ¥1800




4月の特別ランチは、横長の皿に、村上牛のハンバーグと桜マスのムニエルが、温野菜を間に左右に盛り付けられてて、これにサラダとポタージュスープ(上のオムライスセットの写真と同じ)、ライス(orパン)、コーヒーorアイスクリームが付いてた。

ハンバーグは、予想してたより小ぶりだったが、つなぎ少なく、デミグラスソースと絡みながら牛肉らしい肉質&味がしっかり感じられた。

桜マスのムニエルは、口の中で軟らかくほどける、マスらしい繊細な味わいがたのしめて、春ならではの料理だった。

■タンシチュー&グラタンセット ¥1900








タンシチュー&グラタンセットは、スープ、サラダ、ライスorパン、コーヒーorライスが順に出てきて、コース料理っぽい充実した内容だった。

タンシチューは、小さめサイズのヒレステーキって感じでグラタンと共にお皿に盛りつけられてた。煮崩れしてないのに、切り分けて口に含むと、とても柔らかでやさしい食感。丁寧に手間ひまかけて作ってあるからこその味。



ピーアランチとオムライスセットには、飲み物やデザートが付いてなかったので、スモールサイズのコーヒーとアイス各¥80を追加注文した。



スモールサイズのコーヒーとアイスは、しっかり内容のある料理を味わった後、その余韻をたのしむのに、ぴったりサイズだった。

昼頃には、予約客、スーツ姿のおじさん客、年配の女性グループなどで、ほぼ満席になった。おじさん客はランチ、年配の女性グループは¥1200の和定食を慣れた様子で注文してて、それぞれ目当ての料理があるよう。

100年以上前に、予期せず置き去りになった若いイタリア人コック(ピエトロ・ミリオーレ、新潟では「ミオラ」または「ミヨラ」とも呼ばれた)が、新潟市に西洋料理店を開いた。それ以来、新潟の魚介、野菜を取り入れながら、西洋料理を新潟に定着させた。その直系の味が現在もここに存在しているかと思うと、感慨深かった。ホテルレストランのように格式ばってはいないが、古風な清涼料理を基本とした昔懐かしい洋食が食べられる隠れ家的な店。

新潟って、掘り出し物の面白い店がいっぱいあるなあ〜。おすすめ度7.3。



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レストラン『ピーア軒』 
 電話:025-266-1661
 営業時間:11:00〜13:00(LO)、17:00〜20:30(LO)
 定休日:日曜日(第1・第4日曜は営業)
     祝日、年末年始