2008年12月12日

和食堂 鍋茶屋 光琳@新潟



新潟の有名な老舗料亭『鍋茶屋』が母屋の一画で営業してる和食の店。

古くからの新潟の花街で、料理店が建ち並ぶ小路にある。

料亭の正面玄関から10m程北の勝手口風のようなのがこの店の入口で、外壁と塀に小さな看板が出てた≫人気blogランキング





『鍋茶屋』は、1846年に初代がすっぽん料理店として創業した。現在の建物:外壁が板張りの木造3階建ては、1908年(明治41年)全焼後、1910年に再建されたもの。3階には二百畳の大広間があって、文化庁の「登録有形文化財」になっている。

新潟は、元禄年間(1600年代〜)からの日本海側最大の港町で、信濃川左岸の中心地には、1950年代まで堀が張り巡らされてた。

江戸時代後期〜昭和初期交易で栄え、中心地の古町には網の目の状になった小路には料亭、かっぽうが軒を連ね、東京の新橋、京都の祇園と並び400人を超える芸妓のいる花街(花柳界)であった。

明治11年には明治天皇に料理を調進し、多くの各界著名人が訪れた。尾崎紅葉はここで“短夜の夢ならさめな樽ぎぬた”(明治32年夏)と詠んだ。



新潟駅から信濃川を越えて2km程行くと、デパートなどが建ち並ぶ繁華街:古町がある。この表通りから200m北に行くと、狭い小路があって入口角に鍋茶屋通りと刻まれた石碑が建ってた。

 

この小路を50m程進むと、右手に白い瓦塀と懐かしい風情の木造3階建てが見えてきて、ここが鍋茶屋。薄紫の門幕の掛かってて、老舗らしい堂々とした風格が漂ってる。



入口前に掲示されてたメニューを見ながら扉を開けて店の中に入った。



中に入ると、正面に庭があって、庭を望むように手前は左から右方向に伸びる通路になってた。すぐ左手のレジ&受付カウンターにいた和服姿の女性が和やかに迎えてくれて、右手の通路奥へと誘導してくれた。



通路は庭を囲むように、突き当たり〜左手に伸びてて、左に折れたところにお座敷席とカウンター席が通路を挟んで設けられてた。中居さんらしい女性にどうぞと言われて空いてる席に座った。

カウンター席の奥が広めの厨房になっていて、白い調理着の男性が数人働いてた。



お座敷席は、庭に面していた。

 

メニューから、老舗の点心ランチ¥1800と松花堂弁当(松)¥3100、一品料理の越後のっぺ¥1386(¥1260+サービス料10%)を注文した。

ちょっと待ってたら、料理が運ばれてきた。


 越後のっぺ ¥1386

のっぺは塗りのお椀に冷たい状態で入っていた。

のっぺは、新潟の郷土料理で、冠婚葬祭やお正月に欠かせない煮物で、冷たい状態で食べることが多い。

短冊形に切った野菜(サトイモ、こんにゃく、にんじん、しいたけなど)、干し貝柱、いくら、きぬさやが、鰹だし+甘さ控えめの醤油味で煮てあった。


 老舗の点心ランチ ¥1800

老舗の点心ランチは、半月形のお弁当箱に、舞茸ごはん、玉子焼き、なめこおろし、焼海老、鴨肉、魚西京焼、帆立しんじょう、漬物が盛り合わせになっていて、刺身、お吸い物が添えてあった。

舞茸ごはんは、炊きたてで、だしが効いてて豊かな味に仕上がってた。なめこおろしは、柚子風味がさわやか。焼海老は、下味(味噌漬け?)がついてて香ばしく、魚の西京漬は照りよく焼けてた。帆立しんじょうは、表面さっくり、中がふんわり揚がってて、ほたてらしい甘みが感じられた。刺身は、甘エビは鮮やかな赤色をしてて、鮮度抜群。プルンとした身はとても甘かった。


 松花堂弁当(松)¥3100

松花堂弁当は、四角いお弁当箱に、刺身(甘エビ、平目)、煮物(里芋、鮭の大根巻き、春菊、麩)、揚物(帆立しんじょう)、焼物(焼魚、焼海老、玉子焼、鴨肉、なめこおろし)が盛り合わせになってて、舞茸ごはん、みそ汁、天つゆ、漬物が添えてあった。

点心ランチのグレードアップ版って感じ。煮物を追加して、ボリュームが増やしてある。


 お茶&デザート

食後には、お茶と一緒に自家製の芋ようかんが運ばれてきた。さつまいもの甘さが素朴に感じられた。

山の幸、海の幸が豊富な新潟で、160年の歴史を有する料亭『鍋茶屋』の味を、気軽に味わうことができる。新潟の郷土料理をしっかり堪能できる。おすすめ度7.8。

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■和食堂 鍋茶屋『光琳』 お店のHP
 新潟県新潟市中央区東堀通8-1420
 電話:025-223-2015
 営業時間:11:30〜14:00、17:00〜21:00
 定休日:月曜日

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和食 | ■新潟市

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コメント一覧

1. Posted by みこ   2011年03月08日 05:12
2 老舗のカジュアル版だとしても、お座敷の田舎臭い座布団や、繊細さに欠けるお料理など、とてもサービス料10%をとれるようなお店ではございません。
2. Posted by uno   2011年03月09日 18:13
4 座布団が田舎っぽいのは新潟なのでいいんじゃないですか。料理も私が行った時は良く出来てました。

飲食店というのはばらつきがあるので、タイミングが良くなかったのだと思います
3. Posted by りょう   2011年03月24日 10:31
2 コース料理を出すタイミングが早すぎるのに対し、デザートは閉店ギリギリに忘れたように出してきた。それなのに『こちらは9時で閉店ですので』と、急いで食べてくれとでも言っているのだろうか…。まともな料理も出せず、客の期待をうらぎるのでは、おそらく働く人間もその程度なのかと残念に思えてならない。店全体の在り方を見直すべきでは?
4. Posted by uno   2011年04月03日 14:37
3 店との相性が良くないようなので、
気にせず別の店に行くのが良いかと思い
5. Posted by りょう   2011年05月13日 07:46
前回コメントした『りょう』です。私が光琳に期待をよせても、どうしても裏切られたような気持ちになる理由、それはここの板前(煮方)が喫煙者であるということ。私の知り合いがこの板前をよく知っていて、喫煙しているところは私も見ました。さらに以前この板前は、居酒屋でナンパした女性を自分の車に乗せ、そのまま飲酒運転で事故をおこしたりと、その在り方を心底問いたいと思う。別にプライベートのことはどうでもいいのかもしれないが、板前の【喫煙】というのは免許取り上げに値する。そして実際、光琳の料理は古い油を使っているとか、胸焼けがしたなど、接客においては前回、私がコメントしたとおりの有り得ないやり方。これでは、せっかくの老舗料亭が泣くと忠告したい。板前の生き方が伝統の味を守っていくはずだと理解する私には、そのプライドのかけらも無い姿が、ひとつひとつが、料理や接客、店のレベルそのものに現れていると言いたいのである。
6. Posted by uno   2011年05月14日 10:50
3 料理人が喫煙している店が茨城でも時々見かけますが、
店のポリシーの問題で、客がとやかくいう必要は無い気がします。

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つくば中心のグルメな食べ歩き情報、茨城のそば、新潟ランチなど

uno:          
 女性,つくば在住十数年 
「つくばランチ食べ歩き」
 のHPを2000年から始め、
 記事を書いた飲食店は  
 600店以上。著書として
 食べ歩きガイドブック
 『つくばランチ完全 
 マニュアル2006』(完売)
 がある。