名古屋市の「味噌カツ」で有名な店。

1947年創業の『矢場とん』は、名古屋中心に7店舗(愛知:5店、三重:1店、東京:1店)を有する。

お伊勢参りシリーズ第7弾≫人気blogランキング

名古屋名物の味噌カツは、八丁味噌など豆味噌ベースの甘からいソースがかかってるとんかつのこと。戦後、屋台or大衆食堂で、偶然、串かつをどて鍋(=名古屋のモツ煮込み、味噌味)に浸して(落として?)食べたことから生まれた料理とも言われてる。名古屋市を中心として、三重県北部にかけて、みそかつを出す店が多い。



若宮大通の矢場町交差点近くに本店がある。

狭い敷地の7階建てのビルで、外壁に大きくマスコットキャラのブーちゃん(本名:横綱ぶた)が描いてある。

行列ができる人気店と聞いたので、早めに出かけた。



開店前に到着すると、平日のせいか行列はできてなかった。

7階建てのビルは、1〜3階が客席、4〜5階が宴会場になってた。1階:18席、2階:28席、3階:28席と、意外に席数は少ない感じ。

店頭のショーケースにメニューが掲示されてた。



店が開くのを待ってたら、ガラス扉越しに、スタッフが整列して開店前のミーティングをしてるのが見えた。厨房のスタッフは白い調理着を、接客係の従業員は、色違いのカラフルなTシャツを着用してた。

 

1階は、右手がカウンター席(+テーブル席)、正面〜左手には階段とエレベーターがあって、エレベーターの手前にはレジコーナーになってた。

11時ぴったりに、従業員が玄関扉を開けて開店すると、こちらへどうぞ(1階席へ)、お2階へどうぞと、客を誘導しながら店内に招き入れた。

従業員にお2階へと言われたので、左寄りにある階段を上っていく。階段は、幅が狭いので、客は1列になって、上っていく。上り客と下り客がすれ違う際には、壁に体を寄せながら縦向きにしなくてはならない感じ。



2階席は、窓に面したL字型のフロアーになってて、窓に添って2人用、4人用のテーブル(椅子の背もたれに、ブーちゃんの顔の透かし彫りが入ってる)が配置されてた。壁には、メニューと、サイン入りのユニフォームも所々に飾ってあった(ドラゴンズのユニフォームとのこと)。

左側のいちばん奥が厨房になってた。

 

 

メニューから、串かつ定食¥995、みそかつ丼¥1050、ひれとんかつ定食 ¥1575、鉄板とんかつ定食¥1680を注文した。ソースもあるとのことだったので、串カツ定食(串カツ5本入)は、みそだれを3本、ソースを2本のミックスで注文した。

臨席の人のは、注文したと思ったら、すぐに料理が運ばれてきていて、その早さにちょっと驚いた。

すごい、と関心してる間もなく自分の料理も運ばれてきた。


 みそかつ丼 ¥1050
 
みそかつ丼は、玉子でとじたかつ丼ではなく、ごはんの上に、褐色のみそだれを絡めたとんかつが載せてあるかつ丼だった。

みそだれは、塩分&甘さとがっちり合わさった濃い口タイプのタレで、1年半熟成させた天然醸造の豆味噌をから作られてるとのこと。滑らかではあるが、やはり若干粉粉感と、ほんのり苦みがあって、豆味噌ならではの独特の風味が感じられる。

ごはんにも、適度にかけてあって、丼全体がみそだれ一色に染まっている感じで、ちょっと後半は飽きてしまった…。


 串かつ定食 ¥995

味噌カツは、串かつから始まったと言われてる、原点ともいえそうな料理なので興味があった。

注文時に、みそだれとソース、ミックスで注文できますよ、と言われたので、3本&2本のミックスで注文した。

1人前として串かつ5本は、多いなあと思ってたら、関東で一般的な、肉と玉ねぎ(or長ねぎ)が交互に串に刺してある串カツではなく、串だんご風のスリムな形のネギなしの串かつだった。

豚肉は、串に巻き付けてあるような感じの、境目のない、棒状に近い串カツだった。

食べてみると、サイズが小ぶりだし、肉とみそだれを含んだ衣がしっかりと一体化してて、とても食べやすい。また、串に刺してあることで、やや控えめの量ずつ食べることになるので、口いっぱいにみそだれで占領されることがなので、軽く食べられる。

ソースの串カツは、真ん中に、たらすようにソースがかけてあって、サクサクした衣の部分が残っていて、香ばしく食べられた。ソースは、通常のとんかつソースより、濃い色で味も濃いソースだった。

この店のみそかつは、当初はこの串かつから始まったそうだ。たしかに、この串カツが一番みそかつとしてはしっくりする感じがした。


 ひれとんかつ定食 ¥1575

ひれとんかつ定食は、筒状のひれかつを6枚にスライスして、みそだれが絡めてあった。脂身の少なさに加えて、肉の量に対する衣の量も少ないので、くどすぎない味噌カツって感じ。


 鉄板とんかつ定食 ¥1680

鉄板とんかつ定食は、鉄板に千切りキャベツをたっぷり敷いて、その上に味噌カツがトッピングされてる。鉄板で熱っせられた味噌は、風味が香ばしくなって、いっそうごはんが進む感じ。

キャベツは、しんなりとしてて、みそだれで作った野菜炒めのようになってて、生の千切りキャベツより食べやすく、味噌カツの濃い味を和らげてる。


 定食のごはん、みそ汁、漬物

定食には、各々ごはん、みそ汁、漬物が付いてた。


 オレンジジュース ¥315

テーブルの上には、からしや、すりごまが準備されてて、変化をつけて味わえるようになってる。

接客係の若い男性従業員は、にこやかだけれど、あしらいつつ、客と話し込んでた。

レジでは、自家製みそだれ¥315、カラフルなブーちゃんTシャツ(20色以上ありそう)などブーちゃんの図柄の入ったグッズがいろいろ販売されてて、商魂のたくましさが感じられた。

豆味噌らしい苦みや渋みを含んでる、味噌カツは風味が独特で、好き嫌いが分かれしまいそう。醤油味のかつ丼で育った私には、いささかクドく感じられて、食べてる間に頭が痛くなってきた。しかし、何回か食べ込んで行くうちに、深みのある味がわかるようになり、またクセになっていくものなのかも。

みそかつ丼    →みそだれのこってりした味を堪能したい時、
ひれかつ定食   →味噌カツをヘルシーに味わいたい時、
串かつ定食    →味噌カツの素朴な味を庶民的に味わいたい時、
鉄板とんかつ定食 →熱々、ワイルドで香ばしい味噌カツが味わえる、

と料理によって異なる味わいがある

人気店のためか、料理が流れ作業的に出てきて、ごはん、みそ汁は熱々ではなく、社員食堂みたいな気もしたが、名古屋らしい雰囲気で有名なご当地グルメが味わえてとても面白かった。

応援クリック、お願いします♪ → ブログバナー4

■みそかつ『矢場とん』 お店のHP
 愛知県名古屋市中区大須3-6-18
 電話:052-252-8810
 営業時間:11:00〜21:00
 定休日:毎週月曜日(月曜が祭日の場合翌日)