石岡市(旧八郷町)にある、手打ちそばと、野生のいのしし料理の店。

店主の塚田昇氏は、植木生産&販売、果樹園(ブルーベリー)、カブトムシの養殖等を営み、10年位前に、『八郷植物観光公園』(6000平方メートル)を自前で造った。この店はその公園の敷地内にある。

いのししは店主が捕ってるそう≫人気blogランキング



フルーツライン沿いに看板があり、ガソリンスタンドの脇を西に入り、果樹園の間を少し進み、突き当りを右に行くとすぐ案内板があった。そこで左に行くと、どん詰まりっぽい奥まった一角にプレハブ風の簡素な建物が建ってた。

その周りの空き地が駐車場のようになってた。



建物の裏手にある山は、適度に伐採された樹木の間に、道が作られてて、散策できるよう。写真にある小屋は燻製作り用みたい。

いのししの姿が染め抜きされた暖簾をくぐって、店に入った。



店は、縦に長い長方形型。入って、すぐにテーブル(4人用×2)があり、奥は、左手が厨房とそれに面したカウンター席(5席)、右手が小上がり(4人用卓×4)になってた。テーブル席近くには、手作りの漬物、乾麺など土産品が陳列されてた。

店内は飾り気なく、鄙びてて田舎らしい素朴な雰囲気。なのに、厨房内にある流し台は、光るくらいきれいに整ってて、水が掛け流し風に流れっぱなしになってた。

厨房にいた女性2人(40代と50代位)が、茨城弁でにこやかに迎えてくれた。この女性2人が調理&接客係として店を切り盛りしてた。



壁には、メニューが貼られてた。テーブルの上にも年季の入ったメニューがあった。

 

メニューから、いのしし鍋(1人前¥¥1800)に惹かれつつも、天然キノコみそけんちん¥400、特製じねんじょ山芋天ぷら¥900、特製猪そば¥1300、特製昇庵そば(冷)¥1000を注文した。



最初に漬物(自家製たくあん)が運ばれてきた。


 天然キノコみそけんちん ¥400

けんちん汁は、普通のお椀によそってあった。

人参、キノコ、れんこん、わかめ、長ねぎ入りで、肉は入っていなかったけれど、肉系の油分と風味が感じられて、意表な材料で作ってあるにもかかわらず、意外にまろやかで風味豊かなだったので、驚いた。


 特製じねんじょ山芋天ぷら ¥900

じねんじょの天ぷらは5ヶ入り。
うち2ヶは、海苔で巻いてあって、磯辺揚げ風で、+春菊の天ぷらが付いてた。もっちりとした粘りがいかにも自然薯らしい食感の天ぷらだった。


 特製猪そば ¥1300

野生の猪を食べるのは初めて。特製猪そばは、黒い丼に入ってた。

濃い色のつゆが、たっぷり縁まではってあって、猪肉、烏骨鶏の卵、なると、わかめ、ねぎがトッピングされてた。

猪肉は、醤油&砂糖の下味が付いてて、にんにくっぽい風味が感じられた。筋肉質なのか、肉は締まってて固かった。

コクのある烏骨鶏の卵が、少し甘めの田舎風のつゆと馴染んで、素朴で地味豊かなそばだった。


 特製昇庵そば(冷) ¥1000

特製昇庵そばは、開店当初からのおすすめメニュー。すりおろした自然薯、烏骨鶏の卵が添えてあるそばで、冷or温か選べる。

平たい形の色白のそばは、形がきれいに揃っていて、つるつるしてて、食べやすかった。

自然薯は、一部分を箸で挟んで持ち上げると、芋全体が一塊になって持ち上がるほど粘りがあった。これに、+烏骨鶏(鶏卵より少し小ぶりの大きさ)を、数回に分けて混ぜ、甘めのそばつゆを絡めながら食べた。

自然薯、烏骨鶏の卵栄養価が高い食材として珍重されてきた品。それを一度に味わえる贅沢なそばって感じ。

食べてる間に、60代位の日に焼けた細身の男性が店の中に入ってきた。この山歩きしてたような田舎のおじさんが、店主だった。カウンター席に座ると、くつろいだ様子で、店の女性陣と話をしながら昼食を食べ始めた。こちらにも、”どっから来たの?”とか、昇庵そばは店主が日本で始めて考案したとか、気さくに話しかけてきた。

ジビエ料理らしい、飾らない素朴さに、自然の恵みを感じる。つくばの近くにこういう場所もあるんだなあ、と実感できる面白い店。

■手打そば『昇庵(しょうあん)』
 茨城県石岡市柿岡2031-2
 電話:0299-43-3131
 営業時間:11:00〜20:00
 定休日:火曜日

応援クリック、お願いします♪ → ブログバナー4


大きな地図で見る