2008年01月22日

那由他



そば好きには広く東京まで名前が知られている店。

九重小学校の南側を走る小路沿いにある。看板などが全く出ていなくて、隠れ家的。

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建物周囲には、竹などがあしらってあるものの、飲食店らしい装飾が施されていないので、暖簾が掛かっていなければ落ち着いた佇まいの民家にしか見えない。

玄関前と建物裏手が、駐車場になってた。

裾の部分が不揃な暖簾には、手書きされた店名が入ってて、こだわりの店の感じ。

玄関左脇はそば打ち部屋になってた。それを窓越しに見ながら、引き戸を開けて中に入った。



玄関は2重扉。1m程先に2つめの扉があって、そこには赤い文字(マジック?)で書かれた大きな貼り紙が貼ってあった。

「気まぐれ」という文字に引っかかり、墨書きだったらもっと風流な気もしたが、こだわりが感じられた。2つめの扉を開けて中に入った。



店内は縦長の形。中央がテーブル席(6人×1,4人×2)になってて、右手が小上がり(4人卓×3)、玄関脇と奧に個室が1室づつあって、左手は厨房になってた。

壁が薄いうぐいす色の落ち着いた色彩の店内の、中央に高級感のある黒いテーブル&椅子が、小上がりには艶&重厚感ある卓が配置されてて、厨房と客席との境の小窓には、変わり染めの暖簾がかかってて、しっとり上品な雰囲気。

厨房では、(暖簾ごしにチラリと見えた感じでは)50代位と20代位の男性が働いてて、店主とアシスタントって感じ。接客してくれた30〜40歳位の女性は、堂々としてて店主の娘さんって感じで、3人で切り盛りしてた。

 

メニューから、つけ鴨そば¥1680を田舎そばで、天せいろ¥1780、そばがき¥1370を注文した。そばは、せいろ(そば粉と水だけのつなぎなしのそば)と田舎(甘皮まで入れたやや黒っぽいそば)の2種類があったので、つけ鴨そば→田舎そばで注文した。

接客係の女性は、注文を取りながら顔なじみらしいおじさん客と会話をかわしてて、常連客が多い店のよう。

厨房側の壁に嫌煙という貼り紙がしてあった。
2001年に初めて来た時は、喫煙OKだったが、その後少し経ってから来店したら禁煙になってた。店内の空気が澄んでるのは、やはりうれしい。



 つけ鴨そば(田舎そば) ¥1680

鴨汁は、手焼き風の器に入っていて、厚切り(5mm以上)の鴨肉が5ヶと長ねぎもたっぷりめに入っていて、具だくさんで汁の量が控えめだった。汁は濃度が濃くなくて、食べやすかった。

鴨肉は、身厚で柔らかい食感&風味がしっかり味わえる。長ねぎは、ところどころ焼き色が付いてて、予め油で炒めてから入れたのかも。

そばは幅2mm位の細打ち。細かい黒い粒子が混じってるので、黒っぽく見える。表面に凹凸はあるが、そば特有のぬめり&粘りがあるので、少しざらざらしてるが滑りがいい。そばの香りや甘みはあまりなかったが、もっちりした食感が新そばらしかった。

薬味は、山椒、七味、激辛唐辛子の3種が添えてあった。



 天せいろ ¥1780

天せいろは、天ぷらは(海老2ヶ、かぼちゃ2ヶ、ししとう2ヶ、なす2ヶ、しいたけ)が色白の衣で油切れよく揚げてあった。天つゆはないけれど、塩が添えてあった。

そばは、うっすら緑かかった色で、(田舎そばより、若干太め)幅2mm強のやや平べったい形をしてて、甘みや香りは強くはないが、粘り&弾力がしっかり感じられた。

そばつゆは、甘さのなくソフトで軽めな中に、しっかり塩分を抱えてるそばで、辛口なのに重すぎないタイプのものだった。


 そばがき ¥1370

そばがきは、スプーン2つで形成したような整った一口サイズの楕円形のが12ヶ、大きめの片口鉢にひたひたの湯とともに入ってた。

箸で挟んで持ち上げようとしたら、柔らかくて形が崩れそうだったので、添えてあったれんげで取り分けて食べた。

表面が滑らかなそばがきは、箸で挟んだだけで、いとも簡単に切り分けられる程、柔らか。口に含むと、淡泊な粘りを持ちながら滑らかに溶けるように解けていき、食感を楽しむというより、触感が楽しめるそばがきって感じ。

