2008年08月27日
あつた蓬莱軒
名古屋の郷土料理「ひつまぶし」は、おひつに入ったごはんの上に、細かく切った鰻の蒲焼きがのせてある。これを茶碗に移して、
1杯目:そのまま
2杯目:薬味を入れて
3杯目:お茶漬けにして
の3通りで食べる料理。
『あつた蓬莱軒』は、明治8年、東海道五十三次の41番目の宿:宮宿の陣屋跡に当初は普通の料理店として開業し、その後「ひつまぶし」が人気となった。

国道247号近くにある。大通りから少し入ったところにあり、見つけにくかったが、駐車場もかなりあり、車の誘導係のおじさんは2人もいて、繁盛店らしい。
塀と木々に囲まれた民家風の2階建てで、意外に地味な外観。心配になって、店の前にいた車の誘導係のおじさんに聞くと、ここですよと言われた。
開いてた門から、敷地内に入り、庭木の間に設けてある敷石のアプローチを歩いていく。

入ると、広めの玄関があり、正面の廊下の右に帳場、左が客席になってた。赤い絨毯が敷かれた廊下には、和箪笥や飾り棚が置かれてて、レトロで大正ロマンっぽい雰囲気。
玄関扉の近くにいた男性従業員から、番号札(2枚1組になってる)を渡されたので、靴を脱いで、番号札の1枚を、脱いだ靴に挟み靴棚(左右にある)に収納する。もう1枚を手にもって、店内に上がると、右手の帳場の方から来た女性従業員に尋ねられて禁煙と答えると、左手にある急勾配の階段から、2階席へと案内された。

2階は、2間続きのお座敷になっていて、テーブル(4人用卓×10)が2列に配置されてた。

メニューから、鰻丼¥1890、長焼定食¥2205、鰻巻定食¥2205、ひつまぶし¥2730を注文した。
少し待って、料理が運ばれてきた。

鰻丼 ¥1890
鰻丼は、少し小さめの蒲焼きが3枚、ごはんの上に載っていた。
鰻は、しっかり焼き色が付いてて、表面が堅めで、関西風の蒸さずに焼いてある鰻のよう。
食べてみると、味が濃いめで、香ばしい。ふっくら柔らかな関東の鰻とは異なり、歯ごたえがある鰻は、少し小さめに切ってあって食べやすい。ごはんには、濃い色のタレがかかってた。
これに、薄味仕立てのお吸物(肝吸いではなく、湯葉、てまり麩、海藻入りの吸物)、漬物が付いてた。

長焼定食 ¥2205
長焼は、細かく切っていない蒲焼きのことで、長焼定食は、少し小さめの蒲焼き4枚(四角い器に重なるように盛ってある)に、ごはん、吸い物、漬物が付いてた。

鰻巻定食 ¥2205
鰻巻定食は、鰻巻+長焼2枚、ごはん、吸い物、漬物が付いてる。
鰻巻は、鰻の蒲焼きの入った玉子焼(だし巻)のこと。作りたての熱々の鰻巻が2つに切って、お皿にのってた。玉子は、お皿にダシがしみ出すくらい、たっぷりだしを含んでて、細かく切った蒲焼きが入ってた。
薄味の玉子の層に、甘しょっぱい濃い味の蒲焼きとタレの味が微妙に混じってて、味の変化が楽しめた。ごはんよりお酒に合いそう。長焼は濃い味なので、鰻巻と交互におかずにしながら、ごはんを食べた。

