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金沢市の老舗洋食店。1909年創業。

金沢最大の花街で、京都祇園と並ぶ格式の高さを誇ったことで知られる、ひがし茶屋街の入口にある。

金沢駅からは2km程東の位置≫人気blogランキング

 

江戸時代から明治にかけて賑わった金沢の花街が、3茶屋街(ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街)として、茶屋様式の町並みが保存されてる。

石畳の両脇に1階が木虫籠(=きむすこ、外から中が見えにくく、中から外が見えやすくなってる)という格子造りの木造2階建てが軒を連ねてて、(2001年国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された)、当時のままって感じの景観。

金沢は、加賀藩初代藩主:前田利家から続く城下町。大東亜戦争の空襲に遭わなかったので、古い建造物・町並みが現存してる。

タクシーの運転手さんの話では、茶屋街は、日中は車が入れないとのこと。夕方だったので、店の真ん前まで行くことができた。

玄関脇のショーケース内には、料理見本がいろいろ並んでた。



中に入ると、左手が厨房とそれに面したカウンター10席があり、通路を介して右手が小上がり席(4人×2、6人×1)になってた。客席はこれだけのよう。

厨房では、白い調理着の男性2人が働いてて、50代の女性と息子さんらしき若い男性が接客をしてて、家族経営的な雰囲気。



車じゃないので、まず先にビールを注文してから、メニューをじっくり見て、オムライス¥735、クリームコロッケ¥890、昔のカツ丼¥1365、ハンバーグステーキ¥1360、タンシチュー¥1780などを注文した。


生ビール(ジョッキ)¥575

最初にビールが運ばれてきた。

ちょっと待てたら、料理が順番に運ばれてきた。



 オムライス ¥735

オムライスは、メニューに★3つが付いてる人気NO.1の品。

ふっくら立体的な形をしてて、脇に福神漬けと紅しょうがが添えてあった。

半分に割ってみてみると、薄めの玉子の下には、ドライカレー風の黄色かかった茶色の炒めごはんが入ってた。

食べてみると、カレー味ではなく、煮込んでフレーク状になってる牛肉が混じってる甘からい醤油味の炒めごはん。初めて食べるのに何だか懐かしい味。

薄めの玉子の層も若干半熟の部分があって、焼きすぎてなくて、ソフトにごはんを包み込んでる感じ。結構ボリュームがあったのに、あっという間に食べられた。


 クリームコロッケ ¥890

クリームコロッケは、細めのパン粉をまとった俵型の小ぶりなコロッケで、仕上げにさらっとしたトマトソースがかかっていた。

カラッと揚がった衣の下の、ちょっと弾力あるカニ風味の豊かなホワイトソースは、滑らかでコクがあった。



 昔のカツ丼(みそ汁付)¥1365

昔のカツ丼は、蓋をした状態で運ばれてきた。

蓋を開けて、びっくり!ごはんの上には、カツではなく、たっぷりの茹でたざく切りキャベツ&薄切りきゅうりが乗ってた。

ざく切りキャベツ&薄切りきゅうりをどけてみると、その下には、厚さ5mm強の牛ヒレ肉のカツと白いごはんが入ってた。

食べてみると、キャベツ、きゅうり、牛ヒレ肉カツ、ごはんには、味がついてなくて、素材そのままの味。またまた驚いてメニューを見たら、好みに合わせて、ウスターソースをかけてお召し上がりくださいと書いてあった。牛カツのサクッとした食感を損なわないよう、少しづつソースを付けながら食べた。

牛ヒレかつは、サクッとした衣の下の肉は、中の方がほんのり赤くて(ステーキならミディアム位の焼き加減)、柔らかで食べやすい大きさにカットしてあった。

この昔のカツ丼は、芸妓衆からの要望で生まれた料理とのこと。茹でキャベツがしっとりしてて、ウスターソースによって庶民的で、ヒンヤリ食べやすいかつ丼になってる。


 ハンバーグステーキ(小サラダ付)¥1360

ハンバーグステーキは、鉄板に乗ってて、たっぷりデミグラスソースがかかってて、マカロニが添えてあった。

つなぎが少ないので、ジューシーでハンバーグらしい味が楽しめた。


 タンシチュー(小サラダ付)¥1780

タンシチューは、鉄板の上に、3〜4cm大のタン、くし切りのじゃがいも&にんじん、彩りできぬさやが乗ってた。

タンは繊維感なくとろけるように柔らか。マイルドなデミグラスソースが控えめに絡んでて、シチュっぽくはないが、主役がタンであることが実感できる料理だった。


 みそ汁&小サラダ

みそ汁は、スープっぽいシンプルな味。サラダは、輪切りの玉ねぎの下に、千切りキャベツ、トマト、きゅうり、ピーマン(輪切り)、紫キャベツが入ってて、おろし野菜(玉ねぎ?)入りの酸味の効いた自家製ドレッシングがたっぷりかかってた。


 ライス(大盛り)¥160

店内は、常連さんらしき家族連れで賑わっていて、観光地にありながら地元の人に人気の店のよう。常連さんが注文していたポタージュを追加注文しようとしたら、売れきれていて、残念だった。

 

食べ終えて、店を出る頃には、待ち客もいた。外に出るとどっぷり日が暮れてた。

茶屋街は、格子木から漏れるやわらかな光りに照らし出されてて、日中とはまた違った風情。小路を挟んで隣が銭湯だった。入り口に木製の下駄箱があり、高い煙突があり、湯、という看板があって昔の風情そのままで営業してた。

浅野川の川っぺりの小道を表通りまで歩いて、そこでタクシーを拾って帰ってきた。

町並みも料理も、古い城下町金沢を堪能できる老舗レストラン。おすすめ度7.2。

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■レストラン『自由軒』 お店のHP
 石川県金沢市東山1-6-6
 電話:076-252-1996
 営業時間:11:30〜15:00、16:30〜22:00
 定休日:火曜日、第3月曜日