旧八郷町の北部の蕎麦店。

石岡市そば食べ歩きシリーズ第4弾は、とうふも自信作のそば店。

ウェブでうわさの高いので行ってみた。≫人気blogランキング

フルーツライン沿いにあるので、すぐ店は見つかった。恋瀬交差点を過ぎてすぐの西沿いに“十割そば”の幟が立ってた。

道中、ロードレーサー数組とすれ違ったが、全力で自転車を漕いでた。見通しもいいし、信号機も少ないのどかなところだからだろう。また、ふと見上げた空には風に乗って漂うパラグライダーも見えたりして、退屈すろことはなかった。



店の裏手の駐車場から北を眺めると、のどかな景色が見える。つくばとは雰囲気がまったく違うのでまるで遠くに来たような気がする。この辺りは、八郷盆地と呼ばれる小高い(標高200〜500m)山や峠に囲まれた地域で、段差のある丘陵風景が視野いっぱいに広がってる。朝日峠を降りた所よりいっそう長閑な感じ。



平屋の建物は、まだ新しいみたい(築2〜3年位?)だが、腰高までが戸板の造りになってて、素朴で懐かしさも感じられる。

すぐ脇に、壁に「葯局」と表示された別棟(ここが住まいのよう)が建ってて、この裏手の空き地が駐車場で、8台くらいは止められそう。

長閑な景色と用水路(水門)の水音を体感しながら、2つの建物の周囲を半周するように玄関まで歩いた。



暖簾をくぐって扉を開けると、一般家庭の玄関みたいになってた。
店の人の姿がみえなかったので「こんにちは」と声をかけると、奥から「どうぞ」という返事が返ってきた。ここで靴を脱いで(棚に収納し)店内に上がった。





店内は、横長の形。玄関から右方にまっすぐ廊下が延びてて、この廊下を進んでいくと、左手に厨房、右手の8畳×2間の和室が客席になってて、4人卓×6が配置されてた。



空いてる席に座ってメニューを見た。
窓からは、長閑な景色の中に点在する民家が見えて、今までのそば店とはまた違った趣。






そばがき¥600、つけしゃも¥1300、しげふじセット¥1500(限定10食)を、接客してくれた60代位の上品でてきぱきした女性に注文した。

厨房にいた、60代位の柄布を頭にかぶって作業してた男性が店主のよう。夫婦で切り盛りしてるみたい。


 そばがき ¥600

そばがきは、2つの鉢に分けてよそってあった。透明感のある弾力もむっちりしたそばがきは、2つの味(柚子味噌、ワサビ醤油)でしっかり楽しめた。


 天ぷら ¥500

天ぷら(海老2ヶ、しいたけ、かぼちゃ、いんげん)は、油ぎれよく、サクッと揚がっていた。


 つけしゃも ¥1300

つけ汁は、八郷産の軍鶏肉を使い、長ネギ(縦切り)、三つ葉が入っていて、濃いめの味付け。肉&皮は、鶏肉と同じように見えたが、食べてみると肉質ややかためで、汁表面にたっぷり油分が浮いていて、野生的なコクが感じられた。



 しげふじセット ¥1500(限定10食)

しげふじセットは、先に、とうふ(冷)、おぼろ豆腐(温)、おから、大根おろし、漬物、そばつゆが運ばれてきた。

おぼろ豆腐は、作りたてっぽい温かい気泡含んだフワフワした豆腐で、口いっぱいにやわらかな甘みが広ったので、醤油なしで食べて甘みを堪能した。

冷たい豆腐は水切りしてあって、密度ある食感が楽しめた。

おからは、通常のおからとは全然違って、粗挽きした豆の形が残っているおからだった。大豆の食感と味が感じられて、おから=豆だったんだって実感できた。

すぐ後から運ばれてきたそばは、粗挽き十割そばだった。黒い粒子のある表面がざらざらしてるそばで、口に含むと香り&渋さが感じられた。

八郷の水を使ってるようで、素材の味が濃厚に生き生き感じれられた。


 そば湯

そば湯は、湯飲みで運ばれてきた。


 くずきり ¥350

くずきりは、太めの平麺タイプのもので、氷水の中から取り出して黒蜜で食べた。ざらざらした十割そばを食べた直後に、吸い付くような滑らかなくずきりの食感が新鮮だった。


 しげふじシャーベット ¥250

こういう所にこういう店があるんだなあと、感心してしまった。雰囲気・味に、日本文化の甘さと渋さが感じられて、味わい深かった。豊かな自然にはぐくまれた旧八郷町の食文化を垣間見るのに重宝する店。おすすめ度は7.3。

■『とうふ そば処 しげふじ』
 茨城県石岡市太田1707-2
 電話:0299-44-3206
 営業時間:11:30〜14:00
 
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