ひつまぶし ¥2730
ひつまぶしは、茶碗、しゃもじ、とっくり(ダシが入ってる)、薬味(小ねぎ、わさび、のり)、吸物、漬物を添えて運ばれてきた。
ひつまぶしは、口の少し窄まった碁笥(碁石が入ってる丸っこい器)みたいな形の木の器(蓋あり)に入ってた。蓋を取ってみると、縁ぎりぎりまで、たっぷりごはん&鰻がよそってあった。
ひつまぶしの食べ方は、メニューに書いてあったので、それを見ながら食べた。
器に入ってるごはん&鰻を、しゃもじで十字に切って4分割し、順番に食べた。
■最初の1/4→そのまま食べた
細かく切ってある鰻は、ごはんとよく絡む
濃い味仕立てになってる鰻の風味が、しっかり味わえる
■2番目の1/4→3種の薬味を入れて食べた
のり、わさび、小ねぎを入れると、鰻の濃厚な味が和らぐ
薬味の分量を変えながら食べると、お寿司風or丼風とか
味のバリエーションが楽しめる
■3番目の1/4:とっくりに入った出汁を注いで
ダシの水分、風味によって、さらさら食べられる
そして、最後の1/4は、いちばん好きな食べ方で食べるとあったので、再びそのまま食べた。
器にごはんと鰻が押し寿司のように、たっぷりと圧縮気味に入ってるので、ボリュームがある。
関東でも、ひつまぶしをメニュー見かけることがあり、うな丼をお茶漬けにして美味しいのだろうかと不思議だったが、本場で食べて疑問が解けた。
関東の鰻は、しっかり蒸してふっくらした身で比較的薄く味付けしてある。これに対し、名古屋の鰻は、蒸してないので堅めの身に濃厚に味付けで、インパクトがある。このため、たくさん食べる時は、薬味やダシで変化を付けると飽きずに食べられる。またお湯を入れると濃い味のぱりぱりした身が柔らかくなり、お茶漬けに良く合う。バリエーションがあってお得感も増すので、ひつまぶしは満足度も高いのだろう。
観光客の多い店かと思ってたら、家族連れが多く、メニューも見ず、慣れた様子でひつまぶしを食べてて、地元の人が多く訪れるよう。
うな重、うな丼とは違って、ひつまぶしは、鰻の量が目算できなくて、いくらか量は控えめな感じだが、鰻が細かく切ってあるので、ごはん、薬味、ダシとの絡みがよく、風味をしっかり満喫できて、とても合理的な食べ方って感じ。名古屋人の気質が生きてる食べ方なのかも。
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■『あつた蓬莱軒(ほうらいけん)』本店
愛知県名古屋市熱田区神戸町503
電話:052-671-8686
営業時間:11:30〜14:00、16:30〜20:30
定休日:月曜日(祝日は除く)
1杯目:そのまま
2杯目:薬味を入れて
3杯目:お茶漬けにして
の3通りで食べる料理。
『あつた蓬莱軒』は、明治8年、東海道五十三次の41番目の宿:宮宿の陣屋跡に当初は普通の料理店として開業し、その後「ひつまぶし」が人気となった。

国道247号近くにある。大通りから少し入ったところにあり、見つけにくかったが、駐車場もかなりあり、車の誘導係のおじさんは2人もいて、繁盛店らしい。
塀と木々に囲まれた民家風の2階建てで、意外に地味な外観。心配になって、店の前にいた車の誘導係のおじさんに聞くと、ここですよと言われた。
開いてた門から、敷地内に入り、庭木の間に設けてある敷石のアプローチを歩いていく。

入ると、広めの玄関があり、正面の廊下の右に帳場、左が客席になってた。赤い絨毯が敷かれた廊下には、和箪笥や飾り棚が置かれてて、レトロで大正ロマンっぽい雰囲気。
玄関扉の近くにいた男性従業員から、番号札(2枚1組になってる)を渡されたので、靴を脱いで、番号札の1枚を、脱いだ靴に挟み靴棚(左右にある)に収納する。もう1枚を手にもって、店内に上がると、右手の帳場の方から来た女性従業員に尋ねられて禁煙と答えると、左手にある急勾配の階段から、2階席へと案内された。

2階は、2間続きのお座敷になっていて、テーブル(4人用卓×10)が2列に配置されてた。

メニューから、鰻丼¥1890、長焼定食¥2205、鰻巻定食¥2205、ひつまぶし¥2730を注文した。
少し待って、料理が運ばれてきた。

鰻丼 ¥1890
鰻丼は、少し小さめの蒲焼きが3枚、ごはんの上に載っていた。
鰻は、しっかり焼き色が付いてて、表面が堅めで、関西風の蒸さずに焼いてある鰻のよう。
食べてみると、味が濃いめで、香ばしい。ふっくら柔らかな関東の鰻とは異なり、歯ごたえがある鰻は、少し小さめに切ってあって食べやすい。ごはんには、濃い色のタレがかかってた。
これに、薄味仕立てのお吸物(肝吸いではなく、湯葉、てまり麩、海藻入りの吸物)、漬物が付いてた。

長焼定食 ¥2205
長焼は、細かく切っていない蒲焼きのことで、長焼定食は、少し小さめの蒲焼き4枚(四角い器に重なるように盛ってある)に、ごはん、吸い物、漬物が付いてた。

