2007年05月04日

くにさき



土浦にある天ぷら料理専門店。店主は銀座『天一』で修行した人。

つくばにも、『天一』で修行した店主の『天鈴』という有名な天ぷら店があったが、十年近く前に閉店してしまった。

機会があったので行ってみた。≫人気blogランキング



ガスト、宝島などチェーン店が建ち並ぶ旧6号通りから、細い道を西に100m程入った所にある。旧6号からの入り口は、南から行ったらわからなくて、通り過ぎてしまった…。戻って北から来ると『くにさき』の看板があった。

このあたりは住宅街で昼時のせいかとても静か。建物は和風の平屋建て。もっと大きな建物を想像してたのだが、意外にも隠れ家的雰囲気。



玄関扉を開けて中に入ると、四角い店内に、厨房を囲んでコの字の朱塗りのカウンター(14席)がドーンとあった。席はこれだけみたい。客はみんな、揚げたてを食べられるようになってるらしい。

正面中央の壁(厨房内の壁)には、メニュー札(価格記載なし)がかかっていて、その左手側のガラスの中には、赤鬼の面?(天狗かと思ったが、頭に角があったので)が仰々しく飾ってあった。

カウンターには、人数分の半月盆がセッティングされてて、高級で落ち着いた雰囲気。


 昼メニュー


 夜メニュー

30代位の女性従業員が、お茶とメニューを持ってきてくれた。カウンター内には、60歳位の眼鏡をかけた小柄な感じの細身の男性がいて、この人が店主のよう。(昼は、店主と女性1人で切り盛りしてるみたい。)

昼メニューを見ると、一番安いのが天丼で¥1785。せっかく来たのだから、お好みも追加することにして、まずは、あやめコース¥2415と天重¥2310を注文。

すると店主は、カウンター内の厨房と(客には見えない)奥の厨房とを行ったりきたりして、材料などの準備をしながら、目の前で調理を始めた。

少しかがんで、生卵を片手で割って、泡立て器で手早く撹拌したりと、忙しそうだった。慌ただしく作業しながらも、独りでつぶやいたり、客に話しかけたりと、割とおしゃべり好きみたい。

カウンター内の厨房は、床高が客席側より少し低くなってるよう。そのせいか、水場、冷蔵庫と、店主があちこち移動しながら作業してても、あまり気にならなかった。

揚げ油は、カウンター内の2カ所(1m位離れて並んでる)にあった。(客側に油がはねないよう、ステンレス製の覆いがかかっていて、揚げてる手元は見えなかった。)揚げる材料によって、使い分けてるみたい。

天ぷらは、揚げはじめたら早い、と店主に言われた。衣に材料をくぐらせ、油に投入して、揚げはじめたと思ったら、すぐに料理がでてきた。

先に、えび、あなご、かき揚げなどが揚がったが、トレイに載せて、奥にある厨房の方に運んでいった…。不思議に思ってたら、あやめコースの天ぷらが揚がって、カウンターに出てくるのとほぼ同時位に、接客係の女性が天重を運んできてくれた。

(先に揚がった天ぷらは、天重用ので、タイミングを合わせるため、先に揚げたのかも)

あやめコースの天ぷらが、次々と揚がってカウンターに出てきた。

◆あやめコース ¥2415

 えび

あやめコースのえびは、水槽で泳いでるえびではなかった。

揚げ油には、ごま油が入ってるみたい。
衣は少し濃い色で揚がっていて、口に入れるとふわっとごま油の香りが感じられた。


 きす


 小なす


 小あゆ&いか

いかは身厚なタイプにものだった。青しそで包んで揚げてあって、見た目にきれいだし、さわやかに食べられた。


 ししとう


 れんこん

土浦名産のれんこんは、ほっくり揚がっていた。


 あなご

半分に切ってあって、食べやすかった。


 天重 ¥2310
 えび2,魚1,野菜2,かき揚げ1,吸物,漬物

天重は、ご飯の上に、たっぷり天ぷらが載っていて、見た目以上にボリュームがあった。お吸物は、湯葉とかまぼこ入りで、醤油味の効いたものだった。漬物は2種添えてあって、細切り大根の漬物は、小高く盛られてて、老舗っぽさが感じられた。

お好みは、メニューには時価とだけ書いてあっが、値段は聞かず、気儘に頼んでみた。

◆おこのみ



 うに (¥3400) 下は断面を撮ったもの。

うにの天ぷらとは珍しい。この店の名物らしい。

たっぷりの生ウニをのりで巻いて揚げてあって、生ワサビが添えてあった。あとで値段を聞いてちょっと驚いた。

用いてたウニは大ぶりのものだった。ウニの天ぷらは揚げるのが難しいとのこと(店主談)。


 車えび (¥1400)

車えびは、注文受けてから、店主がカウンター内の厨房の壁際にある水槽の中にいる海老を捕まえて、下ごしらえしてから揚げていた。活きてる海老って、身と殻がしっかりくっついてるみたいで、少しむきにくそうだった。

車えびは、頭と胴体を分けて揚げてあった。頭は時間をかけて、じっくり揚げていたみたいでしっかりパリパリと揚がっていて、そのまま全部食べられた。


 いか 


 玉ねぎ

一緒に注文した帆立かと思うくらい、かわいいサイズの玉ねぎだった。


 アスパラ

アスパラは鮮やかな緑色に、衣はこんがり揚がっていた。

店主は、柔らかく対応してくれたが、しっかり頑固さも持ってる感じ。

食べはじめは、ふわっと感じられたごま油の風味が、食べ進むにつれて、少し重く感じた。見た目より、ごま油の風味は濃厚のよう。

落ち着いた雰囲気の中で、揚げたて熱々の天ぷらが味わえる。席数が限られてるので、食べてる時の高級感もまた格別かも!?

■『くにさき』
 茨城県土浦市永国981-3
 電話:029-823-2822
 営業:11:30〜14:00,17:30〜21:30
 定休日:日曜

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天ぷら | ■土浦市

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コメント一覧

1. Posted by 筑波太郎   2007年05月06日 16:55
5 ここのご主人軽やかなフットワークで移動しますよね。

客への対応が低姿勢なのでこちらが恐縮してしまいます。
2. Posted by uno   2007年05月07日 09:00
4 そうですね。

天鈴の店主はきむずかしかったといううわさですが。
3. Posted by suzuten   2007年06月23日 18:06
3 私は松代の方にあった天鈴が好きでした。天鈴がなくなって外国から来たお客さんに天ぷらをごちそうするために「くにさき」へ行ったことがありますが、店主はとてもよい人だと思いました。少人数のお客さんに揚げたてを振る舞ってくれるやり方も天鈴と同じで気に入りました。ただ、天ぷらそのものにはやや不満です。値段は十分高いと思いますが、材料や天ぷらの出来は全く普通で私には割高に感じました。是非もっと高いレベルを目指してほしいと思います。
4. Posted by uno   2007年06月26日 06:41
3 天鈴は行ったことがないのですが、くにさきの店主は気さくな人ですね。
もう少し値段がお手頃になればもっといいですね。

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つくば中心のグルメな食べ歩き情報、茨城のそば、新潟ランチなど

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 女性,つくば在住十数年 
「つくばランチ食べ歩き」
 のHPを2000年から始め、
 記事を書いた飲食店は  
 600店以上。著書として
 食べ歩きガイドブック
 『つくばランチ完全 
 マニュアル2006』(完売)
 がある。