2009年02月20日

木挽庵@ひたちなか



茨城県ひたちなか市にある手打蕎麦店。

店主は柏の『竹やぶ』で修行した人で、開店してから16年になるとのこと。

2つ連なってる箱形の建物で、黄土色の建物の南側に駐車場と玄関があった≫人気blogランキング



 

常磐線勝田駅の2km程北のショッピングセンター「ヨークタウンひたちなか」の東隣にある。



黄土色の建物は、外壁の一部が板張りで、昭和初期を思わせるレトロな佇まい。鄙びた風情の板塀&くぐり門が設けてあって、ショッピングセンターのすぐ隣という立地条件ながら隠れ家的な雰囲気。

門をくぐると、その先にある襖風の引き戸が玄関扉になってる。小窓などがない扉で、中の様子がわからないため、ちょっと入りにくい印象。

 

ちょっと怖々、扉を開けると、横長の待合い風のスペースになってて、1.5m程先にもう1つ引き戸があった。



2つめの引き戸を開けて中に入ると、左手奥に厨房とそれに面したカウンター席があって、厨房を囲むように、手前〜左手にかけてL字に囲炉裏形テーブル席(4人用)と小上がり席が配置されてた。

厨房にいた20〜30代位の男性がにこやかに迎えてくれた。

奥にいた50代くらいの男性と女性が店主夫妻のよう。若い男性は息子さんで家族で経営してる店のよう(玄関扉に店は3人で営業していて、時間のかかる場合があると書いてあった)。



奥の席にどうぞと言われたたので、厨房を回り込むようにカウンターの前〜小上がり席脇のL字の通路を入って行くと、通路の奥にほの暗い民芸調の部屋があった。

 

靴を脱いで上がるると、少し広めの板張りの室内は、衝立てを境に、左右2つに分けてあって、左:6人用テーブル席、右:堀り炬燵式囲炉裏席(6人用)になってた。

テーブル席と堀り炬燵式囲炉裏席の上には、火棚(熱気の拡散、防火、食品や手袋の乾燥のため天井からつるしてある棚)が吊るしてあって懐かしい雰囲気。奥の棚には、笠間焼きの器が陳列・販売されてた。



囲炉裏には、赤く燃えた炭がはいってて、その上には、自在鍵&鉄瓶がかかってて、その情景&ぬくもりが故郷って感じ。思わず、灰ならしを手に持って灰をなぞってしまった。





メニューから、田舎そば¥840、天ぷらせいろそば¥1600、かけそば¥740などを注文した。

出されたそば茶を飲みつつちょっと待ってたら、料理が運ばれてきた。


だし巻玉子焼(2人前)¥1000
 ※写真は1人前

だし玉子焼きは、ふっくら焼きたて。

口に入れると、だしの風味とともにほのかに甘みが感じられる。張りがあって滑らかで、しっかり繊維感があって、片栗粉などを加えて作ってあるよう。

柏の『竹やぶ』のような、だしをたっぷり含んだジューシーなだし巻ではなかったが、独特の弾力のあるだし巻玉子だった。色の薄い個性的な風味のつけ汁が添えてあった。大根おろしとつけ汁は私の好みではなく、大根おろし&生醤油で食べたかった。


 田舎そば ¥840

田舎そばは、玄そば(そば殻が付いたままの実)を荒挽きにして打ってるとのこと。

黒や茶の粒子を多く含んだ、4mm強位の幅広の平打ちそばだった。食べてると、そば殻が歯にあたって、野性味溢れるそばって感じ。

そばつゆは、どっしりとした甘みのある、やや濃口タイプのもので、辛み大根と自家製漬物が添えてあった。


 かけそば ¥740

かけそばは、関東っぽい濃い色のそばつゆの中に、細めのそばが入ってた。そばつゆは、濃口でかつおの風味が骨太な魚だしって感じて効いてた。そばが、細めながら熱に負けずもっちりとした歯ごたえがあって、薬味はネギだけで、田舎風に素朴に味わえた。


 天ぷらせいろそば ¥1600

天ぷらせいろのそばは、色白の2〜3mm強くらいの細めの平打ちそばだった
。そばの香りは軽めながら、のどごしがよく、つるつる食べられた。生わさび(なめらかにすってある)、ねぎ、漬物が添えてあった。、

天ぷらは、盛り合わせ(海老1ヶ、アスパラ2ヶ、百合根2ヶ、人参、なす、舞茸、ふきのとう)になっててボリュームたっぷりで、塩や天つゆで食べた。


 そばがき ¥1050

料理は作った順に運ばれてきてそばがきは最後に来た。そばがきは、粒状の濃淡のあるほんのりとした緑色をしてた。口に入れると、表面がざらざらしてて、荒挽きの粉で作ってあるよう。粘りは餅より淡白ながら、もっちりとしてて蕎麦の風味豊か。添えてあった生醤油&わさび、クルミ味噌で味の違いを楽しみながら食べた。