鰻巻定食 ¥2205
鰻巻定食は、鰻巻+長焼2枚、ごはん、吸い物、漬物が付いてる。
鰻巻は、鰻の蒲焼きの入った玉子焼(だし巻)のこと。作りたての熱々の鰻巻が2つに切って、お皿にのってた。玉子は、お皿にダシがしみ出すくらい、たっぷりだしを含んでて、細かく切った蒲焼きが入ってた。
薄味の玉子の層に、甘しょっぱい濃い味の蒲焼きとタレの味が微妙に混じってて、味の変化が楽しめた。ごはんよりお酒に合いそう。長焼は濃い味なので、鰻巻と交互におかずにしながら、ごはんを食べた。

ひつまぶし ¥2730
ひつまぶしは、茶碗、しゃもじ、とっくり(ダシが入ってる)、薬味(小ねぎ、わさび、のり)、吸物、漬物を添えて運ばれてきた。
ひつまぶしは、口の少し窄まった碁笥(碁石が入ってる丸っこい器)みたいな形の木の器(蓋あり)に入ってた。蓋を取ってみると、縁ぎりぎりまで、たっぷりごはん&鰻がよそってあった。
ひつまぶしの食べ方は、メニューに書いてあったので、それを見ながら食べた。
器に入ってるごはん&鰻を、しゃもじで十字に切って4分割し、順番に食べた。
■最初の1/4→そのまま食べた
細かく切ってある鰻は、ごはんとよく絡む
濃い味仕立てになってる鰻の風味が、しっかり味わえる
■2番目の1/4→3種の薬味を入れて食べた
のり、わさび、小ねぎを入れると、鰻の濃厚な味が和らぐ
薬味の分量を変えながら食べると、お寿司風or丼風とか
味のバリエーションが楽しめる
■3番目の1/4:とっくりに入った出汁を注いで
ダシの水分、風味によって、さらさら食べられる
そして、最後の1/4は、いちばん好きな食べ方で食べるとあったので、再びそのまま食べた。
器にごはんと鰻が押し寿司のように、たっぷりと圧縮気味に入ってるので、ボリュームがある。
関東でも、ひつまぶしをメニュー見かけることがあり、うな丼をお茶漬けにして美味しいのだろうかと不思議だったが、本場で食べて疑問が解けた。
関東の鰻は、しっかり蒸してふっくらした身で比較的薄く味付けしてある。これに対し、名古屋の鰻は、蒸してないので堅めの身に濃厚に味付けで、インパクトがある。このため、たくさん食べる時は、薬味やダシで変化を付けると飽きずに食べられる。またお湯を入れると濃い味のぱりぱりした身が柔らかくなり、お茶漬けに良く合う。バリエーションがあってお得感も増すので、ひつまぶしは満足度も高いのだろう。
観光客の多い店かと思ってたら、家族連れが多く、メニューも見ず、慣れた様子でひつまぶしを食べてて、地元の人が多く訪れるよう。
うな重、うな丼とは違って、ひつまぶしは、鰻の量が目算できなくて、いくらか量は控えめな感じだが、鰻が細かく切ってあるので、ごはん、薬味、ダシとの絡みがよく、風味をしっかり満喫できて、とても合理的な食べ方って感じ。名古屋人の気質が生きてる食べ方なのかも。
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■『あつた蓬莱軒(ほうらいけん)』本店
愛知県名古屋市熱田区神戸町503
電話:052-671-8686
営業時間:11:30〜14:00、16:30〜20:30
定休日:月曜日(祝日は除く)
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1. あつた蓬莱軒 本店(蓬莱陣屋)@伝馬町 [ シグナル・ロッソ。 ] 2008年09月23日 09:19
熱田区神戸町「あつた蓬莱軒 本店(蓬莱陣屋)」。明治6年創業、名古屋名物「ひつまぶし」の商標登録を持つ老舗の超有名店だ。ひつまぶし¥2730−オーダーはもちろん「ひつまぶし」。湯葉の入ったお吸い物と、漬物付き。ひつまぶしには基本の食べ方があり、まずはこれ...
コメント一覧
1. Posted by KING
2008年08月29日 23:27
こんばんは。いつも私のバイブルとして読ませて頂いております。ありがとうございます。全く今回の記事に関係なくて申し訳ないのですが,旧ランチ食べ歩きのラーメンコーナー「味千ラーメン」が閉店と表記してあるのに先日気づきました。まだ営業しており,私自身昨日食べに行ってきましたので営業は間違いないです。訂正宜しくお願いしまーす。
2. Posted by uno
2008年09月01日 09:05
表を作っている時にちょっと間違ってしまったようです。
早速訂正しました。
今後もよろしくお願いしま〜す