醤油と薬味(長ねぎ、厚めで粗めの鰹節)が添えてあったので、触感を満喫できるよう薬味は使わずに食べた。


 そば湯

そば湯は、ほんのり白濁したナチュラルなものだった。

おしぼり置きがランタイ(=籃胎漆器)、そば湯の入ってた湯桶も漆器で、細かい備品にも本物志向であることが伺える。

つけ鴨そばを注文してる客が多くて、いちばん人気メニューのよう。男性客は、そばを大盛りにして注文してた。

シンプルにせいろを注文してる人は、つゆに薬味を投入したり、そばをどっぷりつけたりせず、音をたてた粋な食べ方をしてて、見るからにそば通って感じだった。

高級感がある隠れ家的な店で、そばに対するこだわりが感じられ、つけ鴨そばは、鴨肉の量がたっぷり入ってて、肉をしっかり食べたいおじさん客の心をわしづかみにしてるみたい。リッチなおじさんを中心とする、そば通やそば好きの人たちの間で人気のあるのは納得できる。

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■『那由他』
 茨城県つくば市上ノ室2166-6 →茨城県南の蕎麦店リストへ
 電話:029-857-7911 →茨城そばマップへ
 営業時間:11:30〜14:00、17:30〜20:00
 定休日:火曜日

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茨城そば  | ■つくば市

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コメント一覧

1. Posted by 大津(^^)v    2008年01月25日 21:52
4 また理由もなく参上しました無事、海外公演が終了し東京に戻りました。後に地方公演が忙しいだけです 先程、東京に着いたばかりですが同時に職人さん(御野立庵)に連絡をとり来週月曜に遊びに行く事を約束してます!もう旨い蕎麦が食べたくてたまりません!つくば市上之室、那由多さんは私の上司ほか芸能界の方が行ってる店です 作詞家の方も行ってるそうです 私も食べに行きたい店です。どうか是からも末長く新しい情報を教えて下さい ては、失礼します。
2. Posted by 大津(^^)v    2008年01月26日 08:27
4 お早うございます。ドイツ公演で宿泊先ホテルでの発見です 私達メンバー50名の賄いを一挙に引き受けてくれたのがイギリス人日本人シェフの方達です。ボリュームたっぷり油っこい料理に飽き飽きしてたところ遅い夕飯に蕎麦の実リゾットと山鶏茸鴨出汁のうどんを食べました あまりの旨さに感激、涙が出るくらい嬉しかったです やはり私達を気遣い宿泊最終日に我々が疲れた身体に優しい食物を提供したいと考えてたようです。また海外で働く職人さんと知り合えたことがが成果です。山鶏茸(ヨーロッパ)に多い日本は残念ながら松茸、シメジよりも美味い茸でかなり希少価値の高い茸と…
3. Posted by uno    2008年01月26日 13:21
4 大津さんは海外公演に行かれてたんですか 

海外にもおいしい物がたくさんありそうでうらやましいですね
4. Posted by 大津(^^)v    2008年01月26日 20:47
4 またまたお邪魔します!私達演奏メンバーは海外に年2〜4回くらい行きます。公演先での食事も美味いですが漬物味噌汁納豆焼き魚がこいしくなりますね 私達は身体を鍛えるために毎朝20Kフルマラソンをしてから公演をします 体力スタミナが消耗しないように身体に良いものを好みますがボリュームタップリで脂肪分が多い食物は飽きますよ でもドイツの人達って凄く親近感がつよく見ず知らずの私達を招き入れビール三昧でした また春にアメリカ後に中国北京の公演がひかえてます。私、個人的な発言ばかりで申し訳ないですが『御野立庵の職人さん』に夢が現実になるよう応援したいですが私ばかりの力では微弱なため皆さんからも応援をお願いしたいと思いますm(__)m宜しくお願いいたします。。。
5. Posted by つぶやき五郎    2009年05月30日 07:21
5 昨日、この店に行ったら営業してなくて、
休業しますと張り紙がありました。
しばらく、休むようです。
6. Posted by uno    2009年06月02日 08:45
5 お知らせありがとうございます。

早く再開するといいですね

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Profile
つくば中心のグルメな食べ歩き情報、茨城のそば、新潟ランチなど

uno:          
 女性,つくば在住十数年 
「つくばランチ食べ歩き」
 のHPを2000年から始め、
 記事を書いた飲食店は  
 600店以上。著書として
 食べ歩きガイドブック
 『つくばランチ完全 
 マニュアル2006』(完売)
 がある。