 そば湯

そば湯は、ポタージュとまではいかないが、ぽったり濃厚なものだった。

柏の『竹やぶ』とは、店主自ら手造りしてる点は同じだが、店の雰囲気やそばや料理は独自のよう。

炭火の温もりは、電気、ガス、石油などによる暖房より、ほのぼのとしてて、とてもくつろげた。こだわり、家族経営的な雰囲気、店主は竹やぶで修行した人、など、しっかり蕎麦を楽しめる条件がそろった店。

応援クリック、お願いします♪ → ブログバナー4

■『木挽庵(こびきあん)』 お店のHP
 茨城県ひたちなか市東石川3069-14
 電話:029-274-0986
 営業時間:平日…11:30〜14:00、17:30〜19:30
      日曜…11:30〜14:00
     (営業時間内でも蕎麦がなくなり次第終了)
 定休日:月曜、祝日、9月
   →茨城そばマップへ

tsukubalunch at 16:06コメント(6)トラックバック(1) この記事をクリップ!
そば | ■ひたちなか市

トラックバックURL

トラックバック一覧

1. 木挽庵@ひたちなか  [ ニコ、酒場で戯言 ]   2009年03月15日 16:35
理不尽なこと、不条理なことって多いですね。でも、胸に手を当てて、目を閉じて、深呼吸をすれば、おのずとやるべきことがみえてきます。マイナスな面に目を向けず、前を向いて歩きましょう。歩きます。でも、我慢ができなかったら、もう一度胸に手を当てて、違う方向をみる...

コメント一覧

1. Posted by 大津(^-^)v   2009年02月24日 07:33
5 お早う御座います。久し振りに参上申し上げますします。去年夏に引退し東京から石岡市に引っ越しました 石岡市大増の大覚寺?農家を買い求めリホームを済ませ家族4人で住んでます。加波山裾野で空気が綺麗で野鳥の囀ずりがたまりせん 旧八郷町は蕎麦屋さんが多く地元の方も家庭で蕎麦をよく食べるそうです。たまたま近所の農家さんから節分に蕎麦を食べる習慣があるらしく私も頂いてみました 自家栽培の蕎麦を粉に挽、つなぎに小麦粉山芋玉子水を使い太く短い田舎蕎麦その物です 汁は醤油味で濃い目の味付けで鶏をつぶし出し汁に野菜は葱人参油揚げ豆腐 去年亡くなった御袋の味を思い出す味です。美味しいのと懐かしさに泣いてしまいました こんな私ですが今年も宜しくお願い申し上げます。
2. Posted by 大津(^-^)v   2009年02月24日 09:15
3 去年から仕事の合間を見計らい引っ越し忙しい日々で食べ歩きができませんでした 現役引退しても忙しい日々で11月〜3月一杯迄は仕込み時期で革鞣しや太鼓の胴くり貫きしたりしてます。若手に早く伝授して世代交代できた頃に退職したいですね 第2の人生は食べ歩きと自家栽培で野菜を作りのんびり暮らしたいです 最近ですが八郷町柿岡下宿にあるブレッドと名のパン屋を紹介します 結構評判のパン屋で遠くから買い求めにくる方が多いようです。コテージ風の店で食べられるようになってます。種類が豊富でとても商品名が言えません 一番シンプルで美味いのがフランスパン系です 都内パン屋は数多いですが本当に美味いパン屋は中々ありません 遊びがてらに行ってみて下さいm(__)m
3. Posted by uno   2009年02月25日 14:21
5 大津さん お久しぶりです〜

八郷に引っ越しされたんですか。
蕎麦が美味しい土地ですね

そのパン屋さんも面白そうですね。
近くに行ったら寄ってみたいと思います。

また時々書き込んで下されば嬉しいです
4. Posted by Tsuruhachi   2009年04月25日 08:16
子供の時からと言うと大袈裟だが 蕎麦ってその字の左側にたかがって書いてある食品だと思ってまして たかがを食するのに あんなに注意書きが必要だって知りませんでした
5. Posted by uno   2009年04月25日 10:07
4 昔は、蕎麦は米が出来ない土地に獲れたためか、安い食べ物というイメージがありましたが、
最近は他の雑穀と同様に健康にもいいと、評価が上がってきているようです

6. Posted by Kumidia Webデベロッパー   2010年04月16日 01:30
管理人様初めましてサイト管理をしている者です。木挽庵の店主様の代理で失礼いたします。
ブログ掲載ありがとうございます。

ただ1点お願いがございます。
当店のメニュー等変更があることと、来店しメニューを直接お客様に確認していただくことも楽しみのひとつとしているため、HPへも全てを掲載しておりません。

よって大変恐縮ではございますが、上記お品書き写真9点を削除いただきますようお願い申し上げます。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
当ブログの記事一発検索!
スィーツ食べたいっ!
meromero park
ブログバナー
記事一覧
Profile
つくば中心のグルメな食べ歩き情報、茨城のそば、新潟ランチなど

uno:          
 女性,つくば在住十数年 
「つくばランチ食べ歩き」
 のHPを2000年から始め、
 記事を書いた飲食店は  
 600店以上。著書として
 食べ歩きガイドブック
 『つくばランチ完全 
 マニュアル2006』(完売)
 がある。