石岡市中心部から北西6kmにある蕎麦店。

板張りされた玄関まわりは、茶色でまとめられてて、男性的。職人気質的な印象をうけるが、建物は古めかしくはない。

幟や貼り紙などが一切なくて、通の人向きの感じ。≫人気blogランキング



県道(7号)沿いに松下電工などの工場が建ち並ぶエリアを通り、石岡変電所を過ぎた所で、北に折れて医師会病院を目指して600m程行くとある。

市街地を抜けて行った先には、意外にも、背景の雑木林にはぐくまれるようにして、古めかしさを装った地味な店がしっとりと建ってる。

建物前が、駐車場で10台分くらい止められそう。

茶色の暖簾をくぐって入ると、縦長の店内は、右手が厨房になってて、通路を挟んだ左手には、テーブル席(4人用×2)&小上がり(4人卓×2)になってた。



テーブル&小上がりには、黒のテーブル&椅子が配置してあって、障子戸を通して光が差し込んでて、きりっと上品な雰囲気。



奧にお座敷(2部屋に4人用×3つ)があり、膝丈くらいまでが板壁になってて、塗りの卓と合わせて、風景画なども飾ってあって、柔らかで落ち着ける雰囲気。

入ると、すぐにいらっしゃいませ、接客係の40代位の女性が迎えてくれて、空いてる席に案内してくれた。

厨房には、ごま塩頭を短めにカットした 40〜50代位の硬派な感じの男性が働いてて、この人が店主のよう。

店内には、ジャズがかかってて、つくば近郊のおしゃれな蕎麦には欠かせない要素のよう。

店内は終日禁煙とのことで、空気のよどみはなく、ごま油の香り(天ぷら油のよう)がほんのり漂っていた。

 

メニューから、釜揚そばがき¥1050、つけ鴨せいろ¥1260、天ぷらせいろ¥1365を注文した。

うずめそば、かに玉あんかけそば、キムチ鍋焼きうどんなど、ちょっと珍しいメニューがあった。



 つけ鴨せいろ¥1260

つけ鴨せいろは、半月盆に、そば、鴨汁、薬味がのっていた。

お弁当箱のような楕円形の器に、更科のような色白の極細打ちされたそばが、よそってあった。蕎麦は、香りが軽めで、長さがちゃんとあって、のどごしよく食べられた。

丼に入った鴨汁は、大きめの鴨肉(皮のない赤身の部分)3つ、縦切りされた長ねぎ、柚子がはいっていて、仕上げに山椒がふりかけてあった。鴨肉は、加熱しすぎてなくて、柔らかくて鴨肉らしい味だった。長ねぎor鴨肉を、油で調理してからつけ汁に入れたみたいで、鴨肉以外の油っぽさが感じられた。

薬味として、きれいに薄切りされた長ねぎが、きれいにこんもり添えられてた。長ねぎは、水にさらした後、水っぽくなく、ひからびないよう上手に水切りしてあって、風味が上品だった。


 天ぷらせいろ ¥1365

天ぷらせいろは、天ぷら&天つゆ・そばつゆ&器・薬味がのった半月盆と、楕円形の器にもられた極細そばが一緒に運ばれてきた。

そばつゆは、どっしりとした甘みのある醤油とのバランスが良く、そばとの相性が良かった。

天ぷらは、海老、きす、エリンギ、かぼちゃ、さつまいも、なす、ししとう、冬瓜(or大根?)の8種盛りでボリュームたっぷりだった。色白の衣だったが、ふわりとごま油の香りがして、ちょっとコクのある天ぷらだった。


 釜揚そばがき ¥1050

そばがきは、湯を張った桶の中に丸みを帯びた1/4球型(お玉の半分の形)のそばがきが、器の内周に沿って5コそっと沈んでて、のり(1/4切)5枚、わさび、しょうが、長ねぎが添えてあった。

これをテーブル上にあった、生醤油で食べる。

そばがきは、湯の中から揚げると、しっとり水分を含んでる。箸で、切り分けて食べると、粒子の細かいそば粉を用いてるせいか、なめらかで、ふっくらもっちりしてて、やさしいそばの香りが感じられる。

市街地から離れた場所で、粋な造りで隠れ家的な店。あまり細くない麺で素朴さがただよう蕎麦が、食べたという実感があるので好きな私の個人的な趣味とは異なるが、色白の極細打ちで上品で洗練された蕎麦を都会的におしゃれに食べたい人に向きそう。

■蕎麦きり『萌道庵』
 茨城県石岡市石岡10527-16
 営業時間:11:30〜17:00(土日祝は夜も営業)
 定休日:月・火曜日

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