新潟の有名な老舗料亭『鍋茶屋』が母屋の一画で営業してる和食の店。

古くからの新潟の花街で、料理店が建ち並ぶ小路にある。

料亭の正面玄関から10m程北の勝手口風のようなのがこの店の入口で、外壁と塀に小さな看板が出てた≫人気blogランキング



『鍋茶屋』は、1846年に初代がすっぽん料理店として創業した。現在の建物:外壁が板張りの木造3階建ては、1908年(明治41年)全焼後、1910年に再建されたもの。3階には二百畳の大広間があって、文化庁の「登録有形文化財」になっている。

新潟は、元禄年間(1600年代〜)からの日本海側最大の港町で、信濃川左岸の中心地には、1950年代まで堀が張り巡らされてた。

江戸時代後期〜昭和初期交易で栄え、中心地の古町には網の目の状になった小路には料亭、かっぽうが軒を連ね、東京の新橋、京都の祇園と並び400人を超える芸妓のいる花街(花柳界)であった。

明治11年には明治天皇に料理を調進し、多くの各界著名人が訪れた。尾崎紅葉はここで“短夜の夢ならさめな樽ぎぬた”(明治32年夏)と詠んだ。



新潟駅から信濃川を越えて2km程行くと、デパートなどが建ち並ぶ繁華街:古町がある。この表通りから200m北に行くと、狭い小路があって入口角に鍋茶屋通りと刻まれた石碑が建ってた。

 

この小路を50m程進むと、右手に白い瓦塀と懐かしい風情の木造3階建てが見えてきて、ここが鍋茶屋。薄紫の門幕の掛かってて、老舗らしい堂々とした風格が漂ってる。



入口前に掲示されてたメニューを見ながら扉を開けて店の中に入った。



中に入ると、正面に庭があって、庭を望むように手前は左から右方向に伸びる通路になってた。すぐ左手のレジ&受付カウンターにいた和服姿の女性が和やかに迎えてくれて、右手の通路奥へと誘導してくれた。



通路は庭を囲むように、突き当たり〜左手に伸びてて、左に折れたところにお座敷席とカウンター席が通路を挟んで設けられてた。中居さんらしい女性にどうぞと言われて空いてる席に座った。

カウンター席の奥が広めの厨房になっていて、白い調理着の男性が数人働いてた。



お座敷席は、庭に面していた。

 

メニューから、老舗の点心ランチ¥1800と松花堂弁当(松)¥3100、一品料理の越後のっぺ¥1386(¥1260+サービス料10%)を注文した。

ちょっと待ってたら、料理が運ばれてきた。


 越後のっぺ ¥1386

のっぺは塗りのお椀に冷たい状態で入っていた。

のっぺは、新潟の郷土料理で、冠婚葬祭やお正月に欠かせない煮物で、冷たい状態で食べることが多い。

短冊形に切った野菜(サトイモ、こんにゃく、にんじん、しいたけなど)、干し貝柱、いくら、きぬさやが、鰹だし+甘さ控えめの醤油味で煮てあった。


 老舗の点心ランチ ¥1800

老舗の点心ランチは、半月形のお弁当箱に、舞茸ごはん、玉子焼き、なめこおろし、焼海老、鴨肉、魚西京焼、帆立しんじょう、漬物が盛り合わせになっていて、刺身、お吸い物が添えてあった。

舞茸ごはんは、炊きたてで、だしが効いてて豊かな味に仕上がってた。なめこおろしは、柚子風味がさわやか。焼海老は、下味(味噌漬け?)がついてて香ばしく、魚の西京漬は照りよく焼けてた。帆立しんじょうは、表面さっくり、中がふんわり揚がってて、ほたてらしい甘みが感じられた。刺身は、甘エビは鮮やかな赤色をしてて、鮮度抜群。プルンとした身はとても甘かった。


 松花堂弁当(松)¥3100

松花堂弁当は、四角いお弁当箱に、刺身(甘エビ、平目)、煮物(里芋、鮭の大根巻き、春菊、麩)、揚物(帆立しんじょう)、焼物(焼魚、焼海老、玉子焼、鴨肉、なめこおろし)が盛り合わせになってて、舞茸ごはん、みそ汁、天つゆ、漬物が添えてあった。

点心ランチのグレードアップ版って感じ。煮物を追加して、ボリュームが増やしてある。


 お茶&デザート

食後には、お茶と一緒に自家製の芋ようかんが運ばれてきた。さつまいもの甘さが素朴に感じられた。

山の幸、海の幸が豊富な新潟で、160年の歴史を有する料亭『鍋茶屋』の味を、気軽に味わうことができる。新潟の郷土料理をしっかり堪能できる。おすすめ度7.8。

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■和食堂 鍋茶屋『光琳』 お店のHP
 新潟県新潟市中央区東堀通8-1420
 電話:025-223-2015
 営業時間:11:30〜14:00、17:00〜21:00
 定休日:月曜日