西大通り沿いにある韓国料理店。2005年にオープンした。隣のパチンコ店(といっても随分離れてるけど、、、)の駐車場の一画にある赤茶っぽい色の平屋の建物。

店主の韓国人女性(日本在住が15年以上)の受け継いだおふくろの味(祖母の味)の料理が食べられる。

「大長今」「ホジュン」「商道」など韓国ドラマにどっぷりはまってしまい、韓国料理は身近になった私はつい行ってみた。≫人気blogランキング




駐車場は、玄関脇に10台分くらい。ここは以前、景圓(キョンウォン)だった店舗。

入ると、左手は小上がり(4人くらい×3)とテーブル席(4人くらい×3)のある3方向窓に囲まれた明るい部屋になっていた。使い込んだ古道具っぽい調度品が家庭的な雰囲気、窓越しに西大通りの風景がよく見える。

右手にはレジと(その奥は客席から見えないように仕切ってある)厨房になっていて、まっすぐ進んでいくと、(右手の部屋とは少し隔てたように)ちょっと奥まった感じで窓に面したカウンター席が設けられてた。

20代位の細身の女性に迎えられて、空いてる席に座った。この女性、折り目正しいけれど親しすぎない物腰がいささか素っ気ない感じの対応で、足に流行のカラフルなクロックスをつっかけてて、そんなところに家族経営的ならではのラフな雰囲気を感じた。

座って一息つくと、ちょっとクシャクシャ気味になったランチメニューを持ってきてくれた。



ちょっと考えて、昼の味噌チゲ定食¥890とサムゲタン定食¥1500を注文した。


 昼の味噌チゲ定食 ¥890

味噌チゲ定食は、ごはん、味噌チゲ、小鉢4つ、キムチ、韓国海苔がシルバーの給食っぽいトレイに載っていた。

味噌チゲは、韓国土鍋(トゥッペギ)に入っていて、沸騰していた。味噌チゲを満喫しようと思っていたが、ドラマで見た味噌チゲの鍋はずっと大きかったと思ってしまった。

気を取り直してチゲを食べはじめる。
小松菜、あさり、しいたけ、ズッキーニなどの入ったスープは、唐辛子パウダーが入ってて少し辛いけれど、味付けが日本の味噌っぽくて、まるでみそ汁みたいだった。馴染みのある味で食べやすかったけれど、もっと韓国風のチゲの期待もあった。

半分はスープとして、もう半分にはドラマで皆がしていたようにごはんを入れて食べる予定だったが、スープの量も少なかったし、ごはんを入れると日本のみそ汁かけごはんみたいになりそうだったので、入れなかった。

小鉢は、かぼちゃのチヂミ、小松菜のゴマ和え、牛肉の煮物などで、韓国のおふくろの味って感じの料理だった。

キムチは、以前LALAガーデンで購入した時とおなじように、塩分が強めのキムチだった。この店の自家製キムチは、LALAガーデン1階のプルシェの漬物売場でも販売されてる。

メイン料理のない定食のような感じもしたが、韓国のマナーにのっとって、ごはんもチゲも食器を持ち上げないようにして、箸(金属製じゃなかった)とスプーンの部分が少し浅くなってるスッカラ(韓国のスプーン)で食べた。



 サムゲタン定食 ¥1500

サムゲタン定食は、サンゲタン、ごはん(豆ごはん)、小鉢1つ、キムチが木製トレに載っていた。

豆ごはんは、赤ワインみたいなポリフェノール色をしてて、かための豆が日本の赤飯より存在感があった。

ぐつぐつ煮えたぎった状態で出されたサンゲタンは、大きめトゥッペギに入っていた。味噌チゲと比べると小鉢は少ないけれど、鶏肉がたっぷり入ってて豪華な感じ。

トゥッペギの中には、鶏肉(煮込んで形が崩れてる)、なつめ、朝鮮人参が入っていた。米類は入ってなかったので、とろみのないスープは、味付けがとても控えめで、いかにも薬膳スープって感じ。添えてあった小皿のネギ、こしょう、塩で自分好みに味を調整しながら食べた。

朝鮮(高麗)人参は韓国の歴史ドラマによく出てくる。ドラマのおかげで知識が豊富になってしまったので解説すると、

朝鮮人参は、加工方法で「紅参(ホンサム)」「白参(ペクサム)」「水参(スサム)」に分けられる。

◆朝鮮人参
 ウコギ科ニンジン属の植物
 西暦500年頃、中国の東北部から朝鮮半島の北部地帯で
 発見された(今でも主産地はこの地帯)
 有効成分の主なものは、サポニン(ジンセノサイド)で、
 免疫力を高め、疲労回復効果があり、万能の生薬・不老
 長寿の霊薬と言われてる
 現在は栽培品がほとんど
 4〜6年栽培の後、畑から掘り出す
 (7年目からは病気になったり腐りやすい)
 最も貴重なのは、サポニンの含有量が多い6年根
 土壌の栄養分を全部吸収するため、収穫後10~15年間は、
 同じ畑で栽培することができない
 「人参」は畑で栽培された物、「山参」は山に生えていた天然物

・紅参(=ホンサム)高級品
 6年根の水参を外皮をむかず、蒸す→天日干しの工程を何回も
 繰り返して乾燥させたもの(工程の繰り返しでサポニン増える)
 赤褐色で固い、長期保存可能
 多種類30種以上のサポニンをバランスよく含有(サポニンの量
 が最も多い)

・白参(=ペクサム)
 4〜5年根の皮をはいで乾燥させたもの
 薄黄色
 (サポニンは表皮部分に多く含まれる)
 20数種のサポニンを含んでる

・水参(=スサム)
 畑から収穫した生人参
 料理に使われる
 最も安価(100gで1000円位〜)

この店のサムゲタンの鍋の中から朝鮮人参を箸で持ち上げてみると、水水しさから、水参って感じ。水参と呼ばれてる生人参ためか、たっぷり1本分位入っていた。しっかり薬膳を食べたという気持ちになれた。

サムゲタンは、圧力鍋で煮ると自宅でも作りやすいとのこと。栗、にんにく、松の実などを入れることがよくあるが、この店のは見あたらなくて、そのせいかあっさり風味のサムゲタンだった。



コーヒーも付いてて、優雅にランチを楽しめた。

韓国も、日本と同じように家々によって、味付けが濃かったり、薄かったり、それぞれの家の特徴があるみたい。店主が日本在住が長いせいか、雰囲気も料理も日本の家庭料理に近い感じで、気軽に行けそう。

■『白飯家』
 茨城県つくば市西平塚265-1
 電話:029-860-2200
 営業時間:11:00〜22:30、ランチタイムは11:00〜15:00
 定休日:毎週木曜・第3水曜